楽器紹介

クラリネット・フィルハーモニー名古屋で使用している6種類のクラリネットを紹介します♪

B♭クラリネット・E♭クラリネット

左側がB♭クラリネット。最もポピュラーなクラリネットです。クワイアーでは最も人数の多い楽器で、1st~5thの5パートに分かれています。オーケストラの曲を演奏する場合、1st~3rdはヴァイオリン・ヴィオラ、4th・5thは管楽器の役割を受け持ちます。4th・5thはソロパートです。

右側はE♭クラリネット。B♭クラリネットより小さく、きらきら可愛い音がします(が、とんでもなく難しい!)。クワイアーの最高音域を担当しており、40~50人くらいのクワイアーでは、奏者はだいたい2人です。

アルトクラリネット

金属のネックとベルが付き、B♭クラリネットよりちょっぴり輝き度が増したアルトクラリネット。音域はE♭クラリネットの1オクターブ下で、ホルン、トロンボーン、ヴィオラあたりの役割を受け持つことが多いです。暖かく包みこむような優しい音色も出せますし(奏者によりますが)、B♭クラリネットの大合奏をかきわけてバキーンと鳴らすこともできます(奏者によりますが)。

ちなみに当楽団にはアルト吹きが3人いるのですが、全員同じメーカーの同じ楽器を使っています。音色が合わせやすいはず…なんですが…。

バスクラリネット

吹奏楽でもアンサンブルでもクワイアーでも大活躍のバスクラさんです。アルトクラリネットを大きくしたような形ですが、ネックがぐにゃりと曲がっているいるところが違います。音域はB♭クラリネットの1オクターブ下。シブいダークな音色に愛好者も多く、バスクラソロのCDも出ているほどです。

バスクラあたりから、練習時に専用の椅子が必要になってきます。ただでさえ楽器が重いのに、低音奏者の皆さんはマイチェアーまで持って練習にやって来ます。いつもお疲れさまです。

コントラアルトクラリネット

クワイアーでのバスクラは「やや低音域よりの中音域」といったところ。真の低音はここから始まります。まずはコントラアルトクラリネットです。アルトクラリネットの1オクターブ下で、クワイアーの低音域を支えています。バスクラまではグラナディラの真っ黒な楽器が多いのですが、コントラアルトはローズウッドがほとんどです。明るい茶色の外見はエレガントですが、出てくる音は重量級。奏者もかなりの体力を消費します。当楽団のコントラアルト奏者は、高地トレーニング(登山)により体力をつけて挑んでいます。(嘘です。登山はただの趣味)

コントラバスクラリネット

最後に、コントラバスクラリネットです。クワイアーの主役といっても過言ではない!と思っています。左側は金属製のコントラバスクラで、見た目はもうクラリネットらしさゼロです。「水道管」と呼ばれたりもします。右側は木製のコントラバスクラです。こちらはとにかくでかい!重い!です。楽器ケースには人が入れます。お値段も相当なものです。

コントラバスクラはクワイアーの最低音域をバリバリと鳴らします。コントラバスやチューバはもちろん、ティンパニの役割まで担当します。

ちなみに、ステージでは以下のような配置になっています。

ステージ配置図

以上、独断と偏見に満ちた楽器紹介でした。

この楽器が気になる!実際に見てみたい!私も吹いてみたい!という方は、ぜひ練習場に遊びに来てください。お待ちしています♪