◆ 2024年4月20日(土) ~21日(日) 総会・第一回観察会(大玉村)
フォレストパークあだたらにおいて、総会、および一般公開のスミレ観察会を開催しました。ふくしまスミレ図鑑の著者による講演と現地指導が行われ、100名を超える参加者がありました。スミレサイシン、フモトスミレ、オオタチツボスミレなど数多くのスミレが開花しており、カタクリ、トウゴクサイシン、チョウジザクラなども観察できました。
◆ 2023年9月24日(日) 第二回観察会(南相馬市)
南相馬市のため池で、水生植物、食虫植物等の観察を行いました。キクモ、サワギキョウ、ミミカキグサ、イヌタヌキモ、シャジクモ類などの水湿地性植物のほか、メガルカヤ、ママコナ、タムラソウなど秋の野花も見られました。
◆ 2018年10月22日(月) TUS標本調査
福島県植物誌改訂に向けた調査の第1回として、東北大学植物園津田記念館TUSにおいて標本調査を行い、会員ほか9名が参加しました。今回は福島県植物誌掲載の中から、標本の所在が明らかでなかった315種類を中心に探索しました。
◆ 2018年9月15日(土)~16日(日)第二回(夏季)研修会(猪苗代町)
9月15にに猪苗代町学びいなにおいて、ホシクサ属植物の研修会を行いました。秋田県より高田順先生をお招きし、同定のポイントや分類の問題点などについて、豊富な写真を交えたスライドでご紹介いただきました。また、実態顕微鏡を用いて実際に識別のキーとなる形質を観察することができました。翌16日は、秋元・小野川両湖畔に自生するホシクサ属植物と、タチモやミズニラなどの水生植物を観察しました。
◆ 2018年6月2日(土)~3日(日) 第一回観察会(裏磐梯)
裏磐梯で第一回観察会と総会を行いました。
2日(土)は14:00より、裏磐梯ビジターセンターにて会員の猪狩貴史さんによるカエデ属と植物写真に関する講演会を行い、一般の方にも公聴いただきました。3日(日)は秋元湖周辺の野外観察を行い、ユビソヤナギ、ギンラン、ヤビツギンラン、特大サイズのノビネチドリなどが観察できました。
◆ 2018年3月24日 第一回(冬季)研修会「福島県のアザミ・トウヒレン属」
3月24日に郡山市中央公民館において、「東北のアザミとその仲間たち」著者の国京潤一氏を講師に迎え講演会と標本同定会を行いました。講演では福島県に分布するすべてのアザミとトウヒレン属について、美しい写真スライドと検索表で解説していただきました。同定会では福島大学の未同定標本などを検討し、記載前に採取されたフタマタアザミの標本も発見されました。当時からどのアザミにも同定できないものとして認識されていたようです。終了後は東京大学邑田仁教授の最終講義中継を視聴しました。
◆ 2017年11月25日(土)~26日(日) 東北植物研究会 2017年度総会・押し葉標本展
福島県植物研究会も共催団体として参加し,南相馬市博物館を会場に開催されました。標本展は11月3日(金)~12月3日(日)まで一般公開され、新聞やテレビの報道もあり盛況となりました。続けて2018年1月17日(水)まで、福島大学附属図書館ロビーに一部を移設して福島大学ステージの展示を行いました。
◆ 2017年10月7日(土)~8日(日)第1回研修会(いわき市・シダ植物勉強会)
10月7日にいわき市好間公民館でシダ植物の標本同定会、8日にいわき市平地区の山林でシダ植物自生地の観察会を行いました。日本シダの会の倉俣先生をお招きし、のべ17名が参加しました。観察会では、ベニオオイタチシダ、ドウリョウイノデなどあまり馴染みのない種も観察することができました。
◆ 2017年9月23日(土)~24日(日) 日本シダの会全国大会(宮城県大会)
当会より3名が参加しました。1日目は化女(けじょ)沼でイノデの雑種などを観察、2日目は船形連峰のすりばち沼周辺でブナ林床のシダを観察しました。
◆ 2017年9月2日(土)~3日(日)第2回観察会・研究発表会
郡山市休石温泉 太田屋で研究発表会と懇親会、湖南町隠津島神社で観察会を行いました。研究発表会では野中会員より安達太良山風穴植生の研究について講演いただきました。隠津島神社は福島県指定天然記念物、福島県緑の百景に指定されており、境内の巨木が有名ですが、風穴地のサワラ、ヒノキアスナロ林、湿地のスゲ群落、参道沿いのアカマツ林、スギ植林地の植生など、多様な植生を観察することができました。
