Q&A

名称由来について

F B ・・・ Fold Back (アーティストへの )

Feed Back (メーカーへの )

Fine business (ハム用語でgood)

Fundamental & Basic(基本的、原則的な)

S R ・・・ Sound Reinforcement

Q:FBSR会ってどんな会ですか?

A:1986年に発足、研修会を主に活動する音響技術者ネットワークです。会結成の基となったのは、山形市民会館での東北地区公立文化施設協議会の音響技術研修会と喜多方プラザでの全国ホール協会(既解散)の音響技術研修会が相次いで行われた年があり、その時共通に集まった東北地区のホール音響技術者が「何かもっと本格的な技術研修をやろう」と自主的に集まったのがはじまり。

一方で文化放送が行っていた音響技術者(主に放送局技術者向け)研修会の「QRレコーディングセミナー」が当時喜多方プラザを会場に夏の合宿で行われていました。この二つの講習生が合体し、さらに東北地区での音響技術者の層が薄いことを考慮し、ホール音響技術者、サウンドサービスや放送局、メーカーなどの製造者、ホール設計者、メンテナンスをする保守担当者、その他「音」に関係する人々を巻き込み、音響技術に関する研修会や親睦会を開催してきました。

音響設備の利用技術向上や最新技術の習得、新製品の開発要請などを通じて、会員相互の音響技術向上を目指し「音」と言う共通点のもとに集まる業種を越えた情報ネットワークができ上がりました。

5月に開催された運営委員会で、FBSR会の今後の運営方針について話し合いが行われました。その結果、他の展示やデモンストレーション中心の音響イベントとは一線を画し、音響の基本を研修しようということになり、具体的には、音響の永遠のテーマである『良い音とは』を追及して行くことにしました。今回からはFBSR会のFBにFundamentalとBasicの意訳が加わります。

Q:FBSR会はどんなことをやっているのですか?

A:ほぼ年1回の割合で研修会を開催し、山形市で10回、喜多方市で13回の計23回を数えます。経過した年数と開催回数が合わないのは、この研修会が冬期に設定され、山形市開催時の冬期国体や喜多方市開催時の長野オリンピック、市町村合併、改修工事等と重なったことによる中止があったためです。

現在ではFBSR会のみならず、音響技術や運営に関する研修会が花盛りですが、この会はその研修スタイルを作ったと言っても過言でなく、そういった研修会がこれほど盛んになる前に発足しました。

研修内容は実践的なテーマを決め、これまでマイク特集、ミキサー、エフェクター、ライヴ録音、ミキシング講習、テープレスレコーダー、マイク特集(スピーチ)、デジタルミキサー、シグナルプロセッサー、20世紀の音響機器検証、デジタルミキシング、総合ミキシング、デジタルシンク、ラインアレイ、音響空間等のテーマに常時100名から200名が参加しています。

Q:どんな人が参加しているのですか?だれでも参加できるのですか?

A:FBSR会々員/ホール音響技術者/放送局、プロダクション音声担当者/サウンドサービス技術者/音響設備納入業者/音響設備保守担当者/ホール音響設計者/日本舞台音響家協会々員/日本音響家協会々員/その他希望者(アマチュアを除く、この業界入りを希望する学生も一部参加可能です。)

公立文化施設協会、各音響関係協会、音響関係メーカー、いずれのワクも超えた集まりです。会員は登録制で参加申込書が必要です。入会金、年会費はありません。

Q:どんな人が運営しているのですか?

A:連絡先は代表宅においています、実際の運営は北日本地区のホール音響技術者、放送局技術者、プロダクション技術者、サウンドサービス技術者等で構成された運営委員会が行っています。

Q:どんな場所で研修するのですか?

A:山形市民会館の大・小ホールを使い、演奏者による生音で、PAや録音・放送を想定したミキシングブースを設置する体験重視の研修会です。市内の温泉での情報交換会も魅力の一つです。

Q:参加費用はどのくらいですか?

A:研修会参加費は有料(研修会経費分担金、旅行傷害保険加入料等)で、5,000円。そのほかに事務局手配の場合の宿泊費は13,000円(天然温泉、情報交換会含む一泊二食付、相部屋)を予定しています。

Q:どんなスケジュールですか?

A:当日昼に現地集合、ガイダンスのあと講演、講義、実習。夕方に宿泊施設に移動(送迎あり)情報交換会を行います。翌日朝会場に移動、午前中に実習を行い、昼食後総会にあたる全体会を開き、決算報告や研修会運営についての意見交換をした後、全員で機材のバラシをして解散する日程です。