★校長メッセージ
今年の3月は、例年よりも春を感じる日が多く、気持ちまで明るくなるような日差しが続いています。春といえば、新しいスタートの季節。日本では、古くから「春は別れと出会いの季節」と言われますが、それは単に卒業や入学があるからではなく、自然界の大きな変化とも関係しています。例えば、植物の世界では、冬の間じっと土の中でエネルギーを蓄えていた草花が、春になると一斉に芽吹き始めます。実は、木々も同じように春が来ると、根から水をぐんぐん吸い上げ、新しい葉を芽吹かせる準備をするのです。私たちの心も、まるで春を感じた植物のように、新しい挑戦や成長へ向かうエネルギーに満ちているのではないでしょうか。また、3月9日(日)からはDaylight Saving Time(夏時間)が始まり、時計の針が1時間進みます。日が長くなることで、気分もより前向きになり、活動的に過ごせるようになりますね。この変化もまた、春の訪れを感じさせてくれるものの一つです。 さて、本校もいよいよ2024年度の締めくくりの月となりました。2月には、授業参観や一日体験入園・入学など、来年度を見据えた行事が行われました。特に一日体験には、多くの方にご来校いただき、未来の可能性が広がる素晴らしい機会となりました。これからの学校生活がますます楽しみになりますね。
3月は、計3回の授業日が予定されています。3月14日には、今年度のハイライトの一つである「弁論大会」が開催されます!この大会は、単にスピーチを披露する場ではなく、生徒たちが自分の考えを深め、それを言葉にして表現する力を育む大切な機会です。テーマ選びから下書き、推敲、そして発表に至るまで、生徒たちは何週間もかけて準備を重ねてきました。毎年、生徒の皆さんのスピーチを聞いて驚かされるのは、一人ひとりが持つ独自の視点や想いの深さです。ユーモアあふれる話に笑わされたり、思わず涙ぐんでしまうような感動的なエピソードに心を打たれたりすることもあります。特に、本校の生徒たちは様々なバックグラウンドを持ち、多文化的な視点を持っているため、テーマの多様性もとても魅力的です。今年もまた、どんな発表が飛び出すのか、楽しみでなりません。この弁論大会は、中学生の保護者の皆様だけでなく、どなたでも自由に観覧できます。生徒たちの努力の結晶を、ぜひご覧ください。会場はカフェテリアです。 そして、3月22日には、修了式・卒業式が行われます。小学6年生と中学3年生の生徒たちは、この日をもって新たなステップへと進みます。また、今年度もその締めくくりとして、校歌のお披露目も予定しています。2024年度の補習校生活の集大成となるこの日、一緒に素晴らしい時間を過ごしましょう。
いよいよ3月、本年度の最終月となりました。これまでの学びの集大成を迎えるこの1カ月、生徒の皆さんには最後までしっかりと取り組み、全力を尽くしてほしいと思います。
「最後まで頑張ること」 は、次のステップへの大きな力になります。1年間積み重ねてきた努力を自信に変え、学びの仕上げをしていきましょう。先生たちも、皆さんが気持ちよく年度を終えられるよう、全力でサポートしていきます。
春の訪れを感じながら、最後の1カ月を大切に過ごし、「やりきった!」と胸を張って言える3月にしましょう!