本年会における室内環境分科会では、避難所の室内環境をテーマに開催いたします。地震災害や大雨等による気象災害が発生した場合、さらなる災害から住民等を守るため、また、災害により居住場所に戻れなくなってしまった住民等を一時的に滞在させるための施設として避難所が開設されます。居住場所に戻れなくなってしまった場合など避難所での生活が長引く可能性もあり、特に冬場においては開放型ストーブの使用による空気質汚染や、多くの方が集まらざるを得ないことによる感染症の対策などが必要となります。そこで、避難所の空気質等の対策にあたられている先生方に避難所の実際や状況についてご説明いただき、避難所の室内環境にどのような課題があり、事前対策等の課題解決に向けて何ができるのか、どのようなことをすべきなのかなどについて議論することを目的に開催いたします。
日時:令和 6 年 9 月 11 日(木)16:10~18:40
会場:慶応義塾大学日吉キャンパス (神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1)
B 会場(D204教室)
座 長 : 水越 厚史(近畿大学)
講 演 :
1. 避難所の冬季の空気質の課題と対策 ~能登半島地震の調査結果~
篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
2. 命を守るための避難所は、健康を守れているか?
島田 智恵(国立感染研究所)
総合討論
室内環境分科会世話人:青柳 玲児(株式会社ガステック)、池田 四郎(株式会社ガステック)、石坂 閣啓(一般社団法人 全国健康・省エネ住宅普及振興機構)、光崎 純(独立行政法人製品評価技術基盤)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、中井 里史(横浜国立大学)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学
本年会における室内環境分科会では、室内空気の換気や清浄化技術およびその評価方法をテーマに開催いたしました。コロナパンデミックにおいて換気の重要性が改めて認識され、空気清浄機にも大きく着目されました。そのよう中、空気清浄機の性能や評価方法に関して、最新の状況をご専門の先生からご講演をいただき、換気や空気清浄機のあり方、効果的な使用法などについて議論することを目的に開催いたしました。
日時:令和 5 年 9 月 14 日(木)15:30~18:00
会場:国立研究開発法人産業技術総合研究所 つくば中央 (〒305-8561 茨城県つくば市東 1-1-1)
B 会場(大会議室)
座 長 : 篠原直秀(産業技術総合研究所)
講 演 :
1. 空気清浄機の使用による室内汚染物質濃度の変化と居住者の呼吸器系に及ぼす健康影響
余田佳子 1, 島正之 1, 2 (1. 兵庫医科大学, 2. エコチル調査兵庫ユニットセンター)
2. 脱臭効果を謳った空気清浄機の効果的な活用について
村上栄造 (株式会社朝日工業社 技術研究所)
3. 家庭用空気清浄機の性能評価試験法の国際標準化
岡本誉士夫 (日本電機工業会 空気清浄機国際標準化 WG(ダイキン工業))
総合討論
室内環境分科会世話人:青柳 玲児(株式会社ガステック)、池田 四郎(株式会社ガステック)、石坂 閣啓(一般社団法人 全国健康・省エネ住宅普及振興機構)、光崎 純(独立行政法人製品評価技術基盤)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、中井 里史(横浜国立大学)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学)
近年、急速に普及が進んでいる加熱式たばこに関して、喫煙実態や喫煙に伴い発生する化学物質等について諸分野にて研究が進められているところですが、従来から普及している紙巻きたばことの違いや加熱式たばこの人体への影響等については、十分に認知されてない現状にあります。
本講演会では、加熱式たばこの特性とたばこ煙の性質に関し、諸分野の研究者による講演を通して、正しい情報と知見を共有することを目的にして実施いたしました。
※本講演会は2020年5月に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、開催を延期しておりました。この度、改めて開催いたしました。
主催:公益社団法人 大気環境学会 室内環境分科会、公益社団法人 大気環境学会 関東支部 室内環境部会
共催:一般社団法人 室内環境学会 化学物質分科会
日時:2023年6月16日(金) 14:00~16:30 (開場・受付開始 13:30)
プログラム:
