PC: VAIO Duo11メモ

VAIO DUO 11 を中古で購入した(2014年5月).ここでは,使ってみて気づいた点をメモっておく.

こんなメモじゃない総合的なレビューは,『the比較』の「SONY VAIO Duo 11の実機レビュー」が網羅的で参考になる.

購入したヤツの仕様

  • 型番 : SVD112A12N
  • 主な仕様:
  • 細かいとこ :
    • Bluetooth 4.0
    • GPS : SONY GPS Module CXD5400
    • キーボードのバックライト: アリ.意外とべんりだったりする.
    • S-Master & ノイズキャンセリング : ナシ.
  • バッテリーの実動時間 :
    • ぼくの場合,だいたい 4時間くらい.(この点は,haswell 世代 CPU を採用した現行の VAIO Duo 13 の方が圧倒的にすぐれているらしい.)
    • Engadget英語版のレビューでは,実動時間 4時間47分.同等機種との比較をみると,この点は2012年当時の水準でもいまいちだったようだ.
  • 税込み 60,800円のお買い物でございました.
  • 2016-06-11追記: 中古買い取り 31,000円で引き取られていきました.

VAIO Duo 11 & Windows8.1 の既知の問題と対処法

VAIO Duo11 を快適に使えるようにするには,まず,いくつか問題を解決しておく必要がある.

  • 問題 (1): タッチパネルが誤作動してマウスカーソルが画面左上にとんでしまう(報告例 [1], [2], [3], [4]).
    • これはソニー公式で対応されてる:「タッチパネルモデルをお使いのお客様へ」
    • キャリブレーションを適用したあとは,この問題に悩まされることはまったくなくなった.
    • …と思ったけど,なぜか MS Office の Excel を使っているときだけはカーソルが左上にとる誤動作が頻発する.他のソフトを使ってるときは起こらないのに,Excel 使用時にだけ問題の症状が起こる.
  • 問題 (2): ネットでも多数報告があがってるように (e.g.),これといって重い作業をさせてないときにも CPU使用率が30%前後で推移している.
  • 問題 (3): 上記の問題 (2) を解決しても,また CPU 使用率が30%台でずっと推移するようになった.
    • 対処:タスクスケジューラから次の3つを停止する:
      • Peer Name Resolution Protocol
      • Peer Networking Grouping
      • Peer Networking Identity Manager

また,仕様ではあるものの,ディスプレイの問題もある:

  • 問題 (4): しばらく同じ画面を表示し続けると,液晶ディスプレイにゴーストイメージが強くでてしまう.
    • いわゆる焼き付きとは異なるので,元に戻らなくなるわけではない.
    • 本機で採用されている液晶の特性なので,これ自体はなくしようがない.
    • ただ,たとえばスクリーンセーバーで何枚か大きく色調の異なる画像を次々に表示するよう設定すると,触っていないときのゴーストイメージがいくらかマシになるかもしれない.

あと,不要なソフトをアンインストール:

  • VAIO Gate : Windows8 でなくなった「スタートメニュー」の代替にもなるけれど,ぼくはいらないと判断した.

こうした初期の問題点を解決できれば,総合的に見て快適なマシンだと思う.残念な点は,キーボードを打ち損じやすいことかな.

アクセサリ・周辺機器

A. 本体保護

スリーブ

つねにディスプレイがむき出しになった状態なので,持ち運ぶためにスリーブを買った:

液晶保護フィルム

液晶の保護フィルムには,ミヤビックスのアンチグレアを選んだ:

  • OverLay Plus for VAIO Duo 11 低反射タイプ保護シート [Amazon]
    • Duo11 の液晶は光沢なので,映り込みがすごい.低反射タイプのフィルムで,大幅に映り込みを減らせられる.タッチ操作などには支障なし.
    • 参考までに,低反射フィルムを貼った画面を正面から撮影した画像:

▲ 映り込みしやすい暗い画面だけど,正面にいるぼくとデジカメはほとんど見えない.

また,画面左上にライトが直接あたっているけれど,かなり反射が低減されているのがわかる.

B. 周辺機器

デジタイザスタイラス(予備/補充)

VAIO Duo11 に付属のペン(デジタイザスタイラス)はイスラエルの N-Trig 製で,実はマイクロソフトの Surface Pro 3 のペンと互換性がある.

ソニー純正のデジタイザスタイラスは入手しにくくなっているので,2015年2月現在では,この Surface Pro 3 用のペンを購入する方が確実だ.[Amazon]

使ってみた感想:純正デジタイザ(画像右)にくらべて,Surface Pro 3 用デジタイザは 2cm ほど長い.このため,純正よりももちやすいと感じる.側面に2つあるボタンは,純正と同じく機能する.

他方で,ペンの上部にある紫のボタンは機能しないようだ.(純正と同様の使い方をする場合には不要だが,別途,Bluetooth でペアリングして接続できるが,設定方法が見あたらない)

Bluetooth スピーカ

べつに VAIO Duo のために買ったワケじゃなく,前からもっていたんだけど――

TV視聴:nasne

VAIO TV with nasne が使える.これも非常に快適.

その他

  • 開発者インタビュー(笠原一輝のユビキタス情報局)
  • 「完全分解×開発秘話(前編後編))」(ITメディア, 2012年12月19日,2012年12月21日)
  • "VAIO Duo 11 - The Developers Story" (YouTube):
  • 片手でスライダー機構を動かしている様子:
  • VAIO Duo11 のレビュー動画(MobileTechReview; 英語):
  • Duo 11 と 13 の比較動画(英語):

当然ながら,全体として性能面で優位な Duo13 だけど,本体デザインに関して Duo11 の方がよかった点もあるとの指摘:たとえば,Duo11 では両サイドに配置されていたUSB端子・イヤホンジャックがすべて背後に回されている.イヤホンジャックを指すのがバッテリー端子のすぐ隣では,やりにくい場合があるんじゃないかな.

  • 2011年に「フリースタイル・ハイブリッドPC」として予告されていたときのイメージ:

(▲画像ソース:「ソニー、VAIOの次期モデル「Ultimate Mobile PC」と「Freestyle Hybrid PC」を予告」,ITメディア,2011年04月26日)