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2019年10月30日-11月1日

第42回溶液化学シンポジウム(東北大学)

原田美緒さん(M1)がポスター賞を受賞しました.おめでとうございます!!

当研究室の原田(M1)が第42回溶液化学シンポジウムでポスター発表をしてきました.迫田は学内業務のため,残念ながら不参加でしたので,原田の単独参加でした.原田にとっては3度目の学会発表(学内であった学会発表を含めると5度目)だったので,あまり心配はしていなかったのですが,いろいろな先生方や学生さん達と知り合いになれたようで,よかったです.当日知り合った先生が,原田のポスター賞受賞スピーチの動画をとって下さっていて,それを原田から見せてもらったのですが,笑いを取りつつの素晴らしいスピーチでした(関西人なので,笑いをとるのは必須!!).迫田はもともと,真空中におかれた分子の研究をしていたので,溶液化学シンポジウムは,比較的最近,参加し始めた学会です.新参者である私たちのグループの研究を公平に評価して下さった溶液化学の専門家の皆様に感謝感謝です!

2019年9月17-20日

第13回分子科学討論会(名古屋大学)

名古屋大学で開催された第13回分子科学討論会に参加してきました.佐野と山本(M2)が口頭講演,野口と原田(M1)がポスター発表を行いました.口頭講演では聴衆の方から本質的な質問を頂きましたし,ポスター発表でも多くの方に聴きに来ていただいて(人だかりができてた),院生のみんなにとっても有意義な学会発表になったのでないかと思います.

学会期間中は,他の大学の先生方や学生さん達と交流する良い機会です.今回は学会2日目の夜に,我々の研究室と静岡大学の松本先生の研究室とで懇親会を行いました.また,放送大学の安池先生も懇親会に参加して下さいました.松本先生(普段は先生とか言わないですが...)とは大学院生のころからの付き合いで,今では迫田が勝手に「兄貴」と思って慕っている先生です.今回の懇親会,名古屋ということで「世界のやまちゃん」に行きました.安池先生,松本先生,迫田のおっさん3人は,手羽先を貪り食ってばかりでしたが,学生さんたちは研究室の垣根をこえて,みんなで楽しそうにワイワイやっていました.そんな姿を見ると,懇親会やってよかったな,と思いました.

ところで,迫田が懇親会の途中でお手洗いに行って戻ってみると,当研究室の原田と安池先生が何やら話し込んでいました.何を話し込んでいるのかと思ったら,原田が勉強している熱力学の教科書の著者が安池先生ということで,熱く盛り上がっていました(じつはこの文章,年末に書いていて,盛り上がっていたのはよく覚えているのですが,具体的に何を話していたのか,完全に忘れました).

ちょっと真面目なことを書くと,化学科の学生さんは必ず熱力学を勉強するわけですが,これが「訳が分からん」科目の代表選手のようなやつでして,昔から多くの学生を苦しめてきたんじゃないかと思います(私も熱力学の重要性とその美しさ,すごさが分かってきたのは,30代になってからです).ところが,今世紀にはいって,熱力学分野に3冊の福音書が現われました.佐々本,田崎本,清水本です(私は主に田崎本を精読したのですが,これは控えめに言って(教科書なのに)「感動で打ち震える」本でして,私は勝手に熱力学の田崎本を「旧約聖書」,統計力学の田崎本を「新約聖書」と呼んでいます.昔,感動のあまり,田崎先生が九大にいらした折に教科書にサインしてもらいました.家宝です.量子力学の教科書,出ないかなあ).そして数年前に4冊目の福音書が現われました.それが,秋山・安池本です.以前の3冊はどちらかというと物理向けなのですが(田崎本には9章に化学への応用に関する議論がきちんと載っています),秋山・安池本は,ベースを清水本におきつつ化学への応用も意識した教科書になっており,化学科の学生さんにも超絶お勧めです(じつは,秋山・安池本の著者のお一人である秋山さんは,九大時代の化学科の同僚でして,秋山さんとは仲良しだったので,よく話したり飲んだりしていたのですが,この人の熱力学や統計力学の理解の透徹さはハンパないです).

2019年7月31日

前期お疲れ様会

前期お疲れ様会をなんばのビアガーデンで行いました.暑かった...分子科学も近づいてきたので,研究のギアをもう一段アップです.