講演1 喫煙と加熱式たばこの実態について(仮) 横浜国立大学 中井 里史 先生
講演2 加熱式たばこの構造と特性(仮) 日本たばこ産業株式会社 中野 浩明 先生
講演3 加熱式たばこに関わる化学物質への曝露(仮) 国立保健医療科学院 稲葉 洋平 先生
講演4 加熱式たばこ煙を官能的(におい)の視点から(仮) 摂南大学 竹村 明久 先生
総合討論
6月7日21時までにお申し込みされた方は、事務局から招待メールを送付しておりますので、当日は、受付にて招待メールの印刷物やメール画面をご提示ください。
6月7日21時以降の申し込みは、招待メールではなく、申し込みフォームで回答いただいた内容のコピーが指定したアドレスにメールで送信されますので、そのメールの印刷物やメール画面をご提示ください。
室内環境分科会世話人:青柳 玲児(株式会社ガステック)、池田 四郎(株式会社ガステック)、石坂 閣啓(一般社団法人 全国健康・省エネ住宅普及振興機構)、光崎 純(独立行政法人製品評価技術基盤)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、中井 里史(横浜国立大学)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学)
趣旨:TVOC(総揮発性有機化合物)は、厚生労働省により室内の暫定目標値として400 μg/立方メートルが定められ、室内空気質の状態の目安として利用されることが期待されてきました。しかし、有害性評価に基づく指針値ではないにも関わらず、指針値として運用されることもあり、また室内空気中の化学物質の種類の変化もあることから、その意義を再確認することが必要となってきております。最近は、新型コロナウイルス対策のため、室内の換気が励行されていることもあり、TVOCの室内濃度も低くなっていることも想定されます。室内におけるTVOC類の現状を知るとともに、TVOCの測定法や取扱等について参加者とともに議論し、今後のあり方と活用方法を探りました。
日時:2022年9月14日(水) 16:00~18:10
講演(1演題 30分):
「室内空気中総揮発性有機化合物(TVOC)に関する最新の動向」 香川(田中) 聡子(横浜薬科大学)、酒井 信夫(国立医薬品食品衛生研究所)、神野 透人(名城大学薬学部)
「TVOCの現状について」 石坂 閣啓 (一般社団法人 全国健康・省エネ住宅普及振興機構)
「車室内のTVOCの現状と活用について」 達 晃一(いすゞ自動車株式会社、静岡県立大学)
総合討論
座長:篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
室内環境分科会世話人:青柳 玲児(株式会社ガステック)、池田 四郎(株式会社ガステック)、石坂 閣啓(一般社団法人 全国健康・省エネ住宅普及振興機構)、光崎 純(花王株式会社)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、中井 里史(横浜国立大学)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学)
趣旨:生活環境には様々な芳香剤が存在しています。芳香は元来、心身に良い影響をもたらすものでありますが、その強度が大きい場合にはかえって不快感が増すことがあります。しかし、芳香による健康影響が、臭気の許容度に起因するのか、化学物質の有害性に起因するのか、または、それらの相互作用によるものなのか等、原因が不明瞭であり、効果的な対策が取られていない現状にあります。本分科会集会ではディスカッション形式をとり、これらの原因・課題について、分科会世話人から話題提供を行うとともに集会参加者と議論をしつつ、これまでの研究例・知見を整理するとともに、評価方法や対策の方向性、そして、解決への糸口を探りました。
日時:2021年9月17日(金) 16:00~18:00
開催形式:Web会議
座長:青柳 玲児(株式会社ガステック)
室内環境分科会世話人:青柳 玲児(株式会社ガステック)、池田 四郎(株式会社ガステック)、石坂 閣啓(愛媛大学)、光崎 純(独立行政法人製品評価技術基盤機構)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、中井 里史(横浜国立大学)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学)
趣旨:感染拡大が深刻化している新型コロナウイルスに関して、3密環境が形成されやすい室内空間におけるウイスルの挙動を的確に把握し、感染防止のために対策を講じることが非常に重要な状況にあります。室内環境分科会では室内空気質を研究する観点から、室内環境におけるウイルス拡散の挙動、感染リスクのモデリング、消毒に伴う気中エタノール濃度の変化について、ご専門の先生方にご講演をいただきました。
