卒業論文指導
私の研究室で卒論を書きたいと考えている学生は、このページを参考にしてください。また、大学院希望学生は英語のHPを参照してください。
卒業論文指導にあたり
私の研究内容は国際金融論、金融ファイナンス、計量経済学です。左記の研究分野以外の研究テーマでも統計データを駆使した卒論であれば指導可能。
基本的に「自由主義」ですので、興味のある分野を自発的に学ぶことができる学生を募集します。「自由主義」とは、まず学生が研究内容、方向性、手法を考えるということです。諸問題に対しまず学生自ら考え解答を見つける過程を経験することを当ゼミでは重要視しています。「自由主義」=「放任主義」ではないので誤解しないでください。
卒論には学生の興味のあるテーマを決めることを推薦します。その結果、学生によりテーマ異なりますが、ゼミ生は全員統計学・計量経済学および数値計算に必要なプログラミングを学ぶことになります。他のゼミ生と協力しながら学んでいく形式を採用しているため、他人との協調性は不可欠です。
また、下記の「1年間の流れ」にも記してありますが、卒論は一夜漬けで書くことはできません。そのため、「こつこつ」学び、多忙なスケジュールの中でも自己管理ができ、卒論を進めてることができる学生が本ゼミの精神と合っていると思います。締切日は厳守。
論文指導方法
研究の進展により指導方法は多少変わりますが、一般的に次の通りです。研究が進展すると個別指導が多くなり、レポートまたは論文として書いた物に対しコメントすることが中心となります。
春休み(個別指導)
1学期(週一回のゼミ)
夏休み(個別指導)
2学期(週一回のゼミ)
1年間の流れ
情報・データ収集(4月初旬に研究プロポーザル発表)
基礎力向上:計量経済学、プログラミングの習得(1学期、週一回ゼミ)
卒論の一番重要な部分の完成(夏休み、9月末発表)
論文初校の提出(10月末)
論文改訂・修正(11月)
指導教員に論文提出(12月1日)
研究発表準備、論文概要作成(12月)
卒論研究発表(1月)
ゼミ採用基準
第一審査:興味がある学生は、指定された期間中にメールで送って下さい。締切日は12月の社経オリエンテーションで告知します。メールに面接に不都合な日時を記すこと。
第二審査:面接を行い指導学生を決定します。その際、成績のコピーおよび研究内容の概要・背景(A42頁以内)を提出すること。
応募者が定員以上の場合、1)面接での優良者、2)成績優秀者、3)国際公共システム演習履修済者、4)金融・ファイナンスに興味がある学生、を優先。
修士・博士論文
英語のホームページを読んでください。
指導学生リスト
26年度
五十嵐早(社会工学類、学部)日本における出生率と女性の就業状態の関係についての研究(西東京市役所)
加藤恵理(社会工学類、学部)カンボジア労働市場におけるミンサー型賃金関数の適用(アズビル(株))
前川庸行(社会工学類、学部)北米天然ガス価格の変動要因の分析~在庫量を中心として(筑波大学システム情報工学研究科進学)
24、25年度
長期海外出張のため募集無
23年度
清水康成(社会工学類、学部) オリンピックが経済に与える影響について 本田開発(株)
永田裕一(社会工学類、学部) 非対称情報下における内部資金と外部資金の関係 鹿島建設(株)
22年度
陶旭明(社会工学類、学部) ディフォルト率と景気循環(General Electric-Financial Management Program)
Jin Yean(経営政策科学専攻、研究生) (早稲田大学経済研究科)
20年度
稲蔵典子(社会システムマネジメント専攻、博士) 日本経済の実証分析(日本経済研究センター)
19年度
稲蔵典子(社会システムマネジメント専攻、博士) 日本経済の実証分析(日本経済研究センター)
Su Li(社会システム工学専攻、修士) The statistical analysis of current account balances
Xiyi Chen(社会システム工学専攻) TBA
Li Guanzhu(社会システム工学専攻、研究生) Exchange rates and current accounts
小原覚(社会工学類、学部) 証券市場における情報とボラティリティ(筑波大学大学院進学)
百武みつ子(社会工学類、学部) 非貿易財における地域間価格差について-美容院のサービス価格からみる地域間価格差-(臨海セミナー)
牧田英(社会工学類、学部) 株価ティックデータによる時間効果分析(海外大学院進学)
18年度
稲蔵典子(社会システムマネジメント専攻、博士) Three essays on the Japanese financial and commodity markets(日本経済研究センター)
Radha Maharaj(受託研究者(旧称 外国人研究者))
玉井恵美(経営政策科学専攻、修士) The role of information-based tradings in the market microstructure model: evidence from the Hercules marke(日興コーディアル証券)
Hu BeiBei(経営政策科学専攻、修士) What makes IPOs underpriced?(KPMG)
Liu Ying(経営政策科学専攻、修士) The Balassa-Samuelson effect in China during the transition(Shang Dong 大学、中国)
Su Li(社会システム工学専攻、修士) The current account sustainability
稲葉興(社会工学類、学部) 日本市場における財務構造と企業の競争力の関係 (東京大学大学院経済研究科進学)
17年度
稲蔵典子(社会システムマネジメント専攻、博士) 「日本経済の実証分析」
16年度
Jennifar Alan(経営政策科学研究科、修士) A comparative study on artificail neural network with statistical time series models for prediction of financial market(東京大学大学院新領域創生科学研究科進学)
木村大門(社会工学類、学部) マクロ経済モデルとARIMAモデルによるインフレ率の予測(農林漁業金融公庫就職)
玉井恵美(社会工学類、学部) 対日直接投資の決定要因(筑波大学大学院システム情報工学研究科進学)