第1回勉強会のご案内

■ 2012-13年度 第1回勉強会概要

「日本の開発援助の付加価値とは-知識の現地化支援-」

■内容:

グローバリゼーションにより、人・モノ・金・情報の流動性は高まり、開発援助の焦点も手法も変化しつつある。情報伝達のスピードが加速し、民間と公的部門の役割分担が見直され、また、途上国に流入する資金の量も質も変化している。他方、日本の援助はかつてold continuityと言われたように、細かな修正は経つつも、大きな変化を見せずに来ている。この継続性は日本の援助の弱みと捉えられがちであるが、その意味を検証すると逆に強みとも言える。新しい手法やグッドプラクティスに関する情報が増えても、それらを途上国の個別の文脈に合わせて現地化(Localize)していかなければ、持続的な効果を生むことは難しい。その意味では、開発とは依然として人々の日常と生活にかかわる地道な努力の積み重ねでしかなく、外部者の短期的な評価で左右されることには弊害もある。

■講師: 神 公明氏(JICA英国事務所所長)

■講師略歴:

1986年にJICA入団。研修事業部、鉱工業開発調査部、農林水産開発調査部等に勤務。

1998年から2000年には環境庁地球環境部に出向。 1990年から1993年、2003年から2006年の2回のエチオピア事務所駐在を経て、2006年からアフリカ部にて東アフリカチーム長として勤務。 2009年より現職。

■ 日時: 2012年10月20日(土)14:30-16:30(開場14:00)

講演後17:00より、講師を囲んでの懇親会を予定しております。

■会場:

<勉強会会場>:JICA英国事務所会議室

30 Buckingham Gate, London, SW1E 6NN, UK

http://www.jica.go.jp/uk/office/about/index.html

*最寄り駅: Victoria, St. James Park

<懇親会会場> : JICA事務所最寄りのパブ ※当日スタッフがご案内します。

■ 形式: 講師の方によるプレゼンテーション、質疑応答

■ 言語: 日本語

■ 参加費: 無料(勉強会運営費のご支援を歓迎いたします)

■ お申し込み方法:

※終了しました。

会場のセキュリティ上、事前の申し込みが必要です。

御参加を希望の方は2012年10月17日(水)までに下記URLよりお申し込み下さい。

・3日以内にIDDPより返信がなければ、大変お手数ですが再度ご連絡下さい。

・会場の関係から、申し込みを制限させて頂く場合がございますので、御参加を希望の方はお早めにお申し込みお願いいたします。

■定員: 50名(先着順 )

■主催:英国開発学勉強会(IDDP)