四高寮歌とは・・・
四高寮歌とは、金沢大学の前身である“四高”こと第四高等学校の学生
によってられた寮歌であり、戦後金沢大学となっても歌い継がれてきた、
まさに金大の 歴史とも言うべき歌です。柔道部では四高寮歌の中でも
も有名な「北の都」を、代々新入生歓迎会などの重要な席で合唱してきま
した。尚、次に示すのは現在 伝えられている四高寮歌であり、口承のた
め元の寮歌とは違った部分や省略された部分もありますが、それも歴史
ということで修正せずに掲載いたします。
北の都に秋たけて 吾等(われら)二十(はたち)の夢数(かぞ)ふ
男女(をのこをみな)の棲む国に 二八(にはち)に帰る術もなし
その術なきを謎ならで 盃捨てて歎(なげ)かんや
酔える心の吾若し 吾永久(とこしへ)に緑なる
その術なきを謎ならで 盃投げて呪わんや
歌(うと)ふ心の吾若し 吾永久に緑なる
髪は緑の青年が 友情(なさけ)の園に耕ひし
いや生き繁れる友垣や 三年(みとせ)の春をめぐる哉(かな)
藻の花開く現代(うつしよ)に 潮(うしお)の流れ渦を巻く
名もなき道を行く勿(なか)れ 吾等が行く手星光る
氷塊の如(ごと)わが胸に 抱く心の解け出でて
語り明かさん今宵かな 星影冴ゆる記念祭
星影冴ゆる記念祭