講演:
(1)「新型コロナウイスル感染に関連する室内空気中の挙動に関する既往研究について」 篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
(2)「新型コロナウイルスの多経路曝露からの感染リスクのモデリング」 水越 厚史(近畿大学 医学部環境医学・行動科学教室)
(3)「職場の共有スペースにおける手指消毒による気中エタノール濃度の変化」 池田 四郎(株式会社ガステック)
総合討論
座長:青柳 玲児(株式会社ガステック)
室内環境分科会世話人:青柳 玲児(株式会社ガステック)、池田 四郎(株式会社ガステック)、石坂 閣啓(愛媛大学)、光崎 純(独立行政法人製品評価技術基盤機構)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、中井 里史(横浜国立大学)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学)
ご参加をご検討いただいた皆様にはご迷惑をおかけする事となり、誠に申し訳ございません。何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
なお、今後の状況に応じて改めて講演会の開催を検討いたします。
近年普及し始めている加熱式たばこの現状について、正確な情報を共有し、大気の一部である室内空気の諸問題の研究発展に寄与することを目的に講演会を開催いたします。
開催日時:2020年5月22日 (金)
主催:公益社団法人 大気環境学会 室内環境分科会
共催:一般社団法人 室内環境学会 化学物質分科会、公益社団法人 大気環境学会 関東支部 室内環境部会
後援:国立研究開発法人 産業技術総合研究所 安全科学研究部門、公益社団法人 におい・かおり環境協会
講演:
室内環境分科会世話人:青柳 玲児(株式会社ガステック)、池田 四郎(株式会社ガステック)、石坂 閣啓(愛媛大学)、光崎 純(独立行政法人製品評価技術基盤機構)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、中井 里史(横浜国立大学)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学)
大気環境学会室内環境分科会 講演会 会場:産業技術総合研究所 臨海副都心センター 別館11会議室(〒135-0064 東京都江東区青海2-4-7)
趣旨:「室内環境の新しいみかた」をテーマに、特殊な室内空間の中で行われるセンシングや計測技術について、ご専門の3名の先生にご講演をいただき、特殊な環境下とはどのような環境であるのかを理解し、その環境下で行われる計測上の課題について議論しました。
講演:
(1) 「地下駐車場における空気質とセンシング」 中山正樹(新コスモス電機株式会社)
(2) 「航空機キャビン内模擬環境でのセンシング」 水越厚史、東 賢一(近畿大学)、杉山茂広、田中大輔(三菱重工業株式会社)、井上正志(三菱航空機株式会社)、徳村雅弘(静岡県立大学)、奥村二郎(近畿大学)
(3) 「狭隘な閉鎖環境での実地計測」 藤井茂範(海上自衛隊潜水医学実験隊)
座長:青柳 玲児(株式会社ガステック)
室内環境分科会世話人:青柳 玲児(株式会社ガステック)、池田 四郎(株式会社ガステック)、石坂 閣啓(愛媛大学)、光崎 純(独立行政法人製品評価技術基盤機構)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、中井 里史(横浜国立大学)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学)
趣旨:室内環境下では、建材や身の回りの製品、たばこ等から様々な香りが発生します。本年度の室内環境分科会では、この室内環境下での「香り」に着目し、3名の先生から測定法や生体影響、臭気の変化についてご講演いただき、これからの室内環境下における香りがどうあるべきか等について議論しました。
講演:
(1) 「室内における香り付き製品の動向と嗅覚測定法について」 水越 厚史、東 賢一、奥村 二郎(近畿大学)
(2) 「揮発性有機化合物の生体影響の解明に向けて」 相田 美和、深町 一揮、松岡 龍哉(長崎国際大学)、石竹 達也(久留米大学)
(3) 「複数の化学物質による臭気とその変化について -たばこ煙成分濃度と臭気強度の相関-」 野口 美由貴、山崎 章弘(成蹊大学)
