Lectures & Jobs

教育担当科目 Lectures in undergraduate and graduate course

前期 First semester

<学部>

・応用昆虫学 Applied Entomology

・保全生物学 Conservation Biology

・昆虫学実験 Experiment of Entomology

・食・農・環境概論 Compendium for Food, Agriculture and Environment

・外国文献購読 Reading Practice of Foreign Papers

・卒業論文I Bachelor Thesis

・亜熱帯動物学特論 Special Lecture for Subtropical Zoology

・亜熱帯農学特別演習I Exercises of Subtropical Agriculture

<大学院>

・亜熱帯動物学特別研究I,III Master Thesis

・昆虫管理学特別演習I Special Exercises of Insect Pest Management

後期 Second semester

<学部>

・基礎昆虫学 Basic Entomology

・保全生物学実験 Experiment of Conservation Biology

・外国文献購読 Reading Practice of Foreign Papers

・卒業論文II Bachelor Thesis

・亜熱帯農学特別演習II Exercises of Subtropical Agriculture

<大学院>

・保全生物学特論 Theory of Conservation Biology

・農学研究の最前線 Forefront of Agricultural Research

・亜熱帯動物学特別研究II,IV Master Thesis

・昆虫管理学特別演習II Special Exercises of Insect Pest Management

研究テーマ・進路など

研究テーマについては,研究室の多くの学生が3年生後半に大凡のテーマを決めます.長期観察を必要とするテーマや,冬~春に採集・観察を必要とする材料もあることから,早めに卒論計画を立てるに越した事はありません.また研究テーマ・材料は自分である程度選べますが,2017年度から教員のアドバイスに従って決定する方針になりました.卒論は高校までに実施してきた自由研究とは違い,検証すべき仮説を立てて実験観察し,得られた結果を適切に処理して考察する一連のプロセスを学ぶ場です.行き当たりばったりの研究テーマでは,日和見的な実験,解析,考察に終始してしまうため,的確な科学的検証法を学ぶことが出来ません.まずは卒論を通して科学的方法論の基礎を身につけられれば,修士以降に材料,課題を自由に見つけて遂行することも可能です.他大学から大学院受験を希望する場合,受入希望の教員と良く相談する他,現在所属する大学では生態学,行動学,統計学などの基礎を充分身につけ,科学的思考の訓練を積んで下さい.こうした努力と訓練なしに当研究室を希望しても,満足いく修士・博士の研究生活は送れないでしょう.

また 入学当初から当研究室を希望している学生が多いというのも大きな特徴で,特に無類の昆虫好きを自負する学生は少なくありません.確かに昆虫その他の生物の 分布や生態に深い造詣を持つ事は研究を深める事にもつながります.しかし研究を始めれば自分の材料の知識は否応にも深まります.大切なのは,新しい 事へ挑戦する意欲,忍耐力,そして(並以上の)体力です.生態学と一口に言っても様々な細目があるように,皆が同じスタイルで 研究を行う必要はありません.ある人は室内で生物を飼育交配し,ひたすら観察していたり,別の人はパソコンに向き合って数値計算を繰り返す…といった様々 な人たちが同居している分野です.自分は何に興味があり,どんな事が得意かに思いを馳せれば,自ずとやりたい事が見つかるかも知れません(あくまで希望的観測^^).

就職状況

気になる卒業後の進路ですが,ここ最近は修士課程への進学者が増加傾向にあります.また学生の希望としては国家・地方公務員など,比較的安定 した職種に就く事を希望している場合が多いです.公務員については昨今の定員削減などが影響し,極めて狭き門となっているので,公務員を希望する場合は, 早めの対策を立て,(時には研究の手を休めても)過去問の勉強を繰り返し行うことを強く勧めます.

2013年度は最難関の国家公務員総合職試験に最終合格者が出ました.琉大は国立大学でもランクが下の大学として認識されていますが,入学後の努力が如何にモノを言うか,おわかりいただけると思います.当研究室は企業等の就職を斡旋できるような(いわゆる”コネ”)環境ではありませんが,在学生はそれぞれ努力して,意中の職に就く者が多く居ます.これから琉大を受験し,当研究室への進学を希望されている方は,先輩らが築いた良き伝統を是非引き継いでいって下さい.また人気の高い国立公園レンジャーについては毎年どこかの地域で公募が出ますが,殆どが非正規雇用(年単位の契約職員)です.安定的に環境行政に身を置きたければ,国家公務員試験を突破するしかないことを肝に銘じて下さい.

最近の進学・就職実績(自分が憶えている分だけです…すみません)

<学部生>

国家公務員(総合職,一般職:農林水産省),地方公務員(都道府県,市役所,警察,小学校,高校),大学院進学(北海道大,琉球大, 九州大),一般財団法人(環境分析),起業家養成大学,民間企業(日本郵便,防疫,種苗,アパレル,食品等),青年海外協力隊(JOCV-JICA)

<修士課程>

国家公務員(一般職:環境省,農林水産省),地方上級公務員(沖縄県),農業改良普及員(北海道),JAおきなわ,民間企業(防疫,食品等),環境アセスメント会社

<博士課程>

ポスドク(琉球大,京都大,北海道大),NPO,沖縄県非常勤職員など

<ポスドク>

東京大学准教授,神戸大学特任助教,甲南大学講師,関西学院大学講師・助教,千葉大学准教授,帯広畜産大学准教授,鹿児島大学准教授,国立環境研究所(NIES),日本学術振興会特別研究員,国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構:NARO) 研究員,鳥取県立博物館など