2014

2014年度の記録

第32回 2014年12月16日(火) 17:00-18:30 @ 名古屋大学工学部IB電子情報館中棟IB013教室

4研究室合同 学生による研究紹介

    • 外山研究室(7名)

        • 李 寧:対訳資源が少ない言語間における対訳語抽出

        • 岡田 浩平:統計的機械翻訳に基づく「法令のあらまし」の日英翻訳

        • 河地 玄:法情報の多国間共有を目的とした文書構造化手法の検討

        • 坂本 聡美:多言語法令ターミノロジーの構築

        • 小酒井 款雄:翻訳メモリと統計的機械翻訳の併用手法の検討

        • 東雲 智史:法令文の可読性に関する定量的分析

        • 水尻 隼人:法令文の並列構造解析に関する研究

    • 松原G(5名)

        • 吉田 和史:係り受け解析との同時実行に基づく日本語文の語順整序

        • 井上 慧:議事録コンテンツからの課題発言の自動抽出

        • 河合 翔太:議事録コンテンツを用いた次の発表のアウトラインの自動生成

        • 安藤 聡志:議事録閲覧支援のための議論のクラスタリング

        • 鈴木 寛大:半構造データマイニングを用いた構文木コーパスの誤り訂正

    • 佐々木研究室(8名)

        • 藤谷 宣典:隠れ状態を用いたホテルレビューのレーティング予測

        • 大竹 翔馬:評判分析における文のカテゴリと極性の度合いの推定

        • 牧瀬 晃太:CRFによる回答候補抽出の学習

        • 増田 和浩:SVMを用いた機械加工文書からの分野モデル構築

        • 鈴木 遼司:交通法規問題のSPARQLクエリへの変換

        • 河辺 一仁:交通オントロジーの半自動拡張のための用語抽出

        • 森 洸樹:単語位置情報を付加したニューラル言語モデルによる英語穴埋め問題の解法

        • 小野 正貴:辞書と文脈情報を用いた対義語モデルの学習

    • 佐藤・松崎研(9名)

        • 近藤 秀:結合度による意味段落の認定

        • 神谷 翼:自然言語で書かれた確率問題の自動解法

        • 刀山 将大:人物像を感じさせる表現の調査

        • 森 祐介:接続表現を用いたセンター試験『国語』の小説傍線部問題の解答システム

        • 大塚 嗣巳:対話を通じた情報獲得のための期待効用に基づく質問選択

        • 服部 昇平:表層類似度に基づく日本語テキスト含意認識とその応用

        • 堀田 尚希:音声対話システムにおける発話の誤分割修復法とその高性能化

        • 水野 壮:音声対話ロボットにおける音響情報と話者位置情報を用いた笑いの検出

        • 藤巻 寛継:データベース検索型対話システムにおける未知語のタイプ推定

参加者:45名

第31回 2014年11月26日(水) 17:00-18:30 @ 名古屋大学工学部IB電子情報館中棟IB013教室

大学入試センター試験社会科の自動解答と基盤システム

発表者:狩野 芳伸(静岡大学)

大学入試社会科の自動解答を行い高得点を目指すということは、自然言語処理の多様な技術要素を同時に必要とする。 我々が構築した解答器は他分野への応用が容易であると共に、我々の構築してきた自然言語処理の自動実行基盤システム Kachako に統合されている。 本発表では「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトに参加した我々の解答器と基盤システムについて説明し、応用の可能性を議論する。

参加者:24名

第30回 2014年10月29日(水) 17:00-18:30 @ 名古屋大学工学部IB電子情報館中棟IB013教室

テキスト中の数値情報マイニング

吉田稔(徳島大学)

アブストラクト:

テキスト中に現れる数値表現を、単なる数字列ではなく、意味のある数値として取り扱うための研究について紹介する。具体的には、与えられたコーパスからの数値を含む特徴的な表現の抽出や、数値を含むクエリを用いた検索を、接尾辞配列を用いて高速に実現するシステムの紹介を行うとともに、その自然言語処理への応用可能性について議論したい。

参加者:25名

第29回 2014年7月9日(水) 17:00-18:30 @ 名古屋大学工学部IB電子情報館中棟IB013教室

日本語述語項構造解析とその周辺

平博順(大阪工業大学)

アブストラクト:

日本語の述語項構造解析は、文内の解析だけでなく、ゼロ照応、外界照応などの解析が必要であり、複雑に絡み合った問題を同時に解く必要がある。平が取り組んできた、解析技術の研究を中心に近年のこの分野での取り組みについて述べる。また、時間があれば、統計翻訳における述語項構造解析の利用や、テキスト含意認識など、述語項構造解析周辺の話題についても触れる。

参加者:26名

第28回 2014年6月18日(水) 17:00-18:30 @ 名古屋大学工学部IB電子情報館中棟IB013教室

理想的な述語項構造解析器の出力結果とは(述語項構造アノテーションの現状を踏まえて)

松林優一郎(東北大学)

アブストラクト:

日本語の述語項構造付きコーパスは、形態素解析や係り受け解析の場合と同様にその解析技術の発展に大きく貢献した。一方で、コーパスの作業者間一致率や定性的な分析からは、既存のアノテーション仕様に未だ改善の余地があることが分かる。本発表では、我々が昨年行った既存コーパスの仕様に関する分析で判明した現状のアノテーションスキーマが抱えている問題点を紹介しつつ、述語項構造解析とその周辺を取り巻くその他の解析技術との依存関係や問題の切り分けかたについて議論したい。

参加者:26名

第27回 2014年4月30日(水) 17:00-18:30 @ 名古屋大学工学部IB電子情報館中棟IB013教室

NTT研究所における自然言語処理研究 - ゼロ代名詞照応解析と機械翻訳 -

中岩 浩巳(名古屋大学)

アブストラクト:

3月末まで27年間所属したNTT研究所で中岩が行った研究について概説する。 また、NTTで行われている最近の研究動向も紹介する。

参加者:29名