◇ 今月の清海
清掃船「清海」の運航計画をお知らせします。天候や業務の都合により変更されることがあります。
◇ ゴミ収集量の変化
● 年度別に見た、過去5年間のゴミの収集量は表のとおりです。清掃船「清海」は毎日パトロールを行う中で、海上に浮遊している ゴミを中心に収集しています。6月から9月ごろまでの梅雨や台風の時期にゴミの収集量が多くなっています。冬期にはグンと 減少していることがわかります。冬期は雨が少ないため、河川から 別府湾に 流れ込むゴミの量が少ないことも理由の一つです。令和2年度は7月豪雨の影響により特に7月の収集量が多くなっています。
● 海には、沿岸地域のごみだけでなく、山間地域からも河川を通して流木等が流れてきます。ゴミ同様に、6月から9月ごろまでの梅雨や台風の時期に収集量が多くなっています。令和2年度の回収量が特に多くなっていますが、令和2年7月豪雨などの影響などによるものと考えられます。令和2年7月豪雨では別府港から大分港にかけて、大量の流木が発生し、年間の回収量の3分の2を7月に回収しています。
◇ DIARY
● 平成30年7月の西日本豪雨の際の別府港の様子です。海面が見えなくなるほど漂流ゴミ が一面を覆っています。船舶の航行にも影響が心配されます。
● 台風や大雨の後は、大きな流木などが山間地から河川を伝って別府湾に流れ出しています。これらの流木は、別府湾を航海する船舶と衝突するおそれがあるため大変危険です。 別府湾の安全や環境は別府湾沿岸の地域だけで保たれているのではありません。
西大分港のプラスチックごみ
● 令和元年5月14日の西大分港を漂流する ごみの様子です。ペットボトルや容器などの プラスチックごみが浮いていす。回収したごみを陸揚げしてみると、自然ご みといっしょに多くのプラスチックごみが混じっていることがわかります。
別府湾にもイルカがいたよ
● この映像は令和元年12月4日の別府湾の様子です。 別府と大分の間の海で、たくさんのイルカが清海の周りを 取り囲んで、競争をしました。途中に見える景色は大分市で す。いつまでもイルカが住める別府湾にしたいですね。
令和2年7月豪雨
● 7月8日の西大分港の様子です。豪雨により川から海に流れ、港内に入ってきた漂流ごみが海面を覆っています。
●7月14日、集中豪雨後の清海の活動の様子です。
この集中豪雨では、大分港、別府港を中心 に大量の漂流ごみや漂流木が発生しまた。
(写真は海上保安庁提供)
出 前 授 業