2019年6月19-21日

マンチェスター国際会議:Highly-excited States and Non-covalent Interactions

イギリスのマンチェスターで行われた国際会議で迫田が招待講演を行いました.迫田が20代のころからお世話になっているマンチェスター大学のKlaus Muller-dethlefs教授が70歳になるのを記念した国際学会でした.Klausとゆかりのある研究者が,ヨーロッパ全土,北米,東アジアの各地から駆けつけて,大変盛況な国際会議でした.Klausは,ZEKE-PFI (ゼロ運動エネルギーパルス電場イオン化)光電子分光法を開発した研究者として大変著名です.通常のエネルギー分散型の光電子分光法によって得られる光電子スペクトルは,エネルギー分解能が良くないのですが,Klausの開発したZEKE-PFI では,エネルギー分解能を1 cm-1以下(色素レーザーの分解能と同じくらい)にすることが可能であり,これが世に現れたときの衝撃はすごいものだったと思います.迫田も20代のころにZEKE-PFI の装置を自作していて,Klausとはそのころからのお付き合いです.研究者としてのKlausは偉大で,普通だったら話しかけるのもビビッてしまいそうですが,その素顔はビールとワイン大好き(ドイツ人なので)の面白いおじさんで,歳が2回り以上違う迫田とも気さくに付き合ってくれてきました.また,今回の学会では,長いこと共同研究を行ってきたベルリン工科大学のOtto Dopfer教授(Klausの最初の博士課程学生)とも旧交を温めることができて,非常に楽しい国際学会になりました.以下の写真は,KlausとOttoと一緒に自撮りした写真で,迫田が生まれて初めてとった自撮り写真です.

Klausと自撮り

Ottoと自撮り

2019年5月14-16日

日本分光学会年次講演会

京都大学化学研究所で行われた日本分光学会年次講演会でM1の原田がポスター発表を行いました.原田は今回が学会デビューでした.お疲れさまでした.本人は緊張したと言っていましたが,ポスター発表を様子をこっそりのぞいた限りではしっかりと発表出来ていたと思います.ポスターを聞いてくれた方々との議論や他の方々の講演を聞いて,原田も色々と刺激を受けたようでした.若い学生にとっては,自分の研究だけでなく,外の世界ではどのような研究が行われているかに目を向けることも大切です(学生だけではなくて自分もですが).そういった意味でも今回の学会参加は意義深いものになったのではないか思います.ちなみに,日本分光学会は私が最初に入会した学会です(M1のとき).学会誌の「分光研究」を読みたくて入会しました.

2019年3月25日

卒業式

卒業式が行われました.当グループからはB4の2名が卒業式に臨みました.ご卒業おめでとうございます.これからも大学院で一緒にがんばりましょう.さて,卒業式とは特に関係ないですが,関西ではB4のことを4回生と呼びます.これは関西の方言だと思うのですが(普通は4年生と呼ぶところの方が多いと思う),学部の授業中に「何回生って呼ぶのは関西の方言だと思うよ」というと学生がビックリします.こちらの学生は,小学生から高校生までは何年生,大学生は何回生,と使い分けるのが普通と思っているみたいです.関西独自の文化でなんかいいなあ,とは思うのですが,いまだに何回生という言い方には慣れてなくて,空気を読みながら使い分けています.

2019年3月16~17日

日本化学会春季年会

神戸で開催された日本化学会春季年会でM1の佐野と山本が口頭講演を行いました.二人とも,昨年の分子科学討論会でポスター発表を行いましたが,学会での口頭講演は今回が初めてでした.二人とも緊張したと思いますが,立派に発表を行いました.どちらの講演でも,聴衆の方から本質的な質問が出ましたので,二人が伝えたかった内容はある程度伝わったのではないかと思います.やはり口頭発表は質疑応答が難しいのですが(自分のプレゼン部分は徹底的に練習しておくのが当たり前),今回の発表でもその難しさを感じたのではないかと思います.質疑応答に上手く対応できるようになるためには,普段から研究室で活発にディスカッションすることが重要ですが(うちのグループは普段のディスカッションも活発です),場数を踏むことも必要です.これからも色々な機会をとらえて,積極的に研究成果を外に発振していきましょう.

写真は佐野君と山本君が企業ブースのくじ引きでゲットしてきた戦利品です.いかにも理系の研究室のインテリアという感じでナイスな品です.

2018年12月26日

研究室の大掃除と忘年会

研究室の大掃除と忘年会を行いました.光物理化学研究室は,私が2年半前に赴任してからは4月に大掃除を行っていましたが,今年は年末に中規模の掃除を行うことになりました.理由は聞いていませんが,八ッ橋先生のご発案なのかな?ところで,八ッ橋先生が,お掃除中に出てきたテプラを我々にくださいました.八ッ橋先生,ありがとうございます!!掃除の後は,毎年恒例(なのかな?)の鍋を囲んでの忘年会.みんなで4時間くらいワイワイ,キャッキャと楽しく盛り上がりました.

