言語処理学会では30周年特別記念企画として言語処理技術セミナー2025-3 「社会応用のための言語処理」を下記の要領で開催します.
社会応用を見据えた言語処理について基礎から学べる本セミナーでは,Google Colab による演習を交えた実践的なセミナーを予定しています.学生の皆さまをはじめ,多くの方のご参加をお待ちしております.
学生の方は,言語処理学会会員・非会員に関わらず会費は無料です.言語処理技術の社会応用を広く学べる良い機会ですので,ぜひご参加ください.
木村泰知 先生(小樽商科大学)
坂地泰紀 先生(北海道大学)
更新情報
開催概要を掲載しました(2025/10/2)
2025年11月29日(土)13:00~17:00
会場:TKP 東京駅カンファレンスセンター
https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-tokyoeki-central/
(オンライン配信はございません.)
参加申し込み
https://forms.gle/EWw1vyvbfvTCfK359
にて参加受付を受け付けます.一部のセッションのみの参加も可能です.申込締切は11/13(木)です.
参加費
言語処理学会会員
学生会員・正会員・シニア会員・賛助会員(3名まで):無料
言語処理学会非会員
学生:無料
一般:15,000円(税込)
※今回新たに会員に申し込みをされた場合でも会員価格(聴講無料)が適用されます.言語処理学会の年会費は正会員8,000円です.参加申し込みの締切日までに言語処理学会の年会費の入金が確認でき,入会手続きが完了した方が対象です.言語処理学会へはこちらから入会できます.
※言語処理学会賛助会員所属の方は3名まで無料でご参加いただけます.
※言語処理学会会員, および, 非会員(学生)は, 参加費は無料ですが参加申し込みが必要です.
参加費のお支払い方法(言語処理学会非会員 一般の方のみ)
振込取扱票は1枚につき, 1名様分の送金にご利用ください.
振込取扱票の通信欄には, 以下の2点を必ず明記してください.
(1)参加者氏名
(2)所属機関名
送金手数料は申込者がご負担くださいますようお願いいたします.
振込口座は以下の通りです.
口座番号:00940-9-324358
加入者名:言語処理技術セミナー
なお, 銀行振込として, インターネットバンキング等から, 下記の口座宛にお支払いいただくことも可能です.
その際は必ず, 振込人と参加者氏名を一致させてください.
難しい場合は, 別途入金通知(日付と金額, 参加者氏名)を下記問合せ窓口(中西印刷)までご送付いただきますようお願いいたします.
銀行名:ゆうちょ銀行
支店名:〇九九(ゼロキュウキュウ)店
預金種別:当座
口座番号:0324358
口座名義:言語処理技術セミナー
ゲンゴショリギジュツセミナー
なお, お申込み後にキャンセルされます場合は, 参加申し込みの締切日までに下記問合せ窓口(nlpseminar@nacos.com)までお知らせください.
13:00-13:10 オープニング
13:10-14:50 「社会応用のための言語処理(前半)〜 国や自治体が公開している文書の活用 〜」
木村泰知 先生(小樽商科大学)
中休み
15:10-16:50 「社会応用のための言語処理(後半)~金融・経済テキストからの因果関係抽出~」
坂地泰紀 先生(北海道大学)
16:50-17:00 クロージング
「社会応用のための言語処理(前半)〜 国や自治体が公開している文書の活用 〜」
木村泰知 先生(小樽商科大学)
近年、自然言語処理(NLP)の応用範囲は急速に拡大しており、政治学・経済学・社会言語学といった境界領域におけるニーズが高まっています。
本セミナーでは、特に社会的に重要な公開テキストを対象とした言語処理の実践的アプローチを紹介します。
具体的には、政治分野の国会・地方議会会議録、金融分野のEDINETデータといった公開テキストを取り上げ、そこに含まれる文章や表の処理について解説します。
また、公開されている文書を対象として、Google Colab を用いた社会応用のための言語処理を体験してもらいます。
略歴:小樽商科大学商学部社会情報学科教授。2004年に北海道大学で博士(工学)を取得。2005年に小樽商科大学助教授、2007年に准教授を経て、2018年より現職。専門は国や自治体の公開文書を対象とした言語処理。
「社会応用のための言語処理(後半)~金融・経済テキストからの因果関係抽出~」
坂地泰紀 先生(北海道大学)
私は金融・経済テキストを対象にした研究を長年続けてきました。因果関係抽出は2008年にニューヨーク大学にいらっしゃった関根聡先生の元で始めた研究でした。その後、2013年に成蹊大学の酒井浩之先生の研究室で、この研究を発展させ、新聞記事からだけではなく、決算短信も対応可能にしました。さらに、2017年からは東京大学の和泉潔先生の研究室で、因果関係抽出の言語モデル対応や因果チェーンの構築などに取り組みました。そして、2023年からは北海道大学にて野田五十樹先生と同じ研究室で、研究を進めておりますが、未だに因果関係抽出の研究を続けております。17年ほど研究をしてきましたが、因果関係抽出は色あせることなく、金融・経済だけではなく製造業をはじめとする他の様々な分野からも注目されております。本セミナーでは、この研究について紹介し、Colabを用いて「社会応用のための言語処理(前半)」で準備したテキストから因果関係抽出を体験して頂きます。
略歴:2012年3月豊橋技術科学大学大学院工学研究科博士課程修了:博士(工学)。同年4月より2013年9月まで株式会社ドワンゴ勤務。2013年9月より成蹊大学理工学部 助教。2017年4月より東京大学大学院工学系研究科 助教。2018年4月より東京大学大学院工学系研究科 特任講師。2023年11月より北海道大学大学院情報科学研究院 准教授。専門は自然言語処理で、主にテキストマイニングに関する研究に従事。
実行委員長:小町守(一橋大学)
実行委員:石井雄隆(千葉大学)
馬緤美穂(LINEヤフー株式会社)
山岸駿秀(株式会社マネーフォワード)
吉田光男(筑波大学)
中西印刷㈱ 言語処理技術セミナー担当 <nlpseminar@nacos.com>