座長:篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
室内環境分科会世話人:光崎 純(独立行政法人製品評価技術基盤機構)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学)
主催:公益社団法人大気環境学会室内環境分科会 及び 同学会関東支部室内環境部会
協賛:一般社団法人室内環境学会
趣旨:2012 年よりシックハウス(室内空気汚染)問題に関する検討会が再開され、室内空気汚染に関する全国的な実態調査やその結果に基づく新たな指針値の策定が進められています。今後、各業界において、新指針値を踏まえた対策を行っていくことが必要になると考えられます。本公開講演会では、室内空気汚染の現状、新たな指針値の策定の経緯、そして、これからの室内空気質についてご講演いただきました。
講演:
(1) 「実態調査と測定法」 神野 透人 (名城大学薬学部/教授)
(2) 「WHOや諸外国の取り組みと室内汚染物質の健康リスク」 東 賢一 (近畿大学医学部/准教授)
座長:中井 里史 (横浜国立大学大学院環境情報研究院/教授)
お知らせ:本講演会で使用しました資料を1180円(資料代+送料)にて販売しております。ご要望の方は、大気環境学会室内環境分科会事務局までご連絡ください。大気環境学会室内環境分科会事務局 jsae.indoor(at)gmail.com ※注意: (at)を@に変更してください。
趣旨:室内濃度指針値の見直しや追加が検討されている中、今後の室内環境測定の評価及びその対策について3名の先生からご公演をいただき、これからの室内環境測定等がどうあるべきかについて議論しました。
講演:
(1) 「室内空気汚染物質を対象とした測定方法の検討と簡易測定法の位置づけ」 海福 雄一郎、池田 四郎 (株式会社ガステック)
(2) 「室内空気質測定におけるセンサ利用の事例」 中山 正樹 (新コスモス電機株式会社)
(3) 「室内空気質認証に関する世界の動向と国内における展望」 岩沢 こころ、重里 将司、追谷 武寿 (株式会社 UL Japan)
趣旨:開催場所である北海道は寒冷地であり、本州やその他地域とは異なる特有の室内空気質の問題があると考えられる。そのため、北海道でご活躍されているお二人の先生から北海道における室内空気質の状況等を伺い、これからの室内空気汚染対策がどうあるべきかについて議論しました。
講演:
(1)「北海道の住宅性能と省エネルギー・室内空気環境に関する課題」 村田さやか (北海道立総合研究機構)
(2)「北海道における化学物質による室内空気汚染の事例」 小林智、武内伸治、千葉真弘 (北海道立衛生研究所)
趣旨:2014年8月より国内でデング熱に感染した患者が報告され、蚊の駆除のため公園等において殺虫剤の散布が行われた。今後、住宅に隣接した公共スペースにおいて恒常的に散布されると、問題として顕在化する可能性がある。また、これに伴い、屋外に設置する空間用虫よけ剤等の使用も増加している。そこで、殺虫剤の健康影響、そして局所空間における化学物質の動態等の既往の研究から、殺虫剤等の散布、使用のリスクについて議論しました。
講演:
(1)「デング熱媒介性ヒトスジシマカ防除のための殺虫剤使用に関する考察」 平尾素一 ((公社)日本ペストコントロール協会)
(2)「化学物質のリスク評価のための大気拡散モデルと 室内暴露評価ツールの開発」 東野 晴行、梶原 秀夫 (産業技術総合研究所)
(3)「 ピレスロイド系農薬の健康影響について」 曽根秀子 (国立環境研究所環境リスク研究センター)、黄倉雅広 (東京大学医学部)、中島大介 (国立環境研究所環境リスク研究センター)
趣旨:厚生労働省のシックハウス検討会が再開されるなど、室内空気質に関する関心が高まっている。現在は、初期の室内濃度指針値物質への対策は一段落しているが、多岐にわたる化学物質の影響を再検証する必要がでてきた。そこで、大気汚染物質の室内への寄与について再考するために、最新の知見を提供していただき、室内環境と大気環境を包括的に議論しました。
講演:
(1) 「室内外の粒子状物質による健康影響:浮遊粉じんから微小粒子状物質へ」 東 賢一 (近畿大学)
(2) 「日本の室内空気質の現状: 室内濃度指針値の見直しに向けた全国調査」 神野 透人 (国立医薬品食品衛生研究所)
主催:公益社団法人 大気環境学会 室内環境分科会 及び 同学会 関東支部 室内環境部会
