研究室紹介

西洋哲学史専修(古代)

本研究室が目指すのは、哲学という営みが形成・確立された現場から、古代哲学の特質を理解すると同時に、哲学の基礎的な問題をその根元にまで遡って考察することである。そのためにはテキストの厳密な読解が前提となるので、古代ギリシア語に精通することが必須であり、またラテン語や近代西欧諸語も習得することが望ましい。初期ギリシアから後期ローマおよびその周辺までわたる広範な研究領域のなかで、研究対象と方法の選択は各自の自由にゆだねられており、最近では研究テーマは多様化している。ただしプラトンとアリストテレスの哲学を基本とした思考と文献学の訓練は重要であり、他分野の研究にとっても基礎となるだろう。本研究室では、院生を中心として意欲的な研究の交流がおこなわれており、発表の場として研究室紀要『ヒュポテシス』を年一回発行している。また研究室が運営の中心となっている「古代哲学会」が組織され、機関誌『古代哲学研究』が年一回発行されている。

(『学部専修案内』より)

名誉教授

        内山勝利

教授

        中畑正志

准教授

        早瀬篤

非常勤講師(2023年度)

        西村洋平(兵庫県立大学准教授)