★☆★IDDP2019/2020 第2回勉強会★☆★
テーマ:「開発とヒューマン・ライツ:国際機関の議論を中心に」
日時:2019年11月9日(土)14:00-17:00(英国時間)
会場:UCL ( IOE Bedford Way (20) C3.1120 Bedford Way, London, WC1H 0AL)
※オンラインでの参加も可能
講師: 藤田早苗様 (エセックス大学、ヒューマンライツ・センターフェロー)
「人権」には「食への権利」、「健康への権利」、「居住の権利」、「教育への権利」など、開発にかかわりの深いものも多く含まれており、それぞれ国連人権理事会にはアジェンダが設けられ、最近では「ビジネスと人権」「開発金融機関と人権」「ミレニアム開発目標(MDGs)と人権」「持続可能な開発目標(SDGs)と人権」なども人権の重要なテーマとして取り上げられています。加えて、1997年にアナン事務総長が人権を国連の使命における cross-cutting issues である、と述べ、国連の各専門機関でも人権をその業務に取り入れることが求められてきました。
そこで今回の講義では、主に国連人権機関による「開発」に関わる議論に焦点を当て
1. 国での開発と「人権」の議論
2. 世界銀行、アジア開発行と人権
3. 国連における日本の人権問題
についてお話します。ヒューマンライツ(人権)の基本を学びたい人にも、将来国際機関で働くことを目指す人にも欠かせない内容になっています。
また、今回の勉強会はオンラインでの参加も可能ですので、ロンドンの会場に実際に来られない方も合わせて、ぜひご参加ください!
- 講師紹介 -
名古屋大学大学院国際開発研究科修了。エセックス大学で国際人権法学修士号、法学博士号取得後、学内非常勤講師、研究員などを務める。主要研究テーマは「開発と人権」でアジア開発銀行などの開発金融機関と国連人権機関の両者に精通し、提言・情報提供を行っている。2016年の「表現の自由」に関する国連特別報告者の日本公式調査訪問の実現に尽力し調査にも協力。主要文献、論文に、The World Bank, Asian Development Bank and Human Rights: Developing Standards of Transparency, Participation and Accountability (Edward Elgar Publishing, 2013)、「国際人権法の定める「情報にアクセスする権利」と秘密保護法」『法学セミナー』2014年6月号、など。
【参加費】£2(勉強会運営費に充てさせて頂きます。)
オンサイト・オンラインでのご参加が可能です。いずれの場合も事前にEventbriteサイト(https://www.eventbrite.com/e/2iddp2019-tickets-76010253715 )よりお申し込みのうえ、参加費のお支払いをお願いいたします。
【言語】日本語
講演後の18時より、ロンドン会場付近にて懇親会の開催させて頂きます。講師の方や他参加者と交流する機会となりますので、奮ってご参加ください。懇親会会場につきましては「The Marquis Cornwallis」を予定しております。
勉強会にご参加いただけなかった方も懇親会はご参加いただけますので、お気軽にIDDP事務局までご連絡ください!