昔は碧海郡上郷村大字渡刈字藤藪と称し、今は豊田市豊栄町一区であるこの地に 人が住み始めたのは大正12(1923)年ごろとされ、令和5年で100年になります。ま た、「藤藪部落会」が太平洋戦争後日本に駐留したGHQ(連合国軍最高司令官総司 令部)によって強制的に解散させられ、「渡刈藤藪区」として昭和23(1948)年にス タートして、三四半世紀の75周年でもあります。 この二つの節目を前にした令和3年9月、「この機会に豊栄町一区自治区の歴史や 現在の状況を分かりやすくまとめた区誌をつくろう」として、気鋭の老若男女13名の 有志が区誌委員会を立ち上げ、「豊田市わくわく事業」の補助と当自治区三役をはじめ各方面の皆様のサポートをいただき、活動を進めました。
区誌を作成することにした最大の目的は、「区民の皆様が豊栄町一区の歴 史や現況をより深く理解することを通じて、区民としての誇りや愛着心を育み、自治区 活動への参画意識や隣近所が助け合う『近助』の精神を高めて、豊栄町一区自治区の 末永い安定・発展の一助にしよう」との思いからです。 そのために本区誌は、「100年間の先人の歴史の記録」だけではなく、「現在の自 治区の活動状況・姿」をはじめ「古老インタビュー、寄稿」と「写真で見る今昔比較、歴 代役員名簿などの資料編」を加えた、4部構成としました。従って、この冊子は「区史」 とはせずに「区誌」とし、表題も『豊栄町一区の今・昔―ふじやぶ100年のあゆみ―』と したのです。
区誌は、令和5(2023)年8月1日に発行し、豊栄町一区全世帯(希望世帯)へ配布いたしました。
区民、その他に、関係自治区、関係小学校、豊田市内の全中学校・全高等学校・全交流館、豊田市役所、豊田市中央図書館、愛知県図書館、国立国会図書館、豊田警察署末野原交番、豊田消防署末野原分署、関係報道機関、関係議会議員、豊田市郷土史研究会などにも、お配りさせていただきました。
冊子入手のご相談は、区事務所(0565-28-3332)までお問い合わせください。