◆ 2017年8月19日(土) 田村市ヒナノキンチャク観察会
田村市あぶくま洞付近のヒナノキンチャク自生地の観察会を行いました。県内外から9名が参加し、目的のヒナノキンチャクのほか、キセワタ、キクアザミなど草原性の植物が多く見られました。午後からはいわき市に移動して、レンゲショウマ群落、国指定天然記念物の大サワラなどを観察しました。
◆ 2017年6月10日(土)~11日(日) 2017年度第1回観察会
いわき市田人町において第一回観察会を行いました。今回は初の試みとして東北植物研究会と共催で行い、30名の参加がありました。一日目は井戸沢周辺のシダ類を中心とした観察、および公民館に移動し根本、薄葉、加藤3会員による話題提供が行われました。夜はおふくろの宿に宿泊して懇親会が行われ、部屋に移動しての2次会では深夜まで植物談義に花がさきました。二日目は貝泊地区の渓谷、オプションで遠野町の山林を散策して散会となりました。
◆ 2017年5月20日(土)南相馬市博物館体験学習「海辺の観察会(草花と虫)」
南相馬市小高区の海岸で植物と昆虫の観察会が開催されました。昆虫の専門家5名、植物の専門家3名が講師となり、当会より2名が講師役で参加しました。小高区役所に集合し自己紹介の後、村上地区の海岸付近へ移動し、ため池やコナラ林、水田跡などで観察を行いました。フジやオニノゲシ、ヤマミゾイチゴツナギといった路傍の植物に加え、ウキヤガラやタガラシ、ミクリなど湿地性の植物も多く見られました。
https://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/24,34416,140,html
午後は相馬市涼ヶ岡八幡神社に移動し、本殿横の縁結びカヤに着生するカヤランとマツランを観察しました。
http://www.minyu-net.com/flower/spring/FM20170512-171360.php
◆ 2017年4月22日(土)~23日(日) いわきアカヤシオと渓谷の観察会
4月22日は田村市仙台平でヒナスミレや鬼穴の景観を観察した後、いわき市小川町の二ツ箭山にのぼりアカヤシオを観察しました。全体的にはまだ二分咲きでしたが、日向には満開の株も見られました。夕方はナガバノスミレサイシンとユウシュンランに立ち寄り、夜は泉町の火縄銃で懇親会となりました。翌23日は田人町鮫川渓谷の井戸沢と戸草川を観察し、トウゴクサバノオ、ヒトツバテンナンショウ、レンプクソウなどがみられました。
◆ 2017年3月28日(火)~4月2日(日) 高山の原生林を守る会 吾妻連峰の植物写真展
福島駅西口コラッセふくしま5階プレゼンテーションルームで、高山の原生林を守る会30周年記念の自然展が開催されました。福島大学でも展示が行われる予定です。
(クリックで拡大)
◆ 2017年1月14日(土)~3月26日(日) 南相馬市博物館で櫻井信夫先生の植物標本展
( 2017年4月17日(土)~5月8日 (月)福島大学ステージ)
南相馬市博物館で平成28年度特別展 「櫻井先生のあつめた浜通りの花々 ~櫻井信夫 半世紀、一万点の押し花標本・写真コレクション~」が開催されました。3月5日には桜井先生から直々の説明会があり、県内はもとより東北植物研究会からも参加があり、会場に入りきれないくらいの盛況となりました。
パンフレット:http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/24,6454,c,html/6454/20170106-112113.pdf
◆ 2017年2月18-19日 冬季研修会「シダ植物同定・観察会」
いわき市でシダ植物の標本同定会および観察(採集)会を行いました。18日(土)は中央台公民館で同定会。持ち寄った標本の同定はもちろん,手作りお菓子もつまみながら植物談義に花が咲きました。19日(日)はいわき市下高久地区でウラジロ群落を観察しました。高さ3m以上にもなる大株もあり,節を数えると10年以上経っていました。ベニシダ類,イタチシダ類をはじめ,ハシゴシダ,ナワシロイチゴ,ヒイラギといった暖地性植生が見られました。昼食後はおな石遊歩道に移動。時期的にシダの個体数は少なかったですが,フモトシダやセフリイノモトなど午前中に見られなかった種類も観察されました。