今回の掃除の途中でYくんが,「先生,あの拾ってきた恒温槽,どうします?」と聞いてきました.半年くらい前に,学科で廃棄処分された恒温槽をもらってきたのですが,見るからにボロボロで,「これ,本当に動くんかいな?」と思いながら実験室に放置していました.しかも,この恒温槽は学生実験で使われていた,と聞いていたのですが,うちの学生に聞くと,みんな「見たことない」というじゃありませんか!これはいよいよダメだ,と思いつつも,このまま捨てるのも,もったいないかなあ,と思ったので,とりあえず,外せそうなところは外して,掃除機でほこりを吸ったり,磨いたり,洗剤でゴシゴシしたりしました.そうして外見が少しきれいになると,不思議なことに「これ,動くかもしれんな」と思えてきたではありませんか(先に動くかどうか試せよっ!と思ったあなた.もとの恒温槽は電気を通すのが怖いぐらい汚かったのです...).きれいなお水を充填して,スイッチオン.なんか底の方からヘンな泡がぶくぶく出てきたのですが,それに目をつぶれば,きちんと動いてくれました!(Hさん,大喜び!!).これも何かのご縁ですので,この恒温槽には,うちのグループで天寿を全うしてもらえれば,と思っています.

このように書くと迫田が復旧作業を行ったように見えますが,実際はM1のSくんとYくんがリーダーシップをとってくれて,HさんやTくんがこだわりをもって磨き上げてくれました(そのころ,Nくんはドラフトの水をきれいにするべく,奮闘してくれていました).皆さん,どうもありがとう!!

2018年11月11-12日

研究室旅行@岡山

研究室旅行で岡山に行ってきました.初日は絶好の観光日和で,倉敷の美観地区などを散策しました.研究室のHさんが見つけた美観地区にあるカフェ(?)がすごく良くて,すごく豪華なフルーツパフェを頂きました(学生さんが食べていたフルーツパンケーキも豪華で美味しそうでした).夜は夕日が美しいホテルに泊まりました(八ッ橋先生がとってもきれいな夕日の写真を撮ってくださいました).美味しい夕食を堪能して,温泉にゆっくりつかった後,みんなで部屋に集まってゲーム大会をしました.トランプのババ抜きや神経衰弱では,Oくんが興奮のあまり,自分に不利になることをしゃべりまくりで,みんな大爆笑でした.Kくんが事前に調べてくれていた「エセ芸術家,ニューヨークへ行く」というゲームも最高でした.

2日目は,瀬戸駅からタクシーに乗ってワイナリーに行き,工場見学のあと,ワインの試飲をしました.伊勢志摩サミットで出されたというワインがグラス1杯100円で飲めて大変おいしゅうございました.その後,後楽園と岡山城を観光しました.ところで,恥ずかしながら,これまで後楽園は東京のどっか(東京ドームの近く)にあると思っていましたので,研究室旅行のおかげで一つ賢くなりました(多分,若い学生さんは,なんで迫田がそんな風に思い込んでいたのか分からないと思いますが).最後は岡山駅周辺でゆっくりとお土産を買って帰阪しました.

今回の研究室旅行は,4回生の皆さんが全てお世話してくれました.4回生の皆さん,超楽しい研究室旅行をどうもありがとう!!

2018年9月10-13日

第12回分子科学討論会

佐野元哉君が優秀ポスター賞を受賞しました.おめでとうございます!

福岡で開催された第12回分子科学討論会に参加してきました.分子科学討論会は前身の分子構造総合討論会を含めると50年以上の歴史がある学会で(第1回が1964年),毎年1000名強の参加者が分子科学の最新の知見を持ち寄り,熱い討論を行っています.分子科学討論会は私たちのグループにとって最も重要な学会で,「分子科学討論会でよい発表ができるように研究をがんばろう!」と学生さんたちに言っています.今年はM1の佐野と山本がポスター発表を行いました.シニア研究者たちから色々と鋭いツッコミをされたようで,両人にとってもよい経験になったのではないかと思います.私も久しぶりの福岡ということで(19年間住んでいました),もつ鍋とラーメンを食べ過ぎました.

