電動小径折畳み自転車

https://kakakumag.com/sports/?id=9912 価格comマガジンより転載2017.8.4

4.小径タイプは対応力の高い折りたたみモデルを選ぼう

長距離移動や坂道などには不向きな小径タイプですが、小回りがきくので街中を走行したり、比較的近距離の通勤、通学の相棒にはピッタリです。しかも、折りたためる仕様ならば、省スペースに収納可能。急遽予定が変わって電車で帰宅しなければならない時も、輪行(バッグに入れて電車内に持ち込むこと)できるメリットがあります。

4-1.デイトナ「DE01S」

ブラウンレザーのグリップやサドル、革のケースに収納されたバッテリーなど、“電動アシスト自転車っぽくない”ビジュアルがたまらない「DE01」ですが、バイクパーツの製造や販売で長い実績のあるデイトナが作った電動アシスト自転車だけに完成度は圧倒的。乗り味はスポーツタイプの自転車に近く、ペダルをこいだ力がロスなく推進力に変わり、軽快な走行を楽しめます。このような走行性を実現している電動アシスト自転車は、小径タイプだけでなく、全体を通してもなかなかありません。おしゃれさと高い性能を兼ね揃えた名機と呼べる逸品です。

デイトナ「DE01S」

デイトナ「DE01S」

●スペック

・タイヤサイズ:20インチ

・バッテリー容量:6.6Ah

・アシスト最大距離:50km

・シフト段数:外装10段ギア

・充電時間:約4~5時間

・重量:16.1kg

・折りたたんだサイズ:89(幅)×71(高さ)×43(奥行)cm

4-2.パナソニック「オフタイム」

折りたたんだ際にコンパクトになるよう前18インチ、後20インチのタイヤサイズを採用しているものの、重量は20.5kgと少々重め。室内に折りたたんで置いておくぶんには問題ありませんが、輪行は少し苦労するかもしれません。しかし、アシストはパワフル。小径タイプは登り坂が苦手な傾向ですが、「オフタイム」は同社シティサイクルタイプ同等のアシスト力を備えているので、坂が多い地域でも役立つはずです。なお、大手メーカーで折りたためる仕様の電動アシスト自転車をリリースしているのは、パナソニックのみ。国内大手メーカーならではの安心感で選ぶなら、「オフタイム」一択となるでしょう。

パナソニック「オフタイム」(BE-ELW07)

パナソニック「オフタイム」(BE-ELW07)

●スペック

・タイヤサイズ(前輪/後輪):18インチ/20インチ

・バッテリー容量:8Ah

・アシスト最大距離:59km

・シフト段数:外装7段ギア

・充電時間:約3.5時間

・重量:20.5kg

・折りたたんだサイズ:88(幅)×66(高さ)×49(奥行)cm