製本教室<第11回>【本かがり(手縫い糸かがり)】 ★終了しました★
開催概要
日時:2012年8月21日(火) 18時30分~21時00分 ★終了しました★
会場:創元社 本社4階セミナールーム
(地図は下記googleマップをご覧ください)
参加費:3000円+材料費1000円
定員:30名
申込み締切:2012年8月16日(木)
持物:とくになし
***
今回は「本かがり(手縫い糸かがり)」がテーマです。
本かがりというのは、かがり台を使用した“本”格的な糸“かがり”の製本様式です。紙を折り、糸を通し、すべてをひとつに束ねてつなげる。たったこれだけのことですが、これこそが、手製本における基本かつ究極の技術ともいえます。この「綴じの技術」と、本教室でもやった「表紙をつくる技術」が身につけば、基本的にはゼロから本がつくれるといっても過言ではありません。さらに、パッセ・カルトン(綴じつけ表紙)といった工芸製本の土台ともなる技術で、高度な製本への第一歩でもあります(今回、表紙はつくりません)。もちろん、それだけに技術が必要ですが、初心者のかたにも楽しんでいただける内容になっておりますのでご安心ください。
書物は本来、長年の劣化に耐え、修復されながら読み継がれていくものです。しかしながら、現代では壊れやすく修復のしづらい無線綴じが主流になっています。本教室が、そのことをいま一度見なおすきっかけにもなれば望外の喜びです。
※今回、大光製本所お手製の「かがり台」を使用します。今回の製本教室にお越しいただいたかたでご希望のかたには、お使いいただいたかがり台を特価にてお譲りいたします。定価6,800円(税込)のところ、特別に4,800円(税込)でのご提供が可能です(その場、現金限りとなります。※参加費は別です)。ぜひこの機会にご検討ください。
講師――大光製本所 寺内光浩 社長
以前、寝ている私のほっぺたをビンタされるような体験をしました。ドイツで“手製本”の職人さんに話を聞く機会がありました。当初「この時代に古くさいなあ」と思うほどだったのですが、説明を受けるうち、手製本の技術や伝統に誇りを持っておられるのが、痛いほど伝わってきました。目が覚める思いでした。それ以来、“手づくりのよさ”が頭から離れません。
機械とちがって、一から手でつくる製本というのは、自分のアイデアもいきいきします。「しもた! まちがえた」ということも、おもしろい結果になることがある。手づくりだと“気持ち”も入りますよね。本には、背や頭、口や耳や喉といった名称があるんですよ。本も人間とおなじなんです。育てるようにつくる。それはもう大切に。
今回はついに「本かがり」に挑戦していただきます。専用のかがり台も手づくりで準備いたしました。紙や糸の色もお好みのものを選んでいただきます。短い時間ですが、みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
講師:大光製本所ホームページ
☝クリックすると拡大します
講 師
大光製本所 寺内光浩社長
お申込み、お問合せ先
株式会社 創元社「セミナー・製本教室 係」
〒541-0047 大阪市中央区淡路町4-3-6
電話:06-6231-9010 ファックス:06-6231-9021
※携帯電話からメールでご応募いただく場合は、パソコンからの返信を受け取れるように設定いただくよう、お願いいたします。