執筆:2010年3月
自己紹介
はじめまして、リーズ大学大学院に所属する山崎美加と申します。現在、英国生活2年目です。学部はサステイナビリティ学(ビジネス、環境、CSR)というコースに在籍しております。
日本の大学では商学部にて経営、ビジネスを専攻しておりましたが、大学1年の終わりにボランティアスタッフとしてネパールを訪れそこから進路、将来の目標が大きく変わり現在にいたります。経営のゼミでしたが、先生にお願いして卒論も途上国での新しいマーケット開拓のためのCSR戦略について執筆しました。
在学中は自身でボランティアサークルを設立し、ネパールで雑貨や、レターセットなどを買付けフリーマーケットで販売し収益をネパールに送る活動を主に行っていました。当時から開発ビジネスに興味があり、特にフェアトレードを専門に学びたいと思っていました。
私は開発の理論的な知識は全くなかったので、大学院への留学を決意しました。1年目はイーストアングリア大学にてPostgraduate Diploma in Developmentを取得し、主に開発の基礎的知識を身につけました。2年目からはフェアトレードの専門の先生がいる現在の大学院にてもっと専門的なことを学んでいます。
所属コースの概要
学部は6つのコースに分かれています。
1、MSc Sustainability (Climate Change)
2、MSc Sustainability (Business Environment and Corporate Responsibility)
3、MSc Sustainability (Environmental Consultancy and Project Management)
4、MSc Sustainability (Environment & Development)
5、MSc Sustainability (Ecological Economics)
6、MSc Sustainability (Environmental Politics & Policy)
私が所属しているのは2番目のMSc Sustainability (Business Environment and Corporate Responsibility)です。3番目のコンサルティングのコースは論文のかわりに企業と共同でプロジェクトを起こすそうです。School of Development Studiesは一番人気の学部ですので、出願は早めにすることをお勧めします。定員に達するとクローズするようです。また2009年よりMSc Sustainability(Transport)というコースが新たに設立されるそうです。
コースの短所というより私の下調べ不足だったとは思いますが、環境へフォーカスしすぎな気がしました。また課題のスケジュールが詰めすぎて、満足いくものが提出できませんでした。抗議したところこのスケジュールは来年から少し楽にはなるようですが、実際はわかりません。
授業はいくつかのコースで合同で行われます。合計70名でイギリス人が大半です。他にはタイ、ドイツ、スウェーデン、メキシコ、ウガンダなど留学生ももちろんいます。私のクラスだけですと合計15名、うちイギリス人11名、中国人1名、インド人2名、日本人(私)1名です。割合でいうと留学生は少ないので、英語もネイティブのスピードです。留学生だからと言ってケアはありません。
授業全体について
Semester 1, 2, 3の3学期制です。Semester1 は全て必修科目、Semester 2から1教科のみ選択となりました。3学期は論文執筆期間です。
9月末~12月末 Semester1
12月末~1月頭 クリスマス休暇
1月半ば~Semester 1テスト期間
1月末~3月半ば Semester 2
3月半ば~4月末 イースター休み
4月末~5月頭 Semester 2テスト期間
5月~8月末 Semester 3論文執筆期間
正直イースター休暇は休む暇はありません。現在取り組んでいますが、85%評価の5000字の課題、50%評価の4000字の課題があり、提出後はすぐテスト期間に入りますので休み中に準備しておかないといけません。
これまでに受けた授業の内容・感想
授業名:Environment and Development political ecology(選択科目)
内容・感想:
留学生に対してケアしてくれる先生だったので、理解しやすかったです。内容は政治と環境、開発のかかわりについてで、さまざまなアプローチ法を学び、ケーススタディーを通して問題点を見つけどうすれば解決されるかを学びました。
評価:
25% 2000字 エッセイ
25% プレゼン
50% 4000字エッセイ
授業名:Standards and Tools for Business, Environment and Corporate Responsibility
内容・感想:
41個の環境スタンダードやガイドラインを学びました。生徒のプレゼンで説明されるのですが、先生が楽してるなという感想を持ちました。内容としてはいいのですが、広すぎて実戦的ではないという感想を持ちました。
評価:
85% エッセイ 5000字
15% グループプレゼン 40分
授業名:Issues and Cases in Business, Environment and Corporate Responsibility
内容・感想:
様々な企業のCSRレポートを読み、良い点悪い点を見つけ出し、どう解決していくかを学びました。CSRレポートを実際に書く課題は実戦的でとても役立ったと思います。
評価:
50% CSRレポート作成
50% テスト
大学情報
リーズはノーリッチ(UEAがある街)と比較すると治安は悪いです。寮への帰り道にひったくりにあったり、後ろから石で殴られたという人もいます。夜は一人で出歩かないことです。必ず大学のバスを使うか、男性に送ってもらった方がいいです。先日も学内のトイレで男性がレイプにあう事件が起こりました。日本ではないので気を引きしめて生活することを勧めます。
学食はだいたい3~4ポンドで、日替わりの料理がだされますがあまり行かないのでよくわかりません。売店には、寿司が売られていたり、アジアンヌードルが売られている等色々なものが楽しめます。そしてリーズはフェアトレード大学として認定されていますので、売店も学食もフェアトレードの商品、オーガニックの商品が他大学よりも豊富にそろっています。
また予約をすればベジボックスという有機野菜が購入でき大学で受け取れます。いろいろな野菜が入っていて価格は5ポンドです。無添加シャンプーも量り売りされており、環境にやさしい大学です。
街までは徒歩15分です。またフリーバスもありますので、それに乗ってもいいと思います。必要なものは何でも購入できます。街に中華系のスーパーには日本食コーナーがあります。納豆、日本米、味噌、豆腐などがあり、品揃えは充実しています。
その他の情報
IELTSのスコアはあまりあてにしない方がいいと思います。いくら基準のスコアを満たしても授業についていくのはとても大変です。2年目ですが今だに英語には苦労しますし、勉強しても、しても足りません。
院に進まれる皆さんは1年という限られた時間ですので有効に使えるように日本語でもいいので事前にご自身の分野について勉強していかれたほうがいいと思います。英語力も来てから伸ばそうというのでは遅いので、できるだけ時間のあるうちに勉強されることをお勧めします。
またmixi やfacebook を通しての情報収集もとても役立つと思います。