趣旨:全国的に屋外および室内における大気汚染物質に対する暴露やその対策に関心が高まっている。大気環境は室内環境へ大きな影響を及ぼし、様々な大気汚染物質により大きな負荷が環境に与えられている時代にあって、人はその生活の大部分を室内で過ごしていることを考えると、大気環境の中の室内環境という視点から様々な問題を共有し対応策を講ずることは大変重要である。しかし、屋外から室内への侵入による暴露や室内発生源からの暴露などについて総合的な情報を得られる機会は少ない。本講演会では、室内に侵入が想定される粒子状物質に着目し、室内空気質への寄与について、その現状と課題を一般市民も含めて共有することにより今後の種々の対策につなげることを目的としました。
講演:
(1)「微小粒子状物質(PM2.5)の実態について」 内藤 季和 (千葉県環境研究センター大気騒音振動研究室/室長)
(2)「粒子状物質(PM10、PM2.5)の測定局、屋外・室内濃度及び個人曝露濃度の関係」 田村 憲治 (国立環境研究所環境健康研究センター/フェロー)
(3)「空気清浄機によるPM2.5対策技術」 岡本 誉士夫 (ダイキン工業株式会社空調生産本部商品開発グループ/主任技師)
(4)「講演者によるパネルディスカッション」
座長:中井 里史 (横浜国立大学大学院環境情報研究院・学府/教授、大気環境学会関東支部室内環境部会長)
お知らせ:本講演会で使用しました資料を1140円(資料代+送料)にて販売しております。ご要望の方は、大気環境学会室内環境分科会事務局までご連絡ください。大気環境学会室内環境分科会事務局 jsae.indoor(at)gmail.com ※注意: (at)を@に変更してください。
趣旨:PM2.5 および放射性物質のような広域におよぶ大気汚染に対し、多様な条件の室内における空気質および健康への影響についての現状を把握し今後の課題を検討しました。
講演:
(1) 「PM2.5 の屋外・屋内濃度の関連性について」 小野 雅司 (国立環境研究所環境健康部)
(2) 「大気に拡散した放射性物質の挙動および室内環境への影響」 関根 嘉香 (東海大学理学部化学科)・池田 四郎 (ガステック)
趣旨:全原発が停止し、さらなる省エネを求められる可能性があることから、省エネと、外気と室内の空気質との関係について着目しました。
講演:
(1) 「事務所ビルの省エネルギー ~電力中央研究所における成果・活動を中心に~」 中野 幸夫 (電力中央研究所)
(2) 「総合デベロッパーとしてのテナントビル省エネへの取り組み」 山本 総一朗 (三井不動産アーキテクチュラル・エンジニアリング株式会社)
(3) 「改修ビルにおける省エネ性と室内温熱環境」 立野岡 誠、塚本 将朗、福井 雅英、植田 俊克 (新菱冷熱工業株式会社)
趣旨:昨年度の討論内容を踏まえ、本年度はTVOC以外の室内空気汚染物質にも視野を広げた。室内空気汚染物質の測定や室内環境下における曝露評価・リスク評価方法について既報により調査した現状と課題をもとに、健全な住宅についての検討を行いました。
講演:
(1) 「室内測定の現状と課題~大気汚染物質について~」 光崎 純 (独立行政法人製品評価技術基盤機構)
(2) 「室内測定の現状と課題~空気環境測定におけるセンサ・簡易測定について~」 瀬戸口 泰弘 (フィガロ技研株式会社)
(3) 「室内測定の現状と課題~室内空気汚染物質(無機ガス状物質)~」 奥平 純子 (国立大学法人千葉大学)
(4) 「室内測定の現状と課題~室内の揮発性有機化合物の指針値と測定法~」 篠原 直秀 (独立行政法人産業技術総合研究所)・水越 厚史(東京都産業術研究センター)
趣旨:室内外を問わず汚染の度合いを示す指標や目標値としてTVOCを測定したという報告が数多く行われてきた。 しかし、このTVOCには明確な定義がないため、それぞれの報告において個別に定義され測定が行われている。そこで既存の研究を整理し、今後のTVOCの測定および活用について検討を行いました。
講演:
(1) 「TVOCの歴史」 奥平 純子 (国立大学法人千葉大学)
(2) 「TVOCの測定方法」 光崎 純 (独立行政法人製品評価技術基盤機構)
(3) 「TVOCの活用法」 篠原 直秀 (独立行政法人産業技術総合研究所)
趣旨:室内では、外気の流入によるにおい、料理の香りや食物の腐敗臭、種々の製品からのにおい等、様々なにおいがあり、屋外におけるにおいやその対策とは異なる問題点がある。そこで、屋外における悪臭防止対策やにおいによる訴訟問題、室内におけるにおいの発生源や種類、そのにおいに対する製品や物質、また、それらにおいや香りによる生活の快適性についてトータル的な話題提供を行い、室内環境下におけるにおいについての問題点を議論しました。
講演:
(1)「悪臭防止法、屋外での臭いに関する訴訟から室内における臭いに関して」 中辻 康 (社団法人 におい・かおり環境協会
(2) 「他人の家はなぜ臭い? : 日常生活で発生するニオイ物質とその対処法」 橋本 仁史、北島 幸太郎 (芳香消臭脱臭剤協議会 小林製薬株式会社)