*猫耳ヘッドホン
<まだ構造がぐちゃぐちゃです>
皆さんも、猫耳、狐耳のキャラクタがヘッドホンをしている際に、「そこはお前の耳なのか?」という疑問を抱いたことがあるのではないだろうか。
本稿では「そこが耳じゃなかった」場合にどのようなヘッドホンならば適切に利用できるのかを検討するものである。
なお、本稿では実際の猫ではなく、あくまでも、人型をしている動物がネコ様の耳、すなわち猫耳、を保持している場合を検討する。
また、筆者の趣味によって、本稿で考える猫耳の形状はプリックと呼称される形状とする。また、猫耳の根元の位置としては、前後の位置として、冠状縫合付近を想定し、左右の位置あるいは向きとして、ノーマルと呼称される位置・向きを想定する。
また、実際の猫における音がすることそのものによるストレスなどは無視する。
猫耳、あるいは、ネコミミは完全ではないメタモルフォーゼやファンタジーでの一種族(ケット・シーとか)として存在し、
概ね2種のパターンが見受けられる、と考える。
1. 猫耳が実際の耳
2. 猫耳以外に人間同様の耳を持つ。猫耳は形状のみ
本稿では、その性質上1についてのみ、検討を加える。
また、本稿でヘッドホンというのは「電気信号を対象者の身体に付属させることが可能な器具によって、対象者の聴覚で音として捉えられる状態にする装置」と解する。
では、どのようにすれば、上記定義を満たすような装置を構成できるだろうか。人間との比較において、まず注目したいのは耳の位置であろう。
描かれ方にも依存するが共通すると考えられるのは、耳介の開いている向きに頭が存在しないことであろう。
<図、解説、ここまでで可能性のある形状>
次に注目すべきなのは、耳介の可動範囲の広さである。
猫に耳介は実際の猫の場合大きな可動域を持つ。この可動域は人型をしている本稿の猫耳の場合でもある程度維持されると考える。具体的な可動域は下図に示す。すると、
<工事中>
のような形状が提案可能と考えられる。
さて、ここまでは形状を中心に考えてきたが、より具体的な構成を考えるため、そもそも猫耳が要求する、あるいは、ヘッドホンという存在が要求するヘッドホンの機能を整理したいと思う。
・音位固定性
・人耳に比してより高音域まで管理されていること
次に、音位固定性。適当な造語である。猫耳は、感情の変化によって、また、音のした方向に感度を高めるため、耳介の向きが変化する。
ヘッドホン装着時に、違和感のない音を提供するためには、音の方向が、耳介の向きによって変動しないことが必要であると考えられる。
作図や、数値などは概ね「猫の耳・聴覚〜解剖学から聴力・音源定位能力まで」を参照した。
猫耳少女という適用対象に現状遭遇したことがないため、大雑把な理解で構わないと考えた。そのため、他の文献としては、以下の程度である。
John W. S. Bradshaw, The Behaviour of the Domestic Cat, p. 25