大学院
前期課程:
日本語教育のための会話分析
本授業の主な狙いとは、会話分析の基礎知識を日本語教育(または第2言語習得の研究)へ応用する力を身につけることである。
まず、会話分析の基本的な概念とその応用を受講生による文献発表・ディスカッション等をとおして復習・確認する。そして次に、受講生がクラスで共有するデータ(録音・録画資料→ブッシュネルが提供)から文字化資料を用意し、データセッションと呼ばれる共同分析活動でディスカッションをリードする。期末に、受講生が自ら行ったオリジナルな研究をレポートにまとめて提出する。
日本語教師養成プログラム構成教員
後期課程:
ことばと行為のマイクロ分析1A(会話分析とエスノグラフィー)
会話分析の研究に対する批判の一つとして、順番取りや行為連鎖などとフォカスがあまりにもマイクロのせいで、その会話が置かれているいわゆる「コンテクスト」を見落とすがちだということである。会話分析では「コンテクスト」という概念がどのように捉えられるか、またコンテクストに関わる上場を記述しようとするエスノグラフィー的な研究手法とどのような関係を持つ可能性があるのかについて考えるために、会話分析とエスノグラフィーの相性について論じる研究や、会話分析とエスノグラフィーの手法を併用する「マイクロエスノグラフィー」の研究を取りあげる。授業生は関連文献(以下参照)を精読し、授業で発表する。また、各自でデータを集め、マイクロエスノグラフィー的な手法を用いて小規模な研究プロジェクトを遂行する。最後にその成果をレポートにまとめる。
ことばと行為のマイクロ分析1B(成員カテゴリー化分析)
エスノメソドロジー的な分析手法(会話分析・成員カテゴリー分析)を使って、受講生によって提供されるデータ(できれば、自分の研究で実際に使う予定のもの)を実際に共同分析することで、分析の技術・実力を高めて行く。
ことばと行為のマイクロ分析2A(論文作成・投稿に向けた演習1)
エスノメソドロジーに基づく会話分析・成員カテゴリー分析に関する知識を獲得し、様々資料を用いて分析の技法を身に付けていくと同時に、ジャーナルへ投稿する原稿を各自で執筆する。
ことばと行為のマイクロ分析2B(論文作成・投稿に向けた演習2)
ことばと行為のマイクロ分析2Aの続きとして、発表等を繰り返しながら執筆した原稿の推敲を行う。最終的に原稿を投稿することを目指す。
その他
グローバルコミュニケーション教育センター日本語教育部門:
留学生を対象とする各レベルと技能の日本語(年度によって変わります)