2012.10.14 高島水際線公園 ハゼ釣り大会 “第一回 ハマハゼ杯”開催報告♪
投稿日: Oct 17, 2012 4:15:56 PM
横浜そごう裏にある高島水際線公園で
“生き物の棲み処さがしプロジェクト”の一環としてハゼ釣り大会
“第一回 ハマハゼ杯”が開催されました。
生き物の棲み処さがしプロジェクトは、
都市型干潟の楽しい使い方研究チーム
という国総研や関連の研究者の方々による体験型調査プロジェクト。
都会の中の公園にも多くの生き物が生きている。身近な水辺の生物を探し、触って、
感じて欲しい。この想いはハマ海会も同じ!
そんな訳で、釣りと水辺遊びの専門家ということで、
ハゼ釣り大会“ハマハゼ杯”
のお手伝いをさせていただきました♪
9時00分、受付開始、子供にお父さん、お母さん、おじいちゃんにおばあちゃんと、
市民39名、スタッフ17名が参加。
楽しい干潟チーム 森田さん、国総研 古川さんによる開催挨拶があり、
まずは、干潟に入りゴカイ掘り!
はじめは、おっかないビックリで干潟に降りていた子供達でしたが、数分後には真剣な眼差しで砂を見つめ、
赤茶色のゴカイを次々と掘り当てていました。
10時30分、いよいよハゼ釣り大会・ハマハゼ杯開始!
捕まえたゴカイを餌にハゼ釣りを楽しむ。こんな楽しみ方は釣りおじさんたちでも最近はできない遊び方です。
ハマの黒鯛釣りでは、今も地場のカニや貝を採り、それを餌に黒鯛を狙いますが、ハゼ釣りやキス釣りで
地場のゴカイを採るということはまずありません。ベテランの釣り師でもゴカイは買うものというのが常識です。
だけど、横浜駅東口の干潟公園でゴカイを掘り、それを餌にハゼ釣りが楽しめるなんて!?
これってかなりすごい社会実証実験なのではないでしょうか!都市型干潟の楽しい使い方研究チームに感謝♪
さて、釣り場と化した高島水際線公園では、はじめて手にする釣り竿の長さに戸惑ったり、よそ見をしてたら
釣り針がズボンに刺さったりで、てんやわんやのお祭り騒ぎでしたが、ポチョンと釣り糸を垂れてみれば、
ブルブルと応えてくれるハマのマハゼ君たちが次々と出現!
あっちでもこっちでも、はしゃぎ声が聞こえ始め、あっという間にみんなハゼ釣り名人になっていました(笑)。
干潟ではゴカイを餌にエビ釣りも始まったりと、都市型干潟公園の楽しみ方がこの一日、いやいやわずか3時間で
あっという間に創造され、ハマっ子の遊び心の底力を見たような気がしました。
水辺遊びを楽しむ子供達。これが本当の水辺の姿なんだよなぁ~。
あっという間に時は過ぎ、夢のハマの街中ハゼ釣り大会“ハマ海杯”はタイムオーバー。
表彰式前に神奈川県水産総合研究所 工藤さんがハマの水辺生物についてとても詳しく解説してくれました。
表彰式はハマの海を想う会 濱パイクから賞品授与。
・優勝 チーム稲吉 45.2cm (三匹の全長、賞品・TICAリール)
・ビックフィッシュ賞 米良くん16.5cm (賞品・TICAリール)
・じゃんけん大会も大盛り上り (寺岡屋醤油)
みんなとても喜んでくれました。
閉会の締めでは、海辺つくり研究会 木村さんが水辺の遊び方と安全対策の必要性を解説してくれ、無事に閉会
となりました。
追記1:高島水彩線公園は、普段はあまり人気のない公園だけど、上流から流れ着いたのか?捨てられたのか?
ゴミが水辺を汚していました。拾ったゴミからはメタンガスのような異臭、足元の砂場もちょっとヘドリー。
まだまだハマの海は環境改善が必要だと感じました。
人工物のゴミは紛れもなく人が出すものです。結局、ちゃんと処分しないと、こうして自分たちに帰ってくる
ということを日頃から意識して、“みんなが楽しく憩える美しいハマの海”にしていきたいですね♪
追記2:ハマの海を想う会 お掃除隊現る!?(笑)ゴミを見ると拾わずにはいられないハマ海会メンバー。
ハマハゼ杯開催前に干潟のゴミを密かにピックアップしておりました。やるねん♪