塁審の位置

4人制(球審+塁審3名)と3人制(球審+塁審2名)それぞれの場合の,ピッチャーがプレートに付いた時の塁審の位置を赤丸で示しています。4人制は,基本的にそれぞれの塁審が自分の塁の判断を行いますので,自分の塁や1つ前の塁にランナーがいる場合に,次に起こり得るプレイ(牽制球や盗塁、またはフォースプレイやタッグプレイ)に備えてその位置を変化させます。しかし3人制は2塁の塁審がいませんので,それを1塁塁審と3塁塁審で分担することになり,プレイ前の約束事が多くなります。ここでは,いずれもランナーなしの場合を定位置とします。

1 4人制,ランナーなしの場合(定位置)

4人制ランナーなし

2 4人制、ランナーありの場合

4人制ランナーあり

※それぞれの塁にランナーがいた場合の塁審の位置です。ランナーが1塁単独ならば,1塁塁審と2塁塁審が上図の位置につき,3塁塁審は定位置です。ランナーが2・3塁ならば,2塁塁審と3塁塁審が上図の位置につき,1塁塁審は定位置です。

3 3人制,ランナーなしの場合(定位置)

3人制ランナーなし

この先は,3人制でランナーがいる場合の位置を示します。ランナーがいる場合,2塁への盗塁が予想される場合か,2塁ランナーがいる場合は,どちらかの塁審が内野の中に入る必要があります。2018年からの新しい方法では,次のように考えると分かりやすいと思います。

まとめると,以下の表のようになります。

4 3人制,ランナーが1塁にいる場合(1塁,12塁,13塁,123塁(満塁))と,ツーアウトでランナーが2塁にいる場合

3人制ランナー1塁

5 3人制,ノーアウトかワンアウトで,ランナーが2塁,23塁の場合

3人制ランナーあり

6 3人制、ランナーが3塁単独の場合

※図は省略します。