◆ 2016年12月17日(土)~2017年1月29日(日) 国立科学博物館巡回展
三春町のコミュタン福島1階会議室で,国立科学博物館巡回展 「日本の生物多様性とその保全」 が開催されました。1月19日には国立科学博物館の海老原淳先生の講演があり,当会会員からも3名が参加しました。
◆ 2016年12月3日(土) いわきアサギマダラ観察会
いわき市でアサギマダラ北限越冬地の観察会を行いました。食草であるキジョランの葉にはアサギマダラの食痕が丸く残され,1令から2令と思われる幼虫が10匹ほど見られました。また,「鬼女蘭」の名前の由来となった,鬼婆の白髪のような種子も見つかりました。ログハウスレストラン「時季の森」でお昼ご飯を食べた後は,ハコネシダ,カラスウリ,サネカズラといった暖地性植物を観察して散会となりました。
◆ 2016年11月26日(土)~27日(日) すげの会標本同定会
福島大学ですげの会主催の標本同定会が開催されました。参加会員が持参した標本の検討のほか,福島大学の標本庫に収蔵されている故・斎藤慧先生の標本をはじめとしたコレクションの同定が行われました。来春は沢山のスゲ植物の標本を製作して,おさらいしたいと思います。
◆ 2016年11月8日(火) 植物の初歩 裏磐梯のランを知ろう!
裏磐梯サイトステーションにおいて,本会の山下由美氏が講師を務る裏磐梯のランに関する講座が開催されました。来年度も様々な講座が企画されていますのでお楽しみに。
◆ 2016年11月6日(日) アクアマリンいなわしろカワセミ水族館・猪苗代水環境センター見学会
福島生物同好会2016年度観察会との合同企画で,猪苗代の2施設見学の後,猪苗代湖畔の観察を行いました。水族館では特別展「森のたからもの展」でキノコの標本の見学や,本多会員より猛毒菌ドクササコの実物を用いた解説などがありました。カワウソやマス類の展示が有名ですが,バイカモやコウホネなど地元の水草の展示も盛りだくさんで,時間を大幅にオーバーしてしまいました。水環境センターでオニビシやマリゴケなどの展示を見た後は,猪苗代湖畔へ。寒風吹きすさぶ中でしたが,エゾノタウコギ,シロイヌナズナ,フッキソウなどを観察することが出来ました。
◆ 2016年10月17日(土)~18日(日) 2016年度第2回研究発表会・観察会(猪苗代)
猪苗代町長浜「レイクサイドホテルみなとや」において講演会,および猪苗代湖の翁島で観察会が行われました。講演会では福島県立博物館竹谷陽二郎先生,福島大学の黒沢高秀先生より猪苗代湖の歴史や植物相の特徴などについてご講演頂きました。翁島では北岸の湿地周辺でイヌノヒゲ類やヒメミズニラといった水生植物,林縁部ではアズマカモメヅルやエゾノタウコギなどの花が見られました。特定外来種のアレチウリの侵入が確認されたことから,今後対策を協議していきたいと考えています。
◆ 2016年8月20日(土) 2016年度第3回しおかぜ自然環境調査 いわき三崎公園
環境省生物多様性センターが運用している生物多様性情報を共有するウェブシステム「いきものログ」の一環として,2016年度第3回しおかぜ自然環境調査「発見!!砂浜にかくれた生きものたち 三崎公園自然観察会」が開催されました。福島県植物研究会はアクアマリンふくしまと共に協力団体として参加しました。観察会ではハマボッスやオカヒジキなどの海岸植物のほか,ハマダンゴムシやハサミムシなどの小動物を観察することが出来ました。
◆ 2016年6月11日(土)~12日(日) 2016年度総会・第1回研究発表会・観察会(霊山)
伊達市霊山町石田「紅彩館」で総会と研究発表会,霊山で観察会が行われました。研究発表会では下記4題の発表がありました。霊山は火山角礫岩からなる岩山で,イブキジャコウソウ,ヒモカズラ,ミヤマスカシユリ,イワテトウキといった希少な植物が多く見られました。
仲川邦広 除染後の庭にヒマラヤの野草が出現?
佐藤光雄 H山のコアツモリソウ
根本秀一 福島県のクワガタソウ属
野中俊夫 宝寿沢~霊山城跡に至る登山道沿線のササ類