tennet/gopiraの皆様
標記のとおり,9月に面分光に関する装置開発・サイエンスに
焦点をあてた研究会を開催します.
- 面分光データをつかって銀河形成進化を議論したい方
- これからどのような可視光・赤外線面分光装置 (IFU) が利用できるのか知りたい方
など観測・理論から装置開発まで広く参加を呼びかけたいと思います.
詳細なプログラムやHP等は2ndサーキュラー (7月下旬予定) でお知らせしますので,
興味をもたれた方はまずは予定を確保して頂ければと思います.
北川祐太朗 (東京大学 天文学教育研究センター)
~~~~~~~~~~~~~~~ (研究会 概要) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
研究会名称 :『面分光で解き明かす銀河の形成と進化』
開催日: 2016年9月5日(月) - 6日(火)
場所: 国立天文台 三鷹キャンパス 中央棟(北) 講義室
【背景】
2000年代に入り,面分光 (Integral Field Spectroscopy) と呼ばれる観測手法が
可視光・赤外線帯域で急速に発展してきました.面分光を用いれば一度の露出で
得られたデータから銀河の各場所の様々な物理量 (e.g. 星形成率,金属量,
電離状態,速度場)を求めることができ、銀河の内部構造に
踏み込んだ詳細な議論が可能となります.
銀河形成進化を理解する上で面分光は強力な観測手法であり,国外では
MUSE (=> 広視野・高感度)やKMOS (=> 多天体化)などのパワフルな装置が
登場し, MaNGA,SAMIサーベイによる > 1000天体 の大規模面分光サンプル
を構築しようという野心的なプロジェクトも走り始めています.
国内でも Kyoto3DIIや海外IFUを利用した科学観測研究がおこなわれていますが,
日本発の次世代 IFU開発とそれを利用した観測提案という,より強力な流れを
推し進めることもまた重要です.
このような背景のもと,IFU 開発の現状,多波長観測および理論面からサイエンス
トピックを見渡せる機会を提供するべく本研究会を開催します.
【本研究会の獲得目標】
[目標Ⅰ] 現在開発中の国内の面分光装置(IFU) について要素技術と技術課題
を共有することで開発の流れを加速させる.
[目標Ⅱ] 面分光を用いたサイエンスを概観し,開発中の国内IFUや海外IFUを
もちいた観測提案につなげる.
特に装置開発とサイエンスを包括的に扱い,国内の面分光研究の情勢を俯瞰
することにより、面分光の装置開発・サイエンス両面の相互理解を深めることを
最終目標とします.
【プログラム予定】 *講演者は追加予定あり
[テーマⅠ]
- 国内の面分光装置開発レビュー
- IFUに関する先端技術開発
- 次世代 IFU 開発に向けての意見交換
**招待講演予定者**
大谷 浩 (元京都大学)/菅井 肇 (IPMU)/山形 豊 (理化学研究所)/石垣 剛 (岩手大学)/
左近 樹 (東京大学)/松林 和也(京都大学)/尾崎忍夫 (国立天文台)
[テーマⅡ]
- 近傍宇宙のサイエンス
- 遠方宇宙のサイエンス
- 今後の観測提案に向けた議論
**招待講演予定者**
秋山 正幸 (東北大)/松田 有一(国立天文台)/馬場 淳一 (愛媛大学)/
稲見 華恵(リヨン天文台)/大西 響子 (総研大)/川口 俊宏 (札幌医科大学)
本研究会では一般講演も受け付けています.
ただし講演枠数の関係で、ポスター発表に変更をお願いする可能性があることを
あらかじめご了承ください.
【参加登録】
下記URLより登録を受け付けています.
〆切は7月下旬 (詳細は2ndサーキュラーにて) を予定していますが,
登録はお早めにお願いいたします.
http://goo.gl/forms/OzIJuyXW57M5NsBF3
なお財源に限りはありますが,旅費補助も設けています.
~~~~~~~~~~~~~~~ (以上) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それでは皆様のご参加をお待ちしております.
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【世話人】
北川 祐太朗,本原 顕太郎 (東京大学)
尾崎忍夫,児玉忠恭 (国立天文台)
川口 俊宏(札幌医科大学)
【連絡先】 ifu3dspec [at] gmail.com ([at] を@ に変えてください)
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