進化経済学会 観光学研究部会のWEBサイトです

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【速報】第31回研究会が確定しました

今回は京都大学経営管理大学院
およびグローバルビジネス学会 ホスピタリティ部会
        との共催で、京都大学にて行います!
(後援:日本アートマネジメント学会関西部会)

テーマ:旧・現共産主義諸国と観光動向 - もうひとつの聖地巡礼
 作品紹介 加須屋明子(京都市立芸術大学教授)「丹羽作品の現代的意義」
招待講演

アーティスト 丹羽良徳
  「2010年代よりコミュニズムへの応答
          ー社会学的手法を超えて」


パネルディスカッション
 「共産主義諸国における観光実務および観光学について考える」
   パネリスト
   前川佳一(京都大学経営管理大学院 特定准教授)
   井出 明(追手門学院大学経営学部 准教授)
   八木紀一郎(京都大学名誉教授、摂南大学長)[八木名誉教授は学会業務のため途中から参加]


日時 2017年3月26日(日曜日)18:00-20:00


場所 京都大学経営管理大学院  総合研究棟2号館1階大講義室(リンク先34)

企画趣旨  近代観光は、19世紀のトマス・クックによるツアーを起源とし、労働者に適切な休暇を与え、それによって生産性の向上を目指したという意味で、極めて資本主義的な特質を有していた。20世紀に入り、各地で共産主義・社会主義国家が成立すると、各国の政府は労働者の健康に関して配慮を示す必要上、保養所が多く作られるとともに、十分な休暇を取るように政策的な手当がなされた。

 近代の労働問題を考える上で、各国の共産党が労働者の処遇上、「観光」をどのように捉えていたのかは明らかにするべき論点であったが、日本においてはこれまでのところ十分に顧みられた形跡がない。

 また、現在では、旧東欧圏をはじめとして、共産主義国家であったことをノスタルジーとして楽しむ形態の観光も流行するとともに、スイスなどは冷戦時代の核シェルターを観光資源として活用している。

 このように考えると、20世紀最大の思索の対象であった共産主義に関して、観光学の観点からこれまで考察をしてこなかったことのほうが不思議ですらある。こうした学問上の要請に答えるため、「旧・現共産主義諸国と観光動向 - もうひとつの聖地巡礼」と題した企画セッションを今回開催する。

 招待講演者として、まさに旧・現共産主義諸国の現実を作品によって浮かび上がらせた丹羽良徳画伯をお招きするとともに、ホスピタリティの立場から前川、ダークツーリズムの観点から井出、マルキシズムの視座から八木がコメントを付した上で、最後は全体討論を行う。



  参加申込は

  こちらのリンクからお進み下さい。(100名定員)
     
  (今回は会場に余裕が有るため、特にご返信を差し上げておりません。

   資料準備の関係上、おおよその参加人数を把握させていただきたく存じます。)



招待講演者参考資料
  
丹羽良徳

アーティスト。1982 年愛知県生まれ。多摩美術大学映像演劇学科卒。不可能性と交換を主軸とした行為や 企てを路上などの公共空間で試みることで、社会や歴史へ介入する作品を制作。多くの場合は、交渉の失 敗や他者からの反応などを含めたプロジェクトの一部始終を収めたヴィデオ記録を展示している。東ベル リンの水たまりを⻄ベルリンに口で移しかえる「水たまり A を水たまり B に移しかえる」(2004)など肉 体を酷使した不毛な交換行為に始まり、震災直後の反原発デモをひとりで逆走する「デモ行進を逆走する」 (2011)や都市の抗議活動を無関係な観光地まで延⻑させた「首相官邸前から富士山頂上までデモ行進す る」(2012)など自身の状況を転置することで眼に見える現実を解体し、「公共性」という幻想のシステム の彼岸を露出させる新たな物語を作り出す。近年は共産主義の歴史への興味から社会主義者を胴上げしよ うと現地の共産党で交渉する「ルーマニアで社会主義者を胴上げする」(2010)やソビエトが解体されたロ シアの一般家庭を訪問してレーニンを捜し続ける「モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニン を捜す」(2012)など移り行く思想哲学とその歴史を横断するプロジェクトに展開。その共産主義を巡るシ リーズ全 4 作品は、森美術館に収蔵される。近年の展覧会に「Double Vision: Contemporary Art From Japan」 (モスクワ市近代美術館、ハイファ美術館)「あいちトリエンナーレ 2013」(愛知芸術文化センター他、名 古屋市近郊)、「六本木クロッシング 2013 OUT OF DOUBT」(森美術館)他。英アートマガジン ArtPreview “Future Greats 2014”ノミネート。niwa-staff.org

公開トークの記録

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2015 年トークイベントの記録

「犯行声明、あるいは歴史と天麩羅のひみつ ─ 東京-ロンドン-京都-東京」 http://www.nadiff.com/gallery/niwa2015_report1.html

2014 年トークイベントの記録

http://reenactingpublicness.tumblr.com/talk_1 http://reenactingpublicness.tumblr.com/talk_2 http://reenactingpublicness.tumblr.com/talk_3

2012 年のトークイベントの記録 「トランスナショナルな個人映像記述術」 http://www.nadiff.com/fair_event/window19_niwa_report1.html

     

2016 年トークの記録

アート/作品は此れから? ―― 丹羽良徳のいやらしさと齋藤惠太のなまいき、および岡田真太郎のいきがりについて

https://note.mu/art_phil/n/nbe00cbaf2f5c

展覧会レビュー

突入する身体 〜滑稽な振舞いが社会に風穴をあける/服部浩之 http://www.acac-aomori.jp/work/2011-3-2/ 歴代町⻑の霊、現町⻑に説教も 霊媒師介し対面 瀬戶芸/朝日新聞 http://www.asahi.com/articles/ASJ7Q3GDGJ7QPLXB004.html

その他のメディア掲載記事

̶̶̶̶̶̶̶̶̶ http://www.niwa-staff.org/pressfrommedia.html

出版物情報

̶̶̶̶̶̶̶̶̶ 「歴史上歴史的に歴史的な共産主義の歴史」 Art-Phil. 2015 http://historicallyhistorichistorical.tumblr.com/

『過去に公開した日記を現在の注釈とする:天麩羅』 UMISHIBAURA, 2015

http://umishibaura.jp/

「公共性を再演する|作品の解説を23種類の言語に翻訳する 丹羽良徳の2004年から2012年の介入プロ ジェクト」

マイブックサービス, 2013

http://mybookservice.co.jp/reenactingpublicness/

       




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