指導方針

いつも感謝の気持ちを忘れない

ジュニア・ローイング指導の原点がここにあります

※特に、小中学生ジュニア指導に関する、当協会コーチ陣の基本的な考え方を以下にご紹介します

私たちのふるさと江戸川区、この優れた水辺環境の中で自然と向き合い、自然を愛する大切さを学びながら、ローイングを通じてふれあう様々な人々との協調性、礼節、また日々の練習やレース大会を通じてフェアプレーの精神を育成していきます。特に、小中学生ジュニア会員には、「最後まであきらめない」という気力を、身につけてもらいたいと考えています。

 国の宝、 社会で支える

親の世代より体格は良いのに、体力は落ちている。人への思いやりや規範意識が薄い。社会性に問題があるのでは。自然や地域と接する機会も減っている。子供は国の将来を支える一番大事な宝です。社会全体で支え合いましょう。

 互いに「あいさつ」する協調性

「おはよう!」「こんにちは!」「ありがとうございました、きょうはこれで失礼します!」

あいさつは、人間関係づくりの基本です。あいさつをすれば、お互いの気持ちがなごみます。心がほぐれるものです。おたがいに、あいさつをしましょう。

 「ありがとう」という素直さ

何かをしてもらったら素直に感謝する子供を育てましょう。やってもらって当然、という顔をされてしまうと、二度とやってあげるものか、という気持にもなりかねません。それではお互いにとって不幸です。ありがとう、その一言ですべてがうまく回るものです。

 「はい」という礼節さ

何か言われたら、まず「はい!」と返事をしましょう。特に、コーチは練習中にジュニアの皆さんの育成指導や安全管理に注力しています。なにも返事がないと不安になってしまいます。

 「がまん」するひたむきさ

我慢することの大切さ。すこし最近はおろそかになっているようです。残念なことに、「すぐにキレる」子どもが社会問題となっている時代でもあります。この現象は、難しいことからの逃避、耐えることの欠如の結果であり、小中学生の頃から厳しい道を通ることや、耐えることの大切さを、自然との共生や生活の場を通じて教えていかなくてはなりません。現代の教育現場や家庭環境では、このあたりが一番欠けてしまっているのではと心配しております。  

 

スポーツとしてのジュニアローイングのあり方

スポーツをする意義については、大きく生涯スポーツと競技スポーツの2面から とらえることができます。生涯スポーツは、生活を楽しく豊かにし健康の維持増進に役立ちます。一方 の競技スポーツは、人間の限界に挑戦して競技というものを芸術のレベルにまで高めながら、本人の自己表現にとどまらず、見る人に勇気と感動を与えてくれます。

 当協会のジュニア会員の子どもたちに対しては、ローイングの楽しさと基本技術の両面に重きをおいた指導を心がけています。小中学生ジュニア世代とは、楽しみと競技スポーツとに分化する前の準備のためのステージであるべきと考えています。勝利のための知識やテクニック 論も重要ではありますが、むしろ生涯にわたってどのようにスポーツに向き合っていくかについて 教えるべきと考えます。

 地域の皆さまや保護者の皆さまの、日頃のご理解とご協力に感謝いたします。