2016年度の国際会議及び学会等での発表状況(責任著者としての発表のみ)は以下の通りでした.
7月27〜29日 MAIREPAV8【科研】
シンガポールで開催された舗装の維持管理に関する国際会議MAIREPAV8に参加し,北海道の中規模自治体を事例に.地方自治体が管理する路面の特徴について発表しました.本研究では,幹線道路と生活道路の路面プロファイル(凹凸)を比較したところ,幹線道路の路面水準が高いことは明らかでしたが,特に,生活道路は,車の車体振動に関わる波長帯で,路面が悪化することがわかりました.
ある地区におけるIRI(国際ラフネス指数)を10mごとにまとめプロットした結果です.カテゴリが高くなるほど,路面水準が低下します.
出展:Kazuya Tomiyama, Nueraihemaitijiang Abulizi, and Akira Kawamura: Characterization of Surface Roughness on Municipal Pavements, The Eighth International Conference on Maintenance and Rehabilitation of Pavements, MAIREPAV8, Singapore, July, 2016.
9月7〜9日 土木学会全国大会【科研】
東北大学(宮城県仙台市)で開催された土木学会第71回年次学術講演会に参加し,「路面由来の精神疲労評価における心拍変動指標の有効性と時間依存性の検証」について発表しました.また,本発表にて優秀講演者賞を受賞しました.
9月26・27日 土木情報学シンポジウム【科研】
土木学会(東京・四谷)で開催された第41回土木情報学シンポジウムに参加し,「生体情報に基づく精神的負荷の時間依存性を考慮した路面平坦性評価」について発表しました.
12月8・9日 舗装工学講演会
土木学会(東京・四谷)で開催された,第21回舗装工学講演会に参加し,「平坦性評価に要する低速プロファイラの測定精度とその検証に関する視点と方法」について発表しました.また,この発表論文で第二十一回舗装工学奨励賞を受賞しました.
1月9〜11日 Transportation Research Board
アメリカ・ワシントンDCで開催されたTRB Annual Meetingに参加し,NPO法人舗装診断研究会主催のIRI共通試験から得られた結果について,「Accuracy of Road Surface Profilers in TRUE Project: Experiment to Compare Test Methods for Surface Roughness Under Actual Road Environment」と題し発表しました.
2月4日 土木学会北海道支部【科研】
北見工業大学(北海道北見市)で開催された土木学会北海道支部平成28年度年次技術研究発表会に参加し,「水準測量および Dipstick による基準路面プロファイルの測定方法」について発表しました.
以上,詳細は業績/Publicationのページをご覧ください.