FCC試験にあたっての注意事項とお願い
ⓒ2018 ARRL VEC TOKYO VET
☆ 試験会場に持ち込むことが許されているもの
1.筆記用具
黒または青色のインク・ペン、ボールペン、鉛筆、消しゴム。
2.卓上計算機
VE(Volunteer Examiner:試験官)の許可を得れば、メモリー機能が付いていないか、またはメモリーの内容が消去されていることが証明された卓上計算機は使用できます。
3.補聴器
4.計算尺・対数表
☆試験会場に持ち込むことが許されていないもの
ヘッドセット、イヤホン、手書きメモ、書籍
☆試験会場で使用できないもの
辞書、タイプライター
☆受験上の注意事項
1 試験会場ではVEの指示に従ってください。指示に従わない場合は受験をお断りします。
2 机の上にはVEから支給されたメモ、または貸与されたもの以外を置かないでください。
3 アメリカの郵便住所(Postal Address)やFRNを記憶していない人は、VEから専用のメモ用紙をもらい、住所とFRN(Federal Registration Number)だけを記入し机の上板に貼ってください。
4 腕時計、携帯電話は試験中にアラームが鳴らないように設定してください。
5 VEが卓上計算機等のメモリーの有無をチェックします。利用者はVEに申し出てください。
6 試験会場からの入退場はVEの許可を得てください。
7 不正を発見した場合は、該当者の試験を即時中断し受験を無効としたうえで退場させます。
8 質問がある場合にも、試験中は席を立たずに、手を挙げてVEに合図してください。
9 テスト・エレメント(試験問題)は1回に1種類だけ配付します。初めてFCC受験される方はエレメント2から開始します。合格すれば3、4の順番で受験ができます。
10 試験開始前にライセンスのOfficial CopyまたはCSCE(Certificate of Successful Completion of Examination)の提示がない場合は、VEが確認できた次のエレメントから受験して戴く場合があります。
11 問題用紙には何も記入しないでください。スクラッチ・ペーパー(計算用紙)も含めて、すべての用紙を1回ごとに回収します。
12 用紙の配付・回収はVEが行いますので、VEが採点している場所には近づかないでください。
13 この会場は、17:00まで使用可能です。但し、後片づけの関係上16:30頃までに受験を終了してください。この時間内であれば、受験エレメントに充分な時間を掛けて解答することができます。また、この時間内であれば各エレメント合格後、順次希望すべてのエレメントを受験することも可能です。
☆受験・解答用紙への記入方法について(試験当日、会場で詳細を説明します。)
1 問題用紙には一切書き込みをしないでください。
2 解答用紙上部左の枠の中には何も記入しないでください。
3 テスト・デザイン・ナンバーは問題用紙の表紙に印刷されています。必ず解答用紙の所定箇所に記入してください。
4 住所・氏名など必要事項を記入してください。現在アメリカのコールサインを持っていない方はNoneと記入してください。アメリカ国内に電話を持っていない方は電話番号を記入する必要はありません。
5 TEST SITE は TOKYO JAPAN と記入してください。
6 日付の記入は順番に注意してください。すべて2桁の数字で、月・日・年の順です。
7 VEの採点作業を円滑に行うために、解答は解答欄のアルファベットひとつを鉛筆で丸く塗りつぶしてください。未解答・複数解答は不正解とします。解答欄には不要な文字や記号を記入しないでください。
8 解答用紙の記入が終わったら手を上げてVEに合図し、すべての用紙をVEに渡してください。
9 採点結果の通知まで自席で静かにお待ちください。また、VEの許可なく席を立たないでください。
☆テスト・エレメント合格・不合格の通知
1 ARRL VECでは合格・不合格の通知と共に、特に不合格者については試験の採点結果を具体的に受験者に通知するように定めています。私達のチームでは、VEが不合格者に正解数を口頭またはメモで伝えます。
2 受験したエレメントが不合格で再試験を希望する場合は、VEチームが状況等を考慮し再受験の可否を決定します。再受験するには、あらためて所定の受験料が必要です。
☆CSCE、ライセンス、コールサイン
1 発行された合格証明書(CSCE)にはVEの指示に従いサインをしてください。この証明書は次のアップ・グレードの機会に必要ですからCSCEのコピーをとっておくことをお勧めします。
2 合格者の書類は、Tokyo VETがライセンス申請書をまとめARRL VECを経由してFCCに送付します。その後、FORM 605に記載したアメリカ国内のメーリング・アドレスに割り当てられたコールサインがULS(Universal Licensing System)に収載され免許されます。もし試験合格後1箇月を経過してもULSに免許収載されない場合はARRL VEC に直接ご自身で連絡してください。(次頁参照)
前回受験した際に資格が昇級して、その免許証のコピーを本日提出できなかった場合はペンディング・ライセンスとし、免許証のコピーがARRL VEC に届くまで今回の申請書は FCC に送られません。また新しい免許証も発給されません。ペンディング・ライセンスがある方は、そのライセンスが届きしだい ARRL VEC にコピーを1枚お送りください。
3 今回初めてFCCライセンスが交付される方は、FCCのULSに免許収載されるまでは運用できません。また、アメリカとの相互運用で自国の免許を基にアメリカでの運用許可を受けている方は、FCCが免許を与えた時点からこの運用許可は失効します。
4 現在有効なライセンスを持っていて、かつCSCEでアップ・グレードが証明された場合は、その時点から新しい資格の操作範囲で運用ができます。ただし、テストには合格してもアップ・グレードにはならない場合がありますので注意してください。
5 FCC発行のライセンスでは、日本国内でアマチュア無線の運用はできません。
6 現在有効なライセンス・クラスを証明できるのは、FCCのULSからダウンロードしたOfficial Copyだけであり、CSCEの科目合格の組み合わせではライセンスのクラスを証明することにはなりません。従って、ライセンスのOfficial Copyが提示されない場合(ペンディング・ライセンス等)は、FORM 605 のオペレータークラスの欄には、ライセンスのクラスを記入しません。また、今回アップ・グレードの試験に合格してもCSCEにはアップ・グレードの記入はなく、科目合格だけが証明されます。
7 発給されるコールサインのエリアは、受験者のアメリカのPostal Addressにより決定され、資格別コールサイン・グループから順番にFCCによって割り当てられます。
8 アップ・グレードした場合は、希望すれば上級のコールサイン・グループから新しいコールサインが割り当てられます。コールサイン資源節約のために効率よく申請してください。
9 その他の手続きについては、配付する LETTER TO APPLICANTS をご覧ください。私達 ARRL TOKYO VE TEAM では、ARRL が年2回主催する National Exam Day にはできるだけ試験を開催することにしています。
なお、この試験は ARRL VECが認定した試験官個人がチームを作り、ボランティアとして行っ
ているもので、試験官が日本で所属する団体・会社等ならびに会場の提供者等と一切関係ありまん。
☆ARRL VEC ホットライン
TEL: +1 860-594-0300 (08:00 - 17:00 EST)
FAX: +1 860-594-0298
INTERNET e-mail: vec@arrl.org
POST Mail: ARRL/VEC
225 Main Street
Newington, CT 06111-1494
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