日本代表対トリニダード・トバゴ戦@豊田スタジアム
投稿日: Jun 13, 2019 12:16:8 AM
6月5日(水)
豊田スタジアムで日本代表対トリニダード・トバゴ戦を観戦しました。
テレビでも放送していましたので観た人も多いと思います。
結果は0-0の引き分けでした。期待されたFC東京の18歳久保建英選手はベンチ外でデビューはお預け。
スタジアムもベンチ外に少しザワザワしました。しかし、個人的には見所もある試合でした。
一つだけ挙げるとすればベルギーのシント=トロイデン冨安健洋選手のプレー。
サウサンプトン吉田麻也選手の次のディフェンスリーダーとして、トゥールーズ昌子源選手と並んで
期待されている選手です。
日本のボール保持率が高く相手陣内プレーする時間帯が長い中、その場面はやってきました。
日本が攻め込んだ後の相手カウンター攻撃。人数は3対3。
皆さんだったらどんなプレーを選択するでしょうか?コーチだったらどんな声をかけるでしょうか?
まず全体を遅らせる。仲間の戻りを待ち数的優位を作る。足を出さずにアジリティーを生かして付いていく。などなど。
そんな感じでしょうか。
冨安選手は躊躇なく体ごとボールを奪いに行き、体を入れ、奪いとりました。
あーすごいなー。やっぱり代表クラスは違うな。と思うと同時に、どんな環境で育って来たのかなと感じました。
「遅らせろ」
コーチがこの声掛けをするのはとても簡単です。安全に付いていき数的優位ができるのを待ちパスミスを誘いボールを奪う。
イメージはそんなところでしょうか。
こんな声掛けをされプレーを限定されて育った選手はおそらくあの瞬間に飛び込めなんじゃないだろうか?
チャレンジする機会さえ与えずコーチが声掛けでプレーを限定しミスをしたら叱責される。冨安選手はそんな環境では
育っていないだろうなと。そんなこと思いました。
状況を判断し、プレーを選択し、決断して、勇気をもって奪いに行く。もちろん全て自分で。
どれだけ失敗して、その失敗をどれだけ許容されて、自信を持って行えるようになったんだろうかと。
ハッとして、そんなことを考えさせられました。
一人一人が自立した選手となれるように、コーチも勉強しないといけませんね。
頑張りましょう!