2018年度の講義録

第8回講義

日時:1/26

講演者:小松 正 様

(独立系研究者)

98年、北海道大学大学院農学研究科農業生物学専攻博士後期課程修了。

博士(農学)。日本学術振興会特別研究員、言語交流研究所研究員を経て、

04年より小松研究事務所を主宰し、複数の研究プロジェクトに参加。

東京家政大学、多摩大学で非常勤講師を務める。大学や企業をクライアントとし、研究業務(研究統括、実験計画、データ解析、論文執筆など)を

請け負って研究チームに参加し、報酬を得る「独立系研究者」であり、個人事業主として活動を行っている。


小松研究事務所―研究者はもっと自由に活躍できる―

「独立系研究者の立場から 見た科学技術コミュニケー ション」11/7小松正先生の講義レポート 北海道大学

第7回講義

日時:12/8

講演者:内尾 優子 様

(国立科学博物館 広報・運営戦略科 係長)

広島大学理学部 地球惑星システム学科卒,修士課程より東京工業大学大学院 理工学研究科地球惑星科学専攻に進学,2004年博士後期課程修了.博士(理学)学位取得.その後,独立行政法人国立科学博物館に就職,現在は事業推進部,広報・運営戦略課 係長(計画・評価担当),また帝京科学大学 博物館学 非常勤講師,日本サイエンスコミュニケーション協会(JASC)理事(広報委員)としてもご活躍.


『科学の面白さをひとりでも多くの人に』東京工業大学 理学院 - 地球惑星科学系 活躍する先輩たち

第6回講義

日時:10月20日(土) 13:30-18:30

会場:レンタルスペース(IR神田駅徒歩1分)

東京都千代田区鍛冶町二丁目2番3号 第三櫻井ビル4階

第7回テーマ:「私の目指す科学教育」

講演者:山崎 詩郎様

(東京工業大学 理学院物理学系 助教,科新塾御茶ノ水第5期塾頭)

2007年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。博士(理学)。

東京大学物性研究所博士研究員、ハンブルグ大学博士研究員、大阪大学大学院工学研究科特任講師を経て現職に至る。走査プローブ顕微鏡を用いた原子スケールの物理の研究に従事し、第10 回日本物理学会若手奨励賞を受賞。

「全日本製造業コマ大戦予選」優勝、「世界コマ大戦」出場の経験を活かし、各地で「こどもコマ科学実験教室」を開催、コマはかせとしてラジオやTVなどで紹介される。

「科学をより身近に!!」をモットーに、科学の楽しさや不思議を伝えるため、サイエンスカフェ、出前授業、青空サイエンス、ヒカリーランドなど、多種多様なスタイルの企画を考案。その講師を務めるなど、科学教育普及に尽力。また、海外と教育をテーマに写真撮影を行い、世界の教育現場の姿を伝えている。2012年には、JICAグローバル教育コンクール写真部門にて「エチオピアで見た学びたい意志」が入選。

ママそら| 博士が教えるこどもが理科好きになる秘訣

「SF映画『インターステラー』で学ぶ相対性理論超入門」を受講してきた!

↑過去に科新塾で実施した青空サイエンスで子供たちを魅了する山崎講師

第5回講義

日時:10月20日(土) 13:30-18:30

会場:レンタルスペース(IR神田駅徒歩1分)

東京都千代田区鍛冶町二丁目2番3号 第三櫻井ビル4階

第7回テーマ:「私の目指す科学教育」

講演者:加治佐 平(かじさ たいら)様

(株式会社PROVIGATE 最高研究開発責任者)

2009年、東京大学大学院農学生命科学研究科にて博士号(農学)を取得。修了後は三菱レイヨン株式会社へ入社。

その後、2014年より東京大学大学院工学系研究科 坂田研究室にて共同研究員として半導体デバイスによる生体分子検出の研究に参加。

2015年2月に株式会社PROVIGATEを設立し、最高研究開発責任者に就任。

涙糖値測定デバイスの糖尿病治療への応用を目指している。


『日本で5人に1人*、糖尿病人口の苦痛を「涙」で減らせ!━━社会を動かすイノベーターたちのプロジェクト Vol.5』 サイエンス シフト

サマースクール

(中之島校と合同で開催)

会場:京都、嵐山

日時:8月25-26日

2018年度のサマースクールは8/25, 26に京都嵐山にて開催されました。準備していただきました中之島の運営の皆様、参加していただきました皆様、ありがとうございます。

サマスク1日目はまず、中之島・御茶ノ水の各塾生の自己紹介から始まり、グループワークを行いました。

一つ目は、「総務省から日本の暑さに対処するための研究提案が募集された。この募集に採択されるような研究を考えよ」二つ目は、「イグノーベル賞を取れる研究を考えよ」というテーマで3人1チームに別れディスカッション。それぞれのグループで発表を行い、投票で順位を競い合いました。

