癌治療についての取り組み

癌治療は外科的切除と抗癌剤による治療が一般的に広く認識されていますが、発生場所・癌の種類・ステージなどにより病状とそれに対する治療はさまざまです。

近年では新しい治療法に加え新薬の開発も次々と行われたことで治療の選択肢も増えましたが、新治療や新薬が必ずしも従来の方法より優れているとは限らず、引き続き従来法を使用するケースも見られます。

治療の際は病気そのものの要因(発生部位・癌の種類・タイプ・ステージ)の他に年齢・合併症の有無・通院や入院の可不可など治療に関わるさまざまな要因についてよく話し合いもっとも良いと思われる治療を検討することが大切です。

抗癌剤治療については大多数の方が強い副作用への懸念から癌治療に対してネガティブなイメージを持たれ治療を躊躇するケースも見られます。当院では既存の抗癌剤治療の副作用を大幅に軽減する高濃度ビタミンC療法やメトロノミック療法を積極的に導入し治療期間中のQOL(生活の質)の向上を目ざしており、これまで治療を行なった症例でも治療中の大半を大きな副作用もなく過ごすなどの成功例も見られています。