稽古内容
荒木流拳法の稽古内容
荒木流拳法の稽古内容
荒木流拳法は捕手・小具足を本体とする総合武術であり、様々な武器や場面を想定した技が未分化のまま伝承されています。
このため、日常の稽古においても捕手や小具足の技の他、様々な武器術を基本として習得します。
なお、本会においては段位制は設けておりません。
◆ 捕手・小具足
◆ 捕手・小具足
捕手は荒木流拳法の本体をなすものであり、とくに『三曲之段』と呼ばれる型は、盃を載せた三方を捧げ持って受方に歩み寄り、受方がこれを取ろうとしたところを虚を衝いて制するという独特の形式を持つことで広く知られています。
入門者はまずこの三曲之段を徹底して反復することで捕手術の基礎を学ぶこととされており、俗に「三曲三年」とも言われています。
その他にも、捕縄など様々な捕手の技のほか、短刀などを用いた小具足の型も伝承されています。
◆ 武器術
荒木流拳法は捕手・小具足を本体としながらも、様々な武器術を伝承する総合武術です。
とくにその基本となるのが棒術であり、入門者は三曲の段で捕手の基礎を学ぶとともに、棒術で武器術の基礎を学び、同時に身体を練ることとされています。
また、剣術・長巻術のほか、鎖鎌や乳切木、両分銅などの鎖を使用した武器術が伝承されているのも特徴的な点です。