前期 First semester
<学部>
・食・農・環境概論 Introduction to food, agriculture, and environmental science
・応用昆虫学 Applied Entomology
・保全生物学 Conservation Biology (Insect Pest Management)
・昆虫学実験 Experiment of Entomology
・外国文献購読 Reading Practice of Foreign Papers
・卒業論文I Bachelor Thesis
・亜熱帯動物学特論 Special Lecture for Subtropical Zoology
・亜熱帯農学特別演習I Exercises of Subtropical Agriculture
<大学院>
・亜熱帯動物学特別研究I,III Master Thesis
・昆虫管理学特別演習I Special Exercises of Insect Pest Management
後期 Second semester
<学部>
・基礎昆虫学(旧 昆虫分類学) Basic Entomology (Systematic Entomology)
・保全生物学実験 Experiment of Conservation Biology
・外国文献購読 Reading Practice of Foreign Papers
・卒業論文II Bachelor Thesis
・亜熱帯農学特別演習II Exercises of Subtropical Agriculture
<大学院>
・保全生物学特論 Theory of Conservation Biology
・農学研究の最前線 Forefront of Agricultural Research
・亜熱帯動物学特別研究II,IV Master Thesis
・昆虫管理学特別演習II Special Exercises of Insect Pest Management
研究テーマについては,研究室の多くの学生が3年生後半に大凡のテーマを決めることが多いです.しかし長期観察を必要とするテーマや,冬~春に採集・観察を必要とする材料もあることから,なるべく早めに卒論計画を立てるに越した事はありません.基本的に研究テーマ・材料は自由に決める事ができますが,特に希望するテーマが無い場合は,過去に研究室で行っていた課題を膨らませたり,先輩が行っている研究テーマの関連テーマを手がける場合もあります.大体これまでの経験から,自分でテーマを持って来た内容がそのまま卒論になった割合は20~30%程度です.大概は多少なりともテーマの見直しが必要となるので,当初思い描いていた内容とまるで異なる卒論が仕上がる事が多いようです.
また入学当初から当研究室を希望している学生が多いというのも大きな特徴で,特に無類の昆虫好きを自負する学生は少なくありません.確かに昆虫その他の生物の分布や生態に深い造詣を持つ事は研究を深める事にもつながります.しかし研究を始めれば自分の材料の知識は否応にも深まります.むしろ大切なのは,新しい事へ挑戦する意欲,忍耐力,そして体力がフィールド系研究者に必要であると思います.生態学と一口に言っても様々な細目があるように,皆が同じスタイルで研究を行う必要はありません.ある人は室内で生物を飼育交配し,ひたすら観察していたり,別の人はパソコンに向き合って数値計算を繰り返す…といった様々な人たちが同居している分野です.研究に没頭できる時間は思っているよりも短く感じます.自分は何に興味があり,どんな事が得意かに思いを馳せれば,自ずとやりたい事が見つかるかも知れません(あくまで希望的観測^^).
そして気になる卒業後の進路ですが,ここ最近は修士課程への進学者が増加傾向にあります.また学生の希望としては国家・地方公務員,郵便局など,比較的安定した職種に就く事を希望している場合が多いです.公務員については昨今の定員削減などが影響し,極めて狭き門となっているので,公務員を希望する場合は,早めの対策を立て,(時には研究の手を休めても)過去問の勉強を繰り返し行うことを強く勧めます.
最近の卒業生の主な進路は以下の通りです.
過去の進学・就職実績(自分が憶えている分だけです…すみません)
<学部生>
国家公務員(総合職,一般職:農林水産省),地方公務員(市役所,警察),大学院進学(北海道大,琉球大,九州大),一般財団法人(環境分析),起業家養成大学,民間企業(防疫,種苗,アパレル,教育等),青年海外協力隊(JICA-JOCV),農園経営
<修士課程>
国家公務員(一般職:環境省,林野庁,農林水産省),地方上級公務員(沖縄県),JAおきなわ,民間企業(食品,防疫,環境アセスメント)
<博士課程>
ポスドク(琉球大,京都大,北海道大),沖縄県非常勤職員,NPOなど
<ポスドク>
京都大学(助教),甲南大学(講師),関西学院大学(准教授・助教),千葉大学(准教授),国立環境研究所,鳥取県立博物館,農研機構(NARO:研究員),沖縄科学技術大学院大学(OIST: 専門員)など