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 akira

三軒あきら(OL)

杉本商事大阪支店勤務
夢の中ではいつも華やかなセレブなのに、なぜか現実社会では中小企業のOLである。真にもって不本意である。
やることなすことことごとく裏目に出る為、どうも現実は住みにくい。
自分は病弱だと思っているので自分的には気にならないが、職場の上司は、彼女の低血圧や五月病、二日酔い、親族の葬式などに悩まされている。

ちなみに彼女の申告を集計すると、祖父が4人いて、父は少なくとも16人兄弟である。
人の相談を受けやすいが、適当な相槌を打ちながら右から左へ流しているだけなので、愚痴るほうも気楽なのであろう。
よく遠くを見つめているが、未来を見つめているわけではなく、心が遠くに行っているのである。

暗黒の兄(あやしい職業) 

藤井寺の十字路で悪魔に魂を売った。500円だった。
それ以来、ギターを弾きながら世間の暗黒の職業を渡り歩いている。
占い師、詐欺師、密輸密売、美人局などなど、心躍る商売は数多あるのである。
とりわけ占いにおいては、人の不幸をたちどころに当てる素晴らしい才能を発揮する。
常に笑顔なのは、人の不幸が楽しくて楽しくて仕方がないからである。
ちなみに見料は破格の500円。
人の心の隙間をうにょうにょした闇で埋めるのを生甲斐としており、アブナイ欲望を言い当てては、イケナイ願いやクダラナイ夢を大雑把に叶えてくれる。
ちなみに手数料は500円で、アフターサービスなどはない。
好きなのは、暗かけうどん、暗プラグド・ミュージック、米暗涼子。

 
ani
 
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竹内君(会社員)

杉本商事大阪支店勤務
そろそろ自分にもステキな事が起きてもいいんじゃないかと思い続けて、何も起きないまま入社18年目を迎えてしまった。               
だから未だに平社員である。
大正生まれの祖母に、「人生、辛抱や」と言われて育ったので、辛抱しつづけて現在に至っている。
ときめいては舞い上がり、思いつめては肩を落とす、そんな自己完結空回りのサイクルがすっかり出来上がってしまったが、それをも辛抱してしまう彼である。
我慢に我慢を重ねて、取り返しがつかなくなった後に、ようやくぼやくのであるが、賢明にも後に差し支えない相手を選んで愚痴るので思えばその気配りすらなんとも切ない話である。
だからといってにその辛い体験が、次回に生かされるわけではない。
いつも履歴書に書く長所は、気が長い事と、諦めが良い事.

杉本部長(会社員)

 杉本商事大阪支店営業部 部長
苗字と社名が同じなのは単なる偶然で御曹司ではない。
すったもんだと文句を言いながらも、気が付けは人の世話ばかりしている。
なにしろ、ろくな部下がいないのである。
営業部なので営業をしなくてはならないが、庶務課に三軒嬢が入社して以来、それらしき仕事にはついぞご無沙汰で、消耗品の発注やお茶汲み、電話番など、彼女の尻拭いに忙殺されている。
これで文句を言うなと言うのは無理な話である。
自宅に帰れば、愛してやまぬ沢山のペット達が盛大に出迎えてくれるので楽しみだが、思えばここでも世話をしているのである。
まめに面倒をみる為ペット達はみな長命で、要介護の動物が増えてきた昨今、文字通り尻拭いの日々である。
ストレス発散はペットショップや猫カフェであるが、結局拭う尻が増えるばかりである。


 
sugimoccyan
 
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 魔法のるーちゃん(無職) 

日日是好日、箸にも棒にもかからない魔法を使い、遊び呆けている。
魔法使いなど、社会を担っているわけではないから、生産的でなくともよいのである。
最近のお気に入りは、「幕の内弁当を海苔弁当にする魔法」と「お父さんの眉毛を3センチ長くする魔法」。 
巻き添えをくった人々においては、甚だ気の毒な限りであるが、彼女的には、こんなに自分が楽しいのだから、みんなも楽しんでいるに違いないと思っている。
常に笑顔なのは、人の慌てふためく様子が、愉快で愉快で仕方がないからである。
先日、蚊取線香のそばでくるくる踊る蚊に翅をわけてもらい、陸のみならず空へも進出してしまった。 
うっかり幸せになるよう願いをかければ、あなたを右往左往させて喜ばせるために、とっておきの災難を繰り出してくるだろう。
ご用心、ご用心。

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