みなさんこんにちは。ahakuokuです。
今回は、タイトルの通り「Simutrans OTRPの1スケジュールあたりの停車駅数制限が実質なくなる」という話をしていきます。
従来、Simutrans(StandardやExtendedでも同様)では、「中継点を含め1スケジュールあたり254」という近年の実態を踏まえると比較的厳しめの制限が課されていました。
通常のプレイではそこまで引っ掛かるようなものではありませんが、長距離普通列車など少しでも変なことをしようとするとすぐに引っ掛かる程度のものではありました。
しかし、その制限も実質撤廃される時が少しずつ近づいています。
※GitHubをはじめとしたGitと呼ばれるシステムにおいて、開発者にソースコードの統合を依頼するものという言い方も若干語弊がありますが…
なんと、スケジュールの最後に到達するとスケジュールの変更を自動で行うコードが出来上がっているではないでしょうか!
あくまで「実質的な」制限の撤廃ですので、制限数自体が引き上がっているわけではありませんし、いくつか注意事項もあります。
とはいえ、1週間足らずでここまで実装していただいたsimu_poppoさんには頭が上がりません。本当にありがとうございました。
メインは制限の事実上の撤廃ですが、他に考えられる限りでは「出庫専用スケジュール」という使い方ができるようになります。
従来出庫の際には、スケジュールの時刻指定がしてある駅の近くで出庫させる必要がありました。
この機能が実装されることにより、途中の駅からの出庫が比較的やりやすくなるのではないかという期待があります。
ただし、詳しくは後述しますが変更元のスケジュールの最後の駅と変更先のスケジュールの最初の駅が一致する必要があるためそこは工夫が必要です。
便利なこの機能ですが、注意事項もあります。下記に箇条書きします。
・スケジュールを跨いだ流動はできない、スケジュールを跨いで乗客なども乗らない(全員降車と同じ扱いになる)
→特にRC法の場合は注意してください。スケジュールの境界は折り返しのタイミングなどをおすすめします。
・変更先スケジュールを設定すると、変更先スケジュールの最初の駅が自動で変更元スケジュールの最後の駅に追加される
→自動追加された駅は手動で編集することはできません。
この機能を使うことで、長距離普通列車や大規模な1か月1日ダイヤなど、従来はできなかったまたはやりにくかった様々なことがやりやすくなると思います。
普段気にすることはないであろうSimutransの各種制限の中でも、近年の実態を鑑みると比較的厳しい制限でしたので、実質なくなるということはやはりうれしい変更になると思います。
一方で、大抵の場合この手の新機能にはバグがつきものですので、OTRPにベータとして統合され次第「1か月1日ダイヤを組む」というテーマでテストを兼ねてNetSimutransサーバーを開きたいかと思います。
参加を希望される方はTwitterまでリプをください。皆様のご参加をお待ちしております。
※過去に開催していた「AHNS」とは一切関係ありません。運営体制も異なります。
それでは、このあたりで筆を置かせていただきます。ここまで閲覧いただきありがとうございました。