1)プロフィール

名前:玉木一郎 博士(農学)

所属:岐阜大学応用生物科学部附属岐阜フィールド科学教育研究センター 准教授

専門分野:森林生態学・分子生態学・集団遺伝学

最近の研究テーマ:

わりと自然が身近な環境で生まれ育ったせいか,幼い頃より森林や生物に興味を持っていました。高校生のころは昆虫採集に没頭していたため,大学で昆虫のことを研究したいと思い,農学部に進学しました。

しかし,大学で専門科目を学ぶうちに,植物の面白み(固着性や自殖,クローンなど…)を知り,植物の中でも特に森林を構成する樹木の生態に興味をいだくようになりました。研究室配属では森林生態生理学研究室を希望し,卒業研究では樹木の群集構造をテーマに扱いました。この時,初めてまとも?な研究に取り組んで,”自然を見て直感的に感じたことを,データを介して客観的に示す”という研究のプロセスに面白みを感じました。

大学院に進学後は,当時流行であった分子マーカ(遺伝子型情報)を使った研究がしたいと思い,東海地方の希少樹木シデコブシを対象に保全遺伝学的研究に取り組みました。寄り道もありましたが,2009年に学位を取得することができました。その後,半年ほどPDをして,現職に至ります。

学位取得後は,シデコブシの保全に関する研究も続けていますが,同種の近縁種であるタムシバとの自然種間交雑の研究に大学の後輩らとともに取り組みました。また現在では,その他にもナラ・カシ類の種間交雑や遺伝的多様性に関する研究にも取り組んでいます。現在の興味に関するキーワードには「種間交雑」や「遺伝子流動」,「希少種の遺伝的多様性」,「将来予測」,「過去の集団動態」,「コンテナ苗」などがあげられます。

Github:https://github.com/garageit46

経歴

受賞

所属している学会

学会活動

外部委員会(市町村など)

査読経験のある学術誌