ティポミポ語(あるいはチポミポ語)は、音素を極力抑えようというコンセプトの下作られた言語である。
1.音韻論
ティポミポ語で使用するのは、下記の4母音4子音である。
○母音: a, i, o, u
○子音: c, p, n, m
ティポミポ語の音素は非常に少ない。そのため、1つの音素がカバーする範囲が非常に広く、多くの異音が認められる。
cは、t,k,sなど、舌を使った無声音全般を表す。
pは、p,fなど、唇を使った無声音全般を表す。
nは、n,d,zなど、舌を使った有声音全般を表す。
mは、m,vなど、唇を使った有声音全般を表す。
標準の発音
多くの異音が認められるが、基準となる発音が無いと実用に支障があると思われるので、下記のように標準の発音を定める。
c:無声後部歯茎破擦音
p:無声両唇破裂音
n:歯茎鼻音
m:両唇鼻音
2.文字
現在、専用の文字の開発が検討されている。
3.単語
単語は、トキポナの単語を変換して作ったものである。(雑。)
トキポナと異なり、多少、同音異義語があるが、実用上問題ないと見込んでこのままにしている。
4.構文規則
<sentence>:=<phrase><predicate>|<sentence><na><sentence>
<predicate>:=<nu><phrase>|<predicate><preposition><phrase>
<phrase>:=<word>|<phrase><word>|<phrase><pi><phrase>
<preposition>:=<ai>|<kaipai>|<nau>|<cama>|<ca>|<caua>
5.意味論
基本的な構成は、トキポナを引き継いでいるが、何点かの変更もある。
文の基本的な語順はSVO NA。動詞句は"nu"から始まる。目的語は"ai"から始まる。
句Aと句Bを"pi"で繋ぐことで、「BのA」という意味の句を作ることができる。
文Aと文Bを"na"繋ぐことで、「BならばAである」という意味の文になる。(条件文が後ろに来るのは、トキポナと異なるので注意。)