dataとcontextとopsについて

先に BlenderPythonAPIドキュメント(2.70)の、info_quickstart.html 読んでおいてください。

bpy.ops = 操作コマンド

まずは適当なところに Monkey を追加してみましょう。

そしておもむろに Info と3DViewの境界にマウスカーソルを合わせ(カーソルが上下矢印になる)、左ドラッグで下に広げます。すると、何か記録されているはず。

"bpy.ops.mesh.primitive_monkey_add"は「Add Monkey」を行っているのと同じことなんですね。

bpy.data = blenderデータへのアクセス

まずはBlender上で登録されているオブジェクトにどんなものがあるか見てみましょう。インタラクティブコンソールでは D=bpy.data と定義されているので D.objects.keys() とも書けます。 .keys() は登録されたキー(この場合オブジェクト名)を返します。

bpy.data.objects はオブジェクト名をキーにして、オブジェクトにアクセス出来ます。

monkeyのサイズを2倍にしてみましょう。

では、オブジェクトが持っているメッシュデータを入れ替えてみましょう。

この辺で大体お気づきになると思いますが、 Outliner を見るとそれっぽくなっているということ。

と、とりあえず戻しときましょうかｗ

bpy.context = 現在の状況をもとに

現在の画面の状況をもとにしたアクセス方法です。「アクティブなもの」とか「選択されたもの」などはよく使います。

では、画面からCube のみ選択した状態にします。

その状態で、インタラクティブコンソールから、アクティブオブジェクトおよび選択されたオブジェクトを得ることにしましょう。

インタラクティブコンソールでは C=bpy.context と定義されています。

さらに、3Dビュー上でSuzanneを[Shift]+[右クリック]で追加選択し、同じようにすると…

応用編

では、選択されたオブジェクトのサイズを 1/2 にしてみましょう。