第六十一回東北中国学会大会
日時 平成24年(2012)5月26日・27日
第一日 於東北大学
◆研究発表
1、「狂」の諸相
東北学院大学 塚本 信也
2、中国近世地域史研究試論―唐鄮県令王元暐事績伝承の事例を中心に―
日本大学 須江 隆
◆公開講演
(漢字文化振興会・東北大学大学院文学研究科・東北中国学会・中国文史哲研究会主催)
狩野文庫本『豫斎先生訓門人会読箚記』を読む
大阪市立大学名誉教授 三浦 國雄
第二日 於鷹泉閣岩松旅館
◆研究発表
第一分科会【文学・哲学】
1、『楚辞』「招魂」・「大招」の飲食描写
東北大学大学院 田島 花野
2、王褒「洞簫賦」の音楽描写
関西学院大学非常勤講師 上原 尉暢
3、蘇軾と『論語』
二松學舎大学 田中 正樹
4、康熙前半における黄宗羲の思想―「自得」重視と『明儒学案』編纂の背景―
東北大学大学院 豊島 ゆう子
5、新渡戸稲造の『修養』における『菜根譚』について
中華大学 簡 曉花
6、銭穆の文学観の三要素―「文」・「道」・「人生」―
東北大学大学院 程 遠
第二分科会【史学】
1、後漢三国両晋期における「家伝」の流行
阪南大学非常勤講師 永田 拓治
2、宋代の「対移」について―地方官監察制度の実態
北海道大学大学院専門研究員 宮崎 聖明
3、宋代の転対・輪対制度
日本学術振興会特別研究員PD 藤本 猛
4、北宋徽宗朝の「公相制」についての一考察
東北大学大学院専門研究員 清水 浩一郎
5、南宋時代の善書と士人の宗教信仰
同志社大学 水越 知
6、燕王府良医所から両京太医院へ
中央大学大学院 土屋 悠子
第六十二回東北中国学会大会
日時 平成25年(2013)5月25日・26日
第一日 於岩手大学
◆研究発表
1、人法兼任の微意―明代中期後半の科挙と督学、および思想史―
東北大学 三浦 秀一
2、変法運動と楊深秀
岩手大学名誉教授 深澤 秀男
◆公開講演
(漢字文化振興協会・岩手中国学会共催)
遠近法の発見―20世紀初期中国における文学革命と美術革命の交錯とその意義
清華大学 王 中忱
第二日 於ホテル森の風鶯宿
◆研究発表
第一分科会【文学・哲学】
1、出土文献「日書」に見える巫について
東北大学 高戸 聰
2、呂氏春秋の人―統一理念の展開―
高田 哲太郎
3、『漢書抄』「帝記」における全相平話『前漢書続集』の抄写について―語句の削除、変更、改訂、増補を中心に―
東北大学大学院専門研究員 菅原 尚樹
4、袁枚の学問観について
東北大学大学院 尾崎 順一郎
第二分科会【史学】
1、西周金文「執駒」新釈
岩手大学 劉 海宇
2、後漢桓・靈・獻帝期の政治問題
東北大学大学院 中本 圭亮
3、東晋中期の祭礼問題―鴻祀に関する議論をてがかりに―
東北大学大学院専門研究員 三田 辰彦
4、清初則例編纂考―会典前夜の清朝の例―
中京大学 高遠 拓児
5、清末鴉片事情考略―光緒年間におけるアヘン嗜好とその取り締りの実態をめぐって
東北大学 水盛 涼一
第六十三回東北中国学会大会
日時 平成26年(2014)5月24日・25日
第一日 於福島大学
◆研究発表
1、「聖主得賢臣頌」について
関西学院大学非常勤講師 上原 尉暢
2、宋代法令研究の可能性―「天聖令」研究の新展開―
京都大学 辻 正博
◆公開講演
(主催 漢字文化振興会・東北中国学会 共催 中国文史哲研究会)
明清小説と日用類書―金瓶梅詞話と三台万用正宗を例として―
東北大学名誉教授 小川 陽一
第二日 於吉川屋
◆研究発表
第一分科会【文学・哲学】
1、『唐玄宗御注道徳真経』と『唐玄宗御製道徳真経疏』の思想的異同について
東北大学 高橋 睦美
2、李商隠詩における「傷春」について―「曲江」詩ならびに下定雅弘氏の解釈の検討を中心に―
亜細亜大学 大山 岩根
3、『如意君伝』の成立とその特徴について―嘉靖期前後の艶情小説の確立の例として―
東北大学大学院 羅 莞翎
4、『律條公案』と訟師秘本との関連について
東北大学大学院 堀川 慎吾
5、伊藤貴麿の西遊記と日本における西遊記の受容
東北大学高度養成教育・学生支援機構非常勤講師 井上 浩一
