本年会における室内環境分科会では、避難所の室内環境をテーマに開催いたします。近年、香りは室内においてさまざまな効果が期待され使用されています。一方、香りは化学物質であり、においも含めた化学物質としての健康影響を可能な限り評価したうえで使用する必要もあります。本分科会では、室内の香り物質の曝露や影響の評価についての最新の知見をお伺いし、今後、室内の香り物質についてどのように考えていけばよいか等大気環境への影響も含め議論する議論することを目的に開催いたします。
日時:令和 7 年 9 月 17 日(木)16:00~18:00
会場:名古屋大学 東山キャンパス(名古屋市千種区不老町)
G 会場(ES総合館ES023講義室)
座 長 : 水越 厚史(近畿大学)
講 演 :
1.柔軟剤の香りの源に迫る:マイクロカプセルと香料成分の実態
大河内博1, 大島崚太郎1, 川端良弥1, 藤川真智子1, 櫻井昌文2, 宮川慎司3 (1. 早稲田大学, 2. LECO ジャパン合同会社, 3. 万生マーケティング合同会社)
2.生活環境のにおいの評価法と香りに対する容認性
光田 恵(大同大学建築学部建築学科かおりデザイン専攻)
3.本態性環境不耐症について -「化学物質過敏症」の原因は本当に化学物質なのか?-
奥田知明 (慶應義塾大学 理工学部)
総合討論
室内環境分科会世話人:青柳 玲児(株式会社ガステック)、池田 四郎(株式会社ガステック)、石坂 閣啓(一般社団法人 空気環境改善研究所)、光崎 純(独立行政法人製品評価技術基盤)、篠原 直秀(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、中井 里史(横浜国立大学)、野口 美由貴(成蹊大学)、水越 厚史(近畿大学)
本分科会活動に対するご意見、ご提案等ございましたら本アドレスにお寄せください。
大気環境学会室内環境分科会事務局 jsae.indoor(at)gmail.com ※注意: (at)を@に変更してください。
今後も様々な視点から室内外の環境問題・環境改善に関する研究の話題提供等を行っていきたいと考えております。