第2回勉強会

2007年12月 2日(日)

第2回勉強会:「気候変動と開発」

■講師: 福嶋 慶三 氏

(環境省地球環境局総務課、サセックス大学環境開発政策修士)

■講師略歴:

立命館大学法学部(政治・行政コース)卒業後、神戸大学大学院法学研究科(公法専攻)修了。その後環境省入省、地球総務局総務課配属、地球環境局地球温暖化対策課異動を経て2005年4月内閣官房構造改革特区推進室、地域再生推進室出向(兼任・主査)、2007年4月環境省地球環境局総務課配属(主査・現職)。

2007年7月よりサセックス大学大学院(環境開発政策修士課程)留学中。

■講演内容:

今や地球環境問題といえば、すぐに連想されるのが「温暖化」(気候変動)と言われるほどに、気候変動問題は認知され、かつ深刻さの度合いを増しつつあります。

そして、気候変動問題は開発途上国とも密接に関わっており、例えば、中国は今やアメリカと並ぶ二酸化炭素排出国ですし、また、気候変動の影響が深刻化すれば、真っ先に被害を受けるのは、南太平洋やアフリカなどの最貧国であり、すでに一部では影響が顕在化しつつあります。

前半: プレゼンテーションと質疑応答

1) 気候変動問題の基本的なおさらい(気候変動とは何か、それに対する英国や日本の対応など)

2) 最新の国際動向(本年のG8ドイツサミット以降の動向など)

3) 気候変動と開発政策(成長途上国から、最貧国まで、どのように気候変動と関わっているのか)

後半: 講義を踏まえた簡単なワークショップ

■関連リンク:

(初級編)「地球温暖化の影響 資料集」環境省HP 気候変動がどのような影響を我々の生活に及ぼしてくるのかについて、まとめた資料集http://www.env.go.jp/earth/ondanka/effect_mats/full.pdf

(中級編)「スターン・レビュー 気候変動と経済」在日英国大使館HPゴードン・ブラウン現英国首相が財務大臣であった当時に、元世銀チーフエコノミストのニコラス・スターン博士に委託し、とりまとめられたものです。気候変動の経済への影響の側面について http://www.uknow.or.jp/be/environment/environment/07.htm