☆第一回IDDP勉強会のご案内☆
皆様の多大なるご支援により、2000年に発足した英国開発学勉強会(IDDP)も今年で17年目を迎えます。さて、本年度第一回となる勉強会をJICA英国連絡所首席駐在員の香川様をお迎えし、10月15日に開催いたします。ご都合のつく方はぜひご参加ください。
テーマ:『これからの日本の在り方―平和、難民、ODA―』
【日時】2016年10月15日(土) 13:30〜16:30 (開場13:00)
【会場】 UCL(University College London, 建物名: Wilkins Building (Main Building) Gustave Tuck LT、部屋番号:302
建物の場所: http://www.ucl.ac.uk/maps/gustave-tuck-lt
※当日は会場付近でスタッフが案内をしています。
【講師紹介】香川顕夫(かがわあきお)
JICA(独立行政法人 国際協力機構)英国連絡所 首席駐在員
※大学(農学部)を卒業後、地方公務員を経てJICAに転職。20年以上にわたって国際協力に従事。JICA本部(東京)をはじめ仙台や福岡でも勤務し、アフリカ地域や農業、防災、環境関連のプロジェクト、大学での人材育成などに取り組む。海外の事務所にはマラウイ、マダガスカル、ニジェール、イギリスに通算6年以上勤務。2015年2月、ロンドンに赴任し現在に至る。
【講義案内】
今回のテーマを見た人からは、「せっかくイギリスに来たのに、どうして日本の話なの?そんなのとっくに習った。BREXITとかもっとご当地らしい話が聴きたいのに…」、といった声も聞こえてきそうです。しかしながら、これからイギリスで学ぼうとしている(or既に学んでいる)皆さんだからこそ、日本がたどってきた道、特に幕末以降の歩みをあらためて知ってもらい、そのうえでこれからの日本や世界が抱える課題に取り組んで欲しいと思っています。なぜなら、シリアの内戦にせよ、ヨーロッパに押し寄せる難民にせよ、現在の事象だけをとらえていたのではその根本的な解決は困難であり、すべての事象は時間軸と相互関連性の観点からとらえるべきだと考えるからです時間の制約上すべてを議論することはできませんが、近代における日本の海外展開(植民地政策、開発政策等)を概観し、私たちがこれからの日本と開発協力にどう向き合っていくか、について一緒に考えていきます。
講義は、以下の三部構成を予定しています(途中休憩、質疑応答を含む)。
Part1:近代日本の黎明期―幕末~アジア・太平洋戦争―
Part2:難民/移民―日本の経験とシリア難民の検証―
Part3:戦後日本とODA(政府開発援助)
※ 講義内容は講師の個人的見解に基づくものであり、所属する組織とは一切関係ありません。また、見直す可能性があります。
【事前課題】以下の3点を事前に考えてきてください。
※各課題を1分程度で説明できるよう整理しておいてください。
課題①:今の日本の現状を、どう考えますか(政治、経済、人権等)。
課題②:難民問題について、その主要な原因を取り上げ、あなた自身が取り組むことのできる具体的な解決策を考察してください。
課題③:30年後、日本と世界はどうなっていると思いますか。
※これから学ぶ分野、将来従事したい仕事を想像して、具体的な事例を一つ取り上げて想像してください。
【その他】
- この勉強会は、「これから開発を学び始める人」を意識した内容になっています。また、参加者同士の話し合いを予定していますので、遅れないように来場してください。
- 勉強会の後、近くのパブで講師を交えての懇談会を予定しています。お時間のある方はぜひご参加ください。
【参加費】£2ポンド(勉強会運営費に充てさせていただきます。)
【使用言語】日本語
【募集定員】80名(定員になり受付終了)
【申し込み方法】
以下のリンク先より10月7日(金)までにお申し込みください。
https://docs.google.com/…/1FAIpQLSdPzTqQCxBEXx1lzR…/viewform
【問合せ先】英国開発学勉強会(IDDP)(担当:小川)iddp.uk@gmail.com