テキストエディタからHelloWorld
テキストエディタから"Hello World"やってみましょうか。
コマンドラインから起動(下準備)
BlenderPython を使う場合に、 デバッグプリント、print("Debug Print") としたい場合があります。ただ、このprint文の出力は「標準出力」であり、Blender画面には表示されません。そのため、いつもの「アイコンをダブルクリック」ではなく、コンソール画面上のコマンドラインから起動して標準出力を確認出来るようにする必要があります。ちょっとした下準備ですね。
(以下Windows、Mac OS Xについてのみコンソール画面の開き方を。Linuxの方は自力でどうぞ)
Windoows
Windowsでは「cmd.exe」を使います。スタートボタンから、「ファイル名を指定して実行」から、"cmd"または"cmd.exe"と入力し、コンソール画面を表示させます。
Blenderのインストールされたフォルダに移動し、"blender" または "blender.exe"と入力します。(C:\blender にBlenderが展開されている場合)
Mac OS X
Macでは「ターミナル」を使います。
(Marvericks)アプリケーション >ユーティリティ>ターミナル と選んでください。
(Yosemite)Launchpadから”term"で検索して出てきたアイコンをクリックします。
ターミナル画面から、"cd /Applications/<展開フォルダ名>/blender.app/Contents/MacOS/blender"と入力、実行します。<展開フォルダ名>はBlenderを展開したフォルダの名前にしてください。(またはFinderからターミナルにBlenderをドラッグアンドドロップ)
テキストエディタを操作する
テキストエディタから新規ドキュメントを開き、Pythonスクリプト実行、テキストの保存を行います。
テキストエディタは、各エディタのメニュー左端のEditorTypeボタンをクリックして表示されるリストから Text Editor を選ぶか、テキストエディタが用意されているScreenに移動します。
テキストの新規作成
テキストエディタを表示させると、ヘッダに"New"と書かれたボタンが表示されていると思うので、これをクリックします。"Text"という名前のテキストが開きます。ただし、この時点ではこのテキストはどこにも保存されていないことに注意してください。
テキストエディタが編集可能になった状態は、赤いキャレットがあることで確認出来ます。
Pythonスクリプトの実行
"Hello World!!"を「標準出力」に表示させたいので、テキストエディタ上でその文をまずは書きます。
print("Hello World!!")
テキストエディタ上でテキストエディタのメニュー、Text > Run Script を選択するか、 [Alt]+[P]を押します。
結果の確認のため、[Ctrl]+[TAB]などでコンソールウィンドウを表示させます。
"Hello World!!" が表示されていればOK。
テキストの保存
作成したテキストを保存します。テキストエディタのメニュー、Text > Save as を選ぶとファイル保存画面になるのでパスおよびファイル名を指定して保存します。"bpy_helloworld.py"など。
参考:
Text Editor(Blender Wiki 2.6)
他
日本語はテキストエディタ上で直接入力できません(OS Xリリース版,Windows リリース版)
日本語等非ASCII文字を扱いたい場合、次の点に気を付けてください。
文字コードはUTF-8(BOMなし)
漢字等の文字を扱う場合にはUser Preferencesの"International Fonts"にチェックを入れ、日本語の表示出来る準備をすること。
ファイルの使用キャラクタセットがUTF-8であることを示すために以下の行を先頭に記述しましょう。
#!BPY
# -*- coding: UTF-8 -*-