夕食後は、「日本は移民を受け入れるべきか否か」「軍事研究を行うべきか否か」「科学のリスクを全て科学技術の知識を持たない人に公開すべきか否か」など、社会問題に関してディベートを行いました。異なるバックグラウンドを持つ人達との議論は勉強になるところも多く、非常に良い議論となったのではないかと思います。

懇親会では、中之島と御茶ノ水でマシュマロチャレンジ(※乾麺パスタ、テープ、ひも、マシュマロを使い、最も高いタワーを作るゲーム)で勝敗を競いました。結果は中之島の勝利!もう一回やりたかった....!!(泣) 懇親会は朝の4時まで盛り上がり、翌日とても眠かったのを覚えています(笑)。


二日目は、大覚寺にて写経を行いました。人生で初めての写経、筆ペンの使い方から難しい漢字まで、慣れないことばかりでしたが、やってみるととても面白いものです。(これを機に自宅でも始めてみようかしら....!!) その後は、竹林や野宮神社を観光し、解散!

長いようでとても短い2日間でしたが、中之島校との親睦も深められ、とても有意義な時間となりました。来年も参加したいと思います。

(第8期会計:新 裕貴)

第4回講義

講義テーマ:「研究をいかにアウトリーチしていくか」

日時:7月14日(土) 13:30-18:30

会場:日本大学 理工学部 駿河台キャンパス5号館2階524教室(御茶ノ水駅徒歩約3分)


講演者:荏原 充宏 様

(物質・材料研究機構(NIMS)国際ナノアーキテクト二クス研究拠点 准主任研究者)

略歴:東京都中野区生まれ。2004年に早稲田大学大学院理工学研究科 応用化学専攻博士後期課程修了。その後、米ワシントン大学博士研究員、大阪大学医学部附属病院 未来医療センター特任助教などを経て現職。東京理科大学連携大学院 准教授や筑波大学連携大学院 准教授、ワシントン大学 客員研究員などを兼任。人工的に設計した高分子であるスマートポリマーの研究を行っており、その成果はTBS「夢の扉+」やNHK「サイエンスZERO」などでも取り上げられている。

また、2016年につくば科学教育マイスターに任命され、化学を題材にした戦隊のプロデュースや出前授業など、アウトリーチ活動も積極的に行っている。

グループワーク:「自分で新しい研究所を作り出す」

第3回講義

講義テーマ:「これからの研究・研究者のあり方を考える」

日時:6月23日(土) 13:30-18:30

会場:日本大学 理工学部 駿河台キャンパス5号館2階523教室(御茶ノ水駅徒歩約3分)


講演者:井上浄 様

(株式会社リバネスの取締役副社長CTO /

慶應義塾大学先端生命学研究所・特任准教授 /

熊本大学薬学部・先端薬学教授)

創業メンバーのひとりとして大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみで株式会社リバネスを設立。また、東京薬科大学大学院薬学研究科博士過程を修了後、北里大学理学部生物科学科助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年より慶應義塾大学先端生命科学研究所特任准教授に就任・兼務。自らも研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等を進め、大学から生まれる技術のビジネス化をサポートする。

グループワーク:「自分で新しい研究所を作り出す」

第2回講義

講義テーマ:「サイエンスコミュニケーションとものづくり」

日時:5月26日(土) 14:00-19:00

会場:日本大学 理工学部 駿河台キャンパス5号館2階523教室

(御茶ノ水駅徒歩約3分)


講演者:工藤光子 様(サイエンスコミュニケーター)

昨年度まで立教大学理学部で特任准教授を務められ、東大農学部などでも授業を担当されております。その他にも新学術領域「細胞壁情報処理機能」の広報担当(2011年~2016年)や国際生物学オリンピック日本委員会の運営委員(2016年~)など、サイエンスコミュニケーターの第一人者として幅広くご活躍されております。

グループワーク:「科学を伝える」を考える

第1回講義

講義テーマ:「『夢と博士』~博士こそが世界を変える~」

日時:4月21日(土) 13:30-18:00

会場:東京都 文京区 本郷 1-20-5 杉浦ビル5F(水道橋駅・後楽園駅より徒歩5分)

講演者:河田 聡 (科学者維新塾塾長、大阪大学教授)

理化学研究所名誉研究員、大阪大学名誉教授、阪大フォトニクスセンター長。専門は応用物理(ナノフォトニクス)。 1974年大阪大学卒業、79年同博士課程修了、カリフォルニア大学ポスドクなどを経て1993年より阪大教授。2003年ラマン顕微鏡メーカー、ナノ フォトン(株)を創業。光(フォトン)とナノ構造の相互作用の研究である「ナノフォトニクス」の世界的パイオニア。ギネスブックに世界で最小のレーザー造形物が写真入りで掲載。紫綬褒章、文部科学大臣表彰、島津賞、市村学術賞等。 著書:「論文・プレゼンの科学」「科学計測のためのデータ処理入門」


グループワーク:『夢と博士』