経済入門

さて、まずは経済の入門書についてです

資産運用のマーケットに従事するにしても、実際の商品のマーケットに従事するにしても、経済の原理やそもそもの仕組みがわからなければ話になりません。

基本的なことがわからない人は、どのような商品が売れるか、今後のマーケットはどうなると思うかを説明しなければならない場面でも、まともな話ができず感覚に頼ってしまう人や、過去の成功談のみ取り出す人など「あ~こいつダメだな~」という人になりがちです。

また、企業が大きくなればなるほど、諸外国の要因や政府が行う政策も重要になってきます。その中では、過去どのような政策が行われたか、どのようなことが起きたかなど、主要な出来事に関する歴史的な知識も重要になります。

といっても、経済学に実際に触れたことがある人は、学生でもサラリーマンでも少ないのが実態です。

そこで、ここでは経済学の入門書を4冊ほど紹介します。下にあるものほど、より簡単な並びとなっています。

スポンサーリンク

1.ゼミナール日本経済入門

この本は、経済の理論的な部分も、過去のできごとも、幅広くカバーされた入門書です。

理論的な部分は、入門~中級レベルになっています。あまり難しいことは書かれていません。

また、最新の出来事を反映するよう、頻繁に改訂されているため、最新のものを買えば現時点までで知っておくべきことをかなりカバーできます。

分量が多く、すべてを読むのは、多少根気がいりますが、逆に言えば、就職や異動にあたりこの1冊の知識があれば、普通の人よりもかなり上のレベルに達することができるといえます。

幅広い知識を一気に身につけたい人には非常にお勧めです。また、入門レベルで終わるのではなく、中級レベルまで目指したい人は、この本から先に読むことをお勧めします。(某企業でも推奨されています。)

特に大きな金融機関で資産運用部門を目指す、またはそこにいるなら、最低限この程度の知識はないと、はっきりいってつかえません。いちから説明する時間もないので、そういう若手には事務的な仕事を投げたくなることもあるようです(笑)

2.経済数学入門―経済学入門シリーズ

この本は、企業での推薦ではなく、個人的なおすすめです。

経済学では、よくモデルを用いて数式を使って説明をするということがあります。

文系でも理系でも、はっきりいってよくわからないことも多いと思います。

そうならないように、数式でやっていることの意味を簡潔に説明してくれるのが本書です。

経済の入門の前に、読んでおくと非常に理解が深まります。また、基本的な考え方がわかれば、難しいことは自分で理解できるという人は、この1冊で十分といえます。

個人的には、説明の仕方が非常に参考になり「こういう風に説明すればわかりやすいんだな」というのを理解できるので、特に理系の方にお勧めしたいポイントの一つです。

理系で知識がある人ほど、数字でがりがり言うだけで皆に通じると思っているフシがあるので、気を付けながら読んでほしい一冊です。

3.アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書

この本は、初級レベルの基本的な知識を身につけようという本です。

また、実際にどのように自分に関係してくるかイメージしやすいため、概念の把握がすすみ、興味をもちやすくなる良書です。

内容は経済に触れるたことがない人向けなので、経験者からすると物足りないと感じるでしょう。ただ、これは、ターゲットを絞った本なので、ある意味当然ではあります。

若手の仕事になれてきたサラリーマンや、就職前に時間のある学生は、読む価値は非常に大きいと思います。社会人であれば知っておいた方がいい知識が盛りだくさんです。

また、自然と、普段耳慣れない専門用語が馴染んでくるはずです。この本の内容を知るだけでも、一般にはかなり経済通といえると思います。

4. マンガ+講義でよくわかる 経済学超入門

経済入門、といっても、活字ばかりで読みにくいという人もいると思います。

ということで、中身は経済の知識をみにつけつつ、読みやすいという本をご紹介します。

内容は入門レベルですが、入門からストレスなくスタートしたい人にお勧めです。(個人的なお勧めです。)

内容も、基本的な考え方が理解できるので、本質だけさっと知っておきたいという人には向いている本です。

また、書籍を読む習慣を身につけるための入門という趣旨でもいいと思います。

あと、どうでもいいですが、絵もわりと好きですよ(笑)

経済情勢・マクロ経済へ

スポンサーリンク