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レイ・リァン

1972年中国の天津生まれ。中国系アメリカ人作曲家。ボストンのニューイングランド音楽院にて学士号、修士号を取得、ハーバード大学のソサエティー・オブ・フェローを経た後、同大学の博士号を取得。作曲をハリソン・バートウィッスル、ハヤ・チェルノヴィン、マリオ・ダヴィドフスキーに師事。これまでに、ニューヨーク・フィルハーモニック、マンハッタン・シンフィニエッタ、アルディッティ・カルテットをはじめとする楽団より委嘱、初演される。その作風はニューヨーク・タイムズにより「忘れがたい美しさ、そして色彩に富んでいる」と評される。2009年、アーロン・コープランド・アワードを受賞、またグッゲンハイム・フェローシップ選出。2011年ローマ賞受賞。リァンの作品はこれまでに、ニュー・ワールド、モード(共にソロCD )、テラーク、インノーヴァ、GM 各レコードレーベルによりリリースされている。2012年にはナクソスよりソロCD 発売予定。2010年~2011年にかけてウー・マン(中国琵琶)と上海カルテットの五重奏曲、スティーブン・シック(パーカッション・ソロ)、陳必先(ピアノ)と台北国楽団(台湾)のピアノ協奏曲が初演される。現在、米カリフォルニア大学(サンディエゴ校)教授並びに音楽学部長を務める。また、今年度のピューリッツァー賞の候補として最終ノミネートされている。