モヤシ語はトキポナとロジバンから大きく影響を受けている人工言語です。トキポナからは構成を最小化するという点で、ロジバンからは構文厳密にするという点で影響を受けています。
構文厳密にするために、形式的な文法はPEGで記述されています。また構成を最小化した結果、機能語のみがモヤシ語の本来語として残っている状態であり、全ての内容語は外来語として取り込むという構成になっています。
外来語は自然言語や既存の人工言語から、各々自由に取り込むことができるようになっています。別々の言語から取り込んだ語がたまたま同じになってしまい、同音異義語が発生する可能性がありますが、これについては、どの言語から取り込んだかを示す「パッケージ名」という仕組みを使って回避しています。
ただし、全ての内容語を各々取り込んでしまうと、人によって使う語彙がバラバラになってしまいます。これを緩和するために、Kegmal(種語彙, Seed words)と呼ばれる300語程度の基本語彙が定義されています。ただしこの語彙はモヤシ語の本来語ではなく外来語扱いです。
Kegmalはトキポナ、Natural Semantic Languageおよびスワデシュリストから選択されており、比較的汎用性の高い語彙が揃っています。語形は互いに語形が似ないように計算されて自動生成された語形となっています。
また、Kegmalの語彙は合成語を形成するための短い接辞形を持っており、合成語を作ることも可能です。