2018年7月2-3日

立教大学三井正明教授 集中講義

立教大学の三井先生に2日間の日程で集中講義をお願いしました.分光学の基礎的な(初等的ではない!)事項を詳しく講義してくださり,学生さん達にとっても意義深い集中講義だったのではないかと思います.迫田も時間が許す限り,講義を拝聴いたしました.教える立場から見ても,色々と得るところの多い講義でした.三井先生,ご多忙を極める中,わざわざ大阪の端っこまで来てくださり,誠にありがとうございました!!

018年6月6-8日

34th Symposium on Chemical Kinetics and Dynamics(第34回化学反応討論会)

京都にある関西光科学研究所で開催された34th Symposium on Chemical Kinetics and Dynamicsに参加し,当研究室のM1の佐野と山本が学会デビューしました.初めての学会発表で緊張したのではないかと思いますが,2人ともがんばって発表していました.今回の経験を活かし,次の学会発表ではもっと良い発表ができるように一緒にがんばりましょう(二人の発表中の雄姿を写真に撮るの,忘れてました... 載せるべき写真がない!)

2018年4月11日

新歓コンパ

研究室の新歓コンパを行いました.これから1年間,がんばっていきましょう.

(楽しい飲み会だったと思うのですが,正直に白状すると,この文章を9月末に書いているので,詳しいことは殆ど覚えていません!!)

2018年3月22日

平成29年度卒業式

本年度の卒業式が行われました.当グループでは三名が卒業式に臨みました.これからの3人の活躍を期待しています!

2018年2月16日

卒業論文発表会

卒業論文発表会で4回生の2人が発表を行いました.学部3回生までは光を使った本格的な実験をする機会もなく,研究室に入った当初は知らないことだらけだったでしょうが,1年たった今は,2人とも自分で立派に研究を進めています.いまでは,私の方が「あれってどういうことやったっけ?」と教えてもらう始末.今日の発表でも1年間の頑張りを存分に発表してくれました.一生懸命準備してきましたし,今日の発表も緊張したはずなので,2人ともお疲れのはずですが,〇くんは発表が終わるや否や,さっそく実験器具のカタログをめくりながら,次の実験に必要な器具を見繕っていました(〇くん,ごめん.今日で予算が締め切られてしもうた!).2人とも大学院に進学するので,これからも更なる高みを目指して,一緒にがんばっていきましょう!

2018年1月16-18日

Gyeongsang National University(韓国)訪問

古くからの友人であるMyong Yong Choi教授のお招きで,韓国のGyeongsang National University(慶尚大学校)を訪問しました.今回は,The Brain Korea 21 Plus programという韓国の大学院生サポートプログラムの一環として,大学院生向けの研究発表を行いました.Choi先生だけでなく,Choi研の学生さん達とも色々と深い話ができて,刺激を受けた訪問でした.

Choi先生とは色々な国でよくお会いしていますが,Choi研を訪問したのは8年ぶりのことで,当時のことを色々と思い出しました.当時のChoi研は研究室の立ち上げ段階で,あまり装置も揃っていませんでしたが(今はかなり充実しています),大学院生の皆さんの研究に対する必死さ(本当にむしゃぶりつくような感じで質問攻めにされました)にカルチャーショックを受けましたし,Choi先生の素晴らしい人柄を知ることもできて,私の中でも何かが大きく変わった訪問でした.

2017年12月27-28日

研究室旅行@城崎温泉

研究室旅行で城崎温泉に行ってきました.すごく気温の低い2日間で,城崎温泉に行く電車からは雪景色が広がっていました.外湯巡りや陶芸,旬の味覚であるカニを存分に楽しんできました.

2017年12月14日

年末研究報告会と打ち上げ

年末研究報告会(主に後期に行った研究についての報告会)を行いました.現在の迫田グループには,大きく分けて2つの研究テーマがあるのですが,どちらのテーマも,今年度が始まったころには想像もしていなかった方向に進んだなあ(新規なトラップを開発したり,キラルJ会合体の研究を始めたり)と思いながら,学生さんの発表を聞いていました.3人とも,よく頑張っています.

報告会のあとに,研究室で打ち上げを行いました.今回はナベを作ってみんなで美味しく頂きました(白菜のウマ鍋(だっけ?)とキムチ鍋).写真はYくん自慢の一眼レフで撮影.

2017年9月22日

米山さん歓迎会&院試合格祝い

九大時代の卒業生である米山さんが研究室に遊びに来てくれたので,4回生の院試合格祝いを兼ねて「赤から」に行ってきました(迫田グループはみんな辛い物好き).

2017年9月12日

メロンを食べる会

卒業生の安冨君がメロンを送ってくれたので,みんなで美味しくいただきました.あっという間に食べ尽くしました.

安冨君,ありがとう!!