幼稚園の途中で関東から関西へ引っ越すことになり、関西弁が話せない私は中々みんなと馴染めなくて、やっとできた友達は小屋にいる鳥と動物、そして他の人には見えない女の子だった。
それからは楽しい日々が続いていたのだけど、ある雨の日大きなカミナリが鳴って、その子は怖がって水たまりの中に逃げてしまって、それを最後に会えなくなってしまった。
(ずっと気がかりで大人になってから調べてみるとどうやらそれは私が作り出した架空の友達だった。)