【秋田市】平川南氏 講演「古代秋田における地域間交流」

投稿日: Dec 10, 2012 8:25:45 AM

第34回市民文化のつどい・第10回郷土秋田を考える文化講演会を開催します

講師:平川 南(ひらかわ みなみ) 氏 (国立歴史民俗博物館長)

演題:古代秋田における地域間交流―出土文字資料から見た秋田の躍動―

場所:秋田市文化会館小ホール

日時:平成24年12月22日(土)午後2時~3時30分(開場は1時30分)

申込み:12月10日(月)午前8時30分から秋田市教育委員会文化振興室TEL018-866-2246(先着順・380人)

入場料:無料

主催:秋田市教育委員会/社団法人秋田市文化団体連盟/秋田市の文化を育てる市民の会

問い合わせ:秋田市教育委員会文化振興室 TEl:018-866-2246

【内 容】

最北の古代城柵である秋田城が設置された奈良・平安時代の秋田地域は、都を中心とする律令国家と蝦夷社会をはじめとする北方世界との境界でした。秋田の地には、南と北から様々な文物と文化がもたらされ、人々の交流が盛んに繰り広げられていました。

実際に、秋田城跡をはじめとする古代遺跡の発掘調査により、都はもとより関東地方や北陸地方などの遠隔地と秋田との交流を裏付ける証拠が数多く見つかっています。それらを代表するのが、地中から掘り出された木簡や漆紙文書といった出土文字資料です。秋田出土の文字資料のなかには、地域間交流のみならず、律令国家と蝦夷社会の関係に迫る貴重な資料も含まれています。

今回は、日本古代史、そして出土文字資料研究の第一人者である平川南氏が、考古学および歴史学研究の見地から、古代の秋田、そして秋田と他地域との知られざる交流をテーマとした講演を行います。

平川氏が秋田で実際に解読に係わった重要資料なども交えた講演を通じ、古代における交流の結節点であった郷土秋田の歴史について考えます。

【参考URL】 http://www.city.akita.akita.jp/city/ed/cl/sinnkou/tudoi/H24/default.htm