6、『常言道』の小人国・大人国について―『鏡花縁』との類似を手がかりに―
東北大学大学院 大谷 亨
第二分科会【史学】
1、『英雄記』について
東北大学大学院 中本 圭亮
2、僑民の土着化と文化の変容―『世説新語』を手がかりとしてみた―
日本学術振興会特別研究員(東京大学) 戸川 貴行
3、明代早朝制度に関する考察
東北大学大学院専門研究員 高橋 亨
4、清朝末期における税務管理機構の形成と発展―寧波の釐金局打ち壊しへの対応を中心に―
東北大学 水盛 涼一
第六十四回東北中国学会大会
日時 平成27年(2015)5月30日(土)、31日(日)
第一日 5月30日(土) 於東北大学
◆研究発表
1、戦国秦の国境を越えた人びと―岳麓秦簡に見える「邦亡」「帰義」「降」を中心に―
愛知教育大学 渡邉 英幸
2、書簡は如何にして届けられたか―張潮と北京の文人との伝達を手がかりに―
大東文化大学 小塚 由博
◆公開講演
(主催 斯文会、東北中国学会、中国文史哲研究会)
琉球漢詩の世界―程順則を中心に―
琉球大学名誉教授 上里 賢一
第二日 5月31日(日) 於岩松旅館
第一分科会【哲学、文学】
1、『詩経』鄭風「子衿」篇の解釈をめぐって
東北大学大学院 高崎 駿士
2、『楚辞』「招魂」、「大招」に見える他篇との類似表現
東北大学 田島 花野
3、呉筠「玄綱論」上篇について
東北大学大学院 劉 暁春
4、『祖堂集』における「亭前栢樹子」問答について
東北大学大学院 祝 釗
5、黄州左遷期の蘇軾について
東北大学大学院 室 貴明
6、『詳刑公案』における訟師秘本からの影響について
東北大学大学院 堀川 慎吾
7、穆時英「斷了條胳膊的人」論―反復される切断の表象に着目して―
東北大学大学院 福長 悠
第二分科会【史学】
1、後漢の三公府と尚書臺について
東北大学大学院 中本 圭亮
2、前秦苻堅期初期政権論―四公の乱平定までの諸政策を中心に見た―
立命館大学大学院 小野 響
3、安史の乱前後の河北の蕃酋烏氏について
國學院大学 速水 大
4、南宋中期における史彌遠政権の変質過程
慶應義塾大学(非) 小林 晃
5、南宋理宗朝における執政の兼職とその序列―『武義南宋徐謂禮文書』をてがかりに―
東北生活文化大学(非) 清水 浩一郎
6、明末広東地方衙門における胥吏―「書辦」問題を中心に―
北海道大学大学院専門研究員 宮崎 聖明
第65回東北中国学会大会
日時 平成28年5月28日(土)、29日(日)
第一日目 5月28日午後1時
於山形大学小白川キャンパス 人文学部棟3階301教室
◆研究発表(発表時間各二十分、質疑応答各五分)
1、 「原左氏伝」と清華大学蔵戦国竹簡(貳)「繫年」における即世と即位
秋田大学名誉教授 吉永 慎二郎
2 、戦前日本における中国イスラーム研究成果と評価
日本学術振興会外国人特別研究員(東北大学) 阿里木 托和提
◆公開講演 午後2時半
主催:漢字文化振興協会、東北中国学会、中国文史哲研究会 後援:山形大学
父の罪悪・汚名を掩蓋(カバー)する―西晋の太常博士秦秀によせて―
東北大学名誉教授 安田 二郎
第二日 5月29日午前9時
於天童温泉 滝の湯(天童市鎌田本町1-1-30)
◆研究発表
第一分科会【哲学・文学】
1 、『詩経』鄭風「子衿」篇の解釈史
東北大学大学院 高崎 駿士
2 、『韻学楷梯』の反切法について
三重大学人文学部特任教員 曾 若涵
3 、殷王称号系統及び関連する甲骨資料の再検討
東京大学東洋文化研究所訪問研究員 陳 逸文
4 、江藩『国朝漢学師承記』巻五における「師承」の性格
東北大学大学院教育研究支援者 尾﨑 順一郎
5 、徐復観と殷海光における「文化観」の比較について
東北大学大学院 陳 熙
第二分科会【史学】
1、 後漢和熹鄧后「臨朝稱制」期について
東北大学大学院 中本 圭亮
2 、漢魏養子攷
京都大学非常勤講師 平松 明日香
3 、明代文官致仕制度について
東北大学大学院 陳 頴
4 、明末宮廷における牙行の商業活動
東北大学大学院 銭 晟
5 、清朝後期における行政機関管理体制の変容
―光緒年間の浙江省釐金局を中心に―
福島大学非常勤講師 水盛 涼一