デジタル教科書の研究開発

本研究は、下記のデジタル教科書システムを用いて教材の閲覧データを収集し、分析・可視化することで教育・学習改善に役立てる研究を推進しています。一般的に、LMSで教材をアップし、講義を行っている大学が多いですが、デジタル教科書システムを利用することで、どの講義でどの学生がどの教材のどのページを閲覧したかの学習ログを収集することが可能となり、分析の幅が広まります。本研究では、その収集したログを用いて、教材やページ推薦をすることで学習効果を向上させる研究を行っています。

(1) デジタル教科書のスクラッチ機能の研究開発

教員が予め重要なキーワードに下記の図のようにマスク処理を行うことができます。学生側は、そのマスク処理した箇所をクリックすることで、その隠された部分を閲覧することができます。

(2) デジタル教科書の閲覧パタン解析

デジタル教科書の閲覧ログを解析することで、閲覧パタンを分類することができます。その分類した閲覧パタンと成績の関係性を分析することで、閲覧状況の